（仮称）虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 ２０１５年９月１２日
２０１４年３月に開通した環状第２号線に面した虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館を含む再開発計画です。いずれの建物も１９６０年台前後の高度経済成長期に建設されたビルであり、近年になって一斉に寿命を迎えていたので、建て替えられることになりました。ＵＲ都市機構及び国家公務員共済組合連合会が事業主体となります。
再開発事業の概要
国立印刷局・虎ノ門工場の機能を他所へ移転、本局の共同通信会館への仮移転ののち、跡地に地上１９階、高さ約９９メートルの病院棟を建設します。現在の虎の門病院の跡地には地上３６階、高さ約１７９メートルの業務棟の高層ビルを建設し、国立印刷局の本局や共同通信会館の機能を移転します。
さらに現在の共同通信会館敷地の一部を活用したアメリカ大使館前交差点の改良、広場・歩行者デッキの整備、周辺道路の拡幅整備なども同時に実施される予定です。
２００９年度 地権者により再開発協議会設置
機構に対し再開発協議会から事業への参画要請
２０１３年度 地権者による地区計画の提案
機構による都市再生特別地区の提案
再開発事業の施行認可申請
２０１４年度 特区及び地区計画に係る都市計画決定（予定）
施行認可（予定）
２０１５年度 病院棟着工
２０１９年度 業務棟着工
２０２４年度 竣工
「（仮称）虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」
所在地 東京都港区虎ノ門二丁目及び赤坂一丁目各地内
用途地域 商業地域、防火地域
事業手法 第一種市街地再開発事業（予定）
施行予定者 独立行政法人都市再生機構（予定）
国家公務員共済組合連合会（予定）
敷地面積 約２２５００㎡
延床面積 約２５５２００㎡
計画容積率 １０００％
工事期間 平成２７年度着工～平成３６年度竣工
建築物の階数・高さ
・業務棟／約１７９ｍ 地上３６階地下３階
・アネックス棟／約２０ｍ 地上２階
・病院棟／約９９ｍ 地上１９階地下４階
プレスリリース：ＵＲ発表の報道資料 ２０１４年１月２０日
「虎ノ門二丁目地区」都市計画提案の提出について
プレスリリース：同じく、ＵＲ発表の別の資料 ２０１４年４月
虎ノ門二丁目地区 都心の大規模病院の周辺街区との一体的な建替えによる機能更新（環状２号線〔新橋～虎ノ門〕周辺地区）
虎の門病院の建物群の敷地北側を通っている「環状第２号線」です。「虎ノ門二丁目西交差点」前から西方向（溜池方向）を向いて撮影しました。
同じ場所から振り返って東方向（新橋方向）を撮影しました。はるか奥には、環状第２号線の「築地虎ノ門トンネル」の坑口が小さく見えています。
虎の門病院の敷地西側を通っている道路を散策していきます。周辺は、虎ノ門二丁目地区のオフィスビル街が広がっています。
しばらく歩くと、前方に解体工事中の「国立印刷局 虎ノ門工場」の建物群が見えてきました。解体工事は順調に進められていて、工事開始前の半分以下の高さまで下がっていました。
この日は土曜日だったのですが、解体工事が行われていました。
同じ場所から振り返って、国立印刷局の工場の解体工事現場を見上げて撮影しました。背後に写っている建物群は虎の門病院です。
解体工事現場内をズームで撮影しました。
国立印刷局虎ノ門工場の解体工事現場の南東角の交差点前にやってきました。ここから解体工事現場周辺を見渡すことが出来ます。
南東角である「潮見坂下」から虎の門病院の建物群を撮影しました。
再開発区画の敷地西側を通っている道路の全景を撮影しました。
潮見坂を歩いてアメリカ大使館方向へ向かいます。国立印刷局の建物群は、緩やかな傾斜の上に建っていたのですね。
国立印刷局の虎ノ門工場は３棟前後の建物群で構成されていますが、一部の建物の取り壊しは行われていない状況です。
この建物の裏側に、同じ「（仮称）虎ノ門二丁目地区」の再開発区画内の「共同通信会館」の建物が建っています。
国立印刷局の虎ノ門工場の正門玄関だった場所は、現在は工事用の資材搬入口となっています。
潮見坂上から振り返ると、虎ノ門二丁目地区のオフィスビル街を見渡すことが出来ます。中央には虎ノ門ヒルズ森タワーの高層オフィスビルがそびえ立っていました。
潮見坂上に建っているのが共同通信会館です。そばにはアメリカ大使館の敷地が広がっています。
虎の門病院、共同通信会館、国立印刷局を含む一つの区画全域（ＪＴビルは除く）が再開発区画です。
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