落葉松の秋の雨に わたしの手が濡れる
落葉松の夜の雨に わたしの心が濡れる
落葉松の陽のある雨に わたしの思い出が濡れる
落葉松の小鳥の雨に 乾いた眼が濡れる
野上彰作詩 小林秀雄作曲
切ない詩にしみじみとしたメロディーの名曲です。初めて聴いたとき
なんてすてきな歌なんだろうと思いました。独唱でも歌われますが、
女声合唱も味わいがあります。歌っていると、なぜともなく胸が一杯
になってくる気がします。針葉落葉樹の落葉松林は、赤や黄色の広
葉落葉樹とは一味違う美しさです。一昨年の秋、奥飛騨で峠を車で
超えたときに、突如広がった一面黄色の落葉松林に息を呑みました。
その奥飛騨は今年の秋もこんな風に静かでしょうね。
もう一度訪れてみたいところです。