いよいよ11月、もう今年もあと2ヶ月。どんどん時が進んで行く
ので、ついて行けなくて、引きずられているような気がするほど。
シンシア・ライラントの秋色の絵本In Novemnberを久しぶりに
眺めています。11月になると読みたくなる絵本です。
In November, the earth is growing quiet. It is making
its bed,a winter bed for flowers and small creatures.
The bed is white and silent, and much life can hide
beneath its blankets.
11月になると、大地は静かになる。
大地はベッドを作り始める、
花たちと小さな動物たちのための白いベッドを。
白くて静かなベッド、
たくさんの命がその毛布の下に隠れることができるような。
"In Novemnber"より拙訳
もうすぐやって来る冬に備える植物や動物や人々の営みが、静か
な美しい言葉で語られている絵本です。シンシア・ライラントは豚
のポップルトンさんのお話やステキなファンタジー”ヴァン・ゴッホ・
カフェ”まで色々な本を出していますが、どれも静かな柔らかい語
り口で、読むと温かい気持ちになれます。このIn Novemberも、ジル・
カストナーのかなり大胆な秋色の絵と相まって、印象深い読み物に
なっています。
'Cause nothin' lasts forever
And we both know hearts can change
And it's hard to hold a candle
In the cold November rain
永遠に続くものなんて何もないから、
君もぼくも知ってる、愛は移り変わるものだと
11月の冷たい雨の中でロウソクをかかげるのは
とてもつらいことだと
Guns N' Roses "November Rain"より拙訳
暴れん坊のロックンローラー、ガンズ・アンド・ローゼスのアクセル・
ローズが作ったとはとても思えない美しい、ちょっとセンチメンタル
なほどの歌詞とメロディーのバラードNovember Rain。"hold a candle
in the cold November rain" 意味不明だけど、とても切ないイメージ
のフレーズ。これも11月になると聴きたくなる曲です。