なっちゃんと散歩の途中、大輪のピンクの花がたくさん庭のフェンスに
からまって咲いているお家がありました。鉄線の仲間でしょうか。鮮や
かなピンクの見事な花です。
3年前の10月に行った飛騨古川の町並みを思い出しました。飛騨高
山のすぐ近くの昔の面影をそのまま残す落ち着いた町でした。高山
より風情があるかもしれません。だいぶまえですが、NHKの朝のテレ
ビ小説の舞台になっていたところです。和蝋燭屋さんなんかが出て
きて。指揮者の小沢征爾さんの息子さんが主役の一人だったような。
そんな民家の格子にからまっていたピンクの花の美しかった
ことを、散歩中に同じようなかわいい花を見て思い出しました。
クレマチスや鉄線の仲間で「カザグルマ」という花のようです。
旅の記憶をふと思い出した、懐かしくもあり、もの悲しくもある
秋の夕暮れでした。