冬晴れの渋谷：宇田川町周辺の散策(渋谷センター街からスペイン坂へ)

ＪＲ渋谷駅前のスクランブル交差点に再び戻ってきました。これから渋谷センター街の中を歩いて「宇田川町」周辺を散策してみたいと思います。初台・代々木上原周辺から流れてきた「宇田川」は現在の渋谷センター街のルートに沿って流れていき、ＪＲ渋谷駅周辺で渋谷川に合流していました。高度成長期に宇田川は埋め立てられ、宇田川有楽街という名前の繁華街が成立しました。現在は若者向けのお店が並ぶ街並みが続いています。




スクランブル交差点に面しているＱＦＲＯＮＴの脇から渋谷センター街が伸びています。通りの入口から急カーブになっているので通りの奥側を見通すことはできません。




通りに入って振り返ってみるとスクランブル交差点と東急百貨店東横店が見えます。




宇田川の河道に沿って整備されている渋谷センター街。いたるところでカーブが続いていて、江戸時代の街道の枡形を想像させます。




道の両側には若者向けの専門店が多く並んでいます。




しばらく歩き・・・。




井の頭通りへ移って、東急ハンズ方面へ向かいます。




宇田川町一体は戦後すぐは住宅街だったそうですが、徐々に繁華街へと移り変わっていったそうです。東急百貨店本店はもともとは小学校が建っていたそうであり、宇田川町もお隣の松濤地区と同じ閑静な住宅街であった時代があったそうです。ＮＨＫ放送センターや隣接している代々木公園は１９６４年まで在日米軍の将校の住宅「ワシントンハイツ」として使われていた時代があり、往年の渋谷の街も一度歩いてみたかったです。




東急ハンズ脇で道路を右に曲がってスペイン坂へ向かいます。




スペイン坂の坂上に立って周囲を見渡してみると、宇田川が削った大地の斜面に沿ってファッションビルや専門店の建物が密集して建っています。




坂上の直下似合った階段を下りると緩やかな下り坂の通りが奥まで続いています。




スペイン坂を下りきると井の頭通りに戻ってきました。




井の頭通りの両側もファッションビル等が建っていました。




西武百貨店渋谷店の脇を通ってスクランブル交差点まで戻ってきました。