倭姫命(やまとひめのみこと)は天照大神の命を受けて、彼女の永遠に
鎮座する場所を求めて、御杖代として大和から西へ旅立ったのだそうです。
この御杖村のあたりも候補地の一つとして杖を置いたとか、それが村の
名前の由来です。この御杖村、曽爾高原のあたりは、日本で一番美しい
村に数えられる風光明美なところ、でもめちゃくちゃ田舎です。私の故郷
奈良吉野周辺は古代の歴史のエピソードに事欠かない場所ですが、ほ
んの少し前まで、あまり興味がなかったんです。でも今はなんだかとても
あの場所この場所が愛おしく思えます。結局倭姫命は伊勢に斎の宮を定
め、初代斎宮となって、日本武尊に草薙の剣を渡したり大活躍します。
御杖村はその途中の街道の宿になりました。静かな美しいところです。
なでしこや
黄色いコスモスや、
ピンクのバラが咲いていました。