The Way We Were | |
Marvin Hamlisch | |
Sony Special Makets |
Memories may be beautiful and yet
What's too painful to remember
We simply choose to forget
思い出は美しい、でも
思い出すのはとても辛いこと
だからだれもが、ただ忘れようとする
追憶"The Way We Were"より
「追憶」はバーブラ・ストレイザンドのこのしみじみとした曲が印象的な
胸にしみる映画でした。考え方も生き方も違う男女が、それでも惹かれ
あって、結局それぞれの道へと別れていく切ないお話でした。バーブラ
扮するケイティーとロバート・レッドフォード扮するハベルが朝の海岸を
散歩する場面、一時の幸福の向こうに未来の悲しみが予感される美し
いシーンでした。まだ20代のころ、今は亡き友と見に行った映画です。
彼女はその数年後、まだ30歳にもならないうちに、子宮外妊娠で亡く
なりました。将来を嘱望された優秀な独文学者だったのに。だからこの
The Way We wereという曲は大好きすが、上の歌詞にあるように、聴く
度に辛い悲しい思い出が蘇ってくる歌です。でも、なぜかこの季節に
なるとたまらなく聴きたくなります。秋の物悲しさが、過去の悲しい思
い出に浸らせるのでしょうか。