渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業:取壊し率70% 2019年12月12日
JR渋谷駅西口前、国道246号線(玉川通り)の南側一帯の約2.6ヘクタールの敷地を一体的に整備する「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」です。再開発工事は東急不動産株式会社が主体となって進められています。渋谷駅中心地区の都市基盤整備を完成させる重要なプロジェクトであり、先行して再開発が進む周辺地区と連携し、縦動線アーバン・コアや歩行者デッキの整備を行うほか、都市計画道路および地下車路ネットワークを整備することで、街の利便性・快適性・安全性の向上を図ります。2023年に完成予定となっています。
本事業の特徴
(1)駅・周辺市街地をつなぐ歩行者ネットワークの整備
歩行者デッキをはじめとする立体的な歩行者ネットワークの整備により、地形の高低差や鉄道、幹線道路による地域の分断を解消し、駅・周辺市街地との回遊動線を構築するとともに、歩行者の利便性・快適性・安全性の向上を図ります。
(2)駅周辺の道路ネットワーク、及び地下車路ネットワークの整備
都市計画道路補助第18号線、都市計画駐車場及び駅周辺の開発地区と接続する地下車路ネットワークを整備し、駅周辺の自動車交通の円滑化を図ります。
(3)国際競争力の強化に資する都市機能の導入
商業・業務・居住機能に加え、外国企業・外国ビジネスマン等に対応した国際医療施設、サービスアパートメント、子育て支援施設を導入するとともに、産学連携による渋谷発のベンチャーを育成する起業支援施設を整備します。
(4)防災機能の強化
帰宅困難者の一時滞在施設、一時滞留スペース、防災備蓄倉庫を整備するとともに、自立性の高い電源として、コージェネレーションシステム及び非常用発電機を導入します。
渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業のイメージパースです。
アーバン・コアイメージです。
補助線街路第18号線上空横断橋イメージです。
計画概要
事業名称 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業
施行者 渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
施行地区 渋谷区桜丘町、道玄坂一丁目、各地内
施行面積 約2.6ha
敷地面積 約16,970㎡
延床面積 約254,830㎡
【A街区概要】
用 途 事務所、店舗、起業支援施設、駐車場等
敷地面積 約8,073㎡
延床面積 約184,800㎡
階数 地上39階、地下4階
高さ 約179m
【B街区概要】
用 途 住宅、事務所、店舗、サービスアパートメント、駐車場等
敷地面積 約8,479㎡
延床面積 約69,200㎡
階数 地上29階、地下2階
高さ 約133m
【C街区概要】
用 途 教会等
敷地面積 約418㎡
延床面積 約830㎡
階数 地上4階
高さ 約17m
事業の経緯及び今後のスケジュール
2008年8月 市街地再開発準備組合設立
2014年6月 都市計画決定告示
2015年9月 市街地再開発組合設立
2018年10月 権利変換認可
2019年1月 解体工事着手(予定)
2023年度 竣工(予定)
ニュースリリース:渋谷文化プロジェクトのホームページ内
渋谷駅桜丘口地区 2022年ごろ完成
プレスリリース:東急不動産株式会社発表の報道資料 2018年10月31日
渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 権利変換計画認可を受け2019年1月より解体工事着工
国道246号線(玉川通り)の「渋谷駅西口交差点」上に架橋されているペデストリアンデッキにやってきました。西側から「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の工事区画を撮影しました。
再開発工事区画内に建っていたオフィスビルや雑居ビルは全て取り壊されていて、現在は地下部分の解体工事が行われていました。
ペデストリアンデッキ上から、JR在来線の線路群脇に建ち並んでいる建物群を撮影しました。再開発工事区画の敷地東側の建物群となっています。
南西側から「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の工事区画を撮影しました。
再開発工事区画内に建っていた建物群が無くなったことによって、JR渋谷駅の在来線ホーム群や「渋谷ストリーム」の高層オフィスビルを見渡すことが出来るようになりました。
南西側から、開業したばかりの「渋谷フクラス」の建物内から「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の工事区画を撮影しました。
南西側から、「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の工事区画越しに「渋谷ストリーム」の高層オフィスビルの全景を撮影しました。
東側から、国道246号線(玉川通り)の「渋谷駅西口交差点」の全景を撮影しました。
場所を少し移動して、「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の工事区画の敷地の南東角の坂上にやってきました。南東側から「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の工事区画を撮影しました。
「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の工事区画の敷地西側を通っている道路を、北側へ向かって歩いていきます。周辺は渋谷区の桜丘地区の住宅密集地帯が広がっています。
再開発工事区画自体が、桜丘地区の丘陵地帯の中に広がっています。
再開発工事区画の敷地東側では、このような急傾斜の地形も広がっています。
南東側から、「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の工事区画越しに「渋谷スクランブルスクエア第一期棟(東棟)」の高層オフィスビルの全景を撮影しました。
渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の工事区画の地図です。