ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

景山公園 ここが宇宙のど真ん中だったかもね

2010年09月06日 | 北京旅行
お久しぶりの北京探訪ひとり歩記。中山公園のあとは,故宮の真北,景山公園です。


風水によって,宮城の北の守りとして作られた、人工の(!!!)山です。いわば、北京の起点。故宮の周りを巡るお堀の土が使われたそうな。京都だと,船岡山がそれにあたりますね。今は御所の位置が東へずれたので真北ではなくなっていますが。


息を切らしててっぺんをめざす。沢山の観光客にすれ違います。


道の途中で発見。こちらの竹箒は,ちょっと粗めですね。


頂上です!!!南に故宮が見渡せます。お~,なんと壮麗な。しばらくうっとりと見とれる。で、でかい…。
甍の波,ですね~。


あそこが西太后さんのお住まいで,向こうが光緒帝さんがいたところで…、と、前日歩いた故宮の中を思い出しながらたどります。ここからだと、とても中にお庭があるとは思えないね~。


北側にくるりと回ってみると,故宮の中心線の延長上に鼓楼が見えます。あそこまで行くぞお~!!!


てっぺんのお堂には,おまいりする人も沢山。民族衣装を着たご一行様も。仏様のお供えも,人々の衣装もカラフルです。


さて、下りは急ですよ~!ていうか、このぜいたくな石使いは圧倒されます!!!石もいろんな色。


このワイルドさがなんか好き。


ふぅ~,おりてきました。足,カクカクです。


下界は美しい,な~。松がとっても自然樹系ですね。ほっとします。

☆今日のちび庭気温:27~37.5℃ 雨が降らなくなってもう何日目か分からなくなりましたねえ。久々に台風の影響で風が強くなってきましたが???雨はどうだ???(^^;)

中山公園5 壺中天

2010年07月07日 | 北京旅行
みなさま、暑い毎日、いかがおすごしでしょうか。庭主、今日の低温で、ここんとこの夏バテからようやく回復いたしました。あ~、しんどかった。

さて、もうおととしの事になってしまいました北京旅行。まだまだ続きがあったんでございます~。
久しぶりにいってみましょうかね。北京探訪記 題して中山公園5 壺中天。

ひとり歩きの楽しさよ~、と、すっかり背中の羽をぱたぱたさせて。
足向く先は、中山公園のさらに中の「惠芳園」。

この緑の豊かさがたまりません。
屋根の上にすだれのようにふりかかる柳。


そして。この、ザクロの鉢植えが、かわいい!!!
なんというか、このくらいの樹木の鉢植えのレパートリーが、豊かですよね。
いいなあ~。


この建物の中には。こ~んな蘭類の鉢が常設展示されています。
いや~、うつくしい。実にエレガント。


静かな時間が流れています。展示の仕方も、納められている家具も、本当に素敵。どんないわれのある建物なのでしょうか。


中庭の樹々も美しい。手前のブーゲンビリアの鉢植えもさることながら、その後ろの銅色葉の樹もすてき。イギリスでも銅葉のブナ等がシンボルツリーに使われていましたが。


中国では銅葉の樹といえばこの木が主流なようですね。スモモ、でしょうかね?


う~ん、うつくしい。伝説の壺の中の世界には、こんなお屋敷もあったかも?と思わせるような、すてきな園でした。

☆今日のちび庭気温:21~29℃ 今日は七夕。お空は見えませんねえ…。でも、ちょっと涼しくてほっと一息。(^^;)

中山公園4 園の中に園あり。

2009年12月19日 | 北京旅行
おや?ここはなんでしょう?

四角い土台に5色の土。

社稷壇(しゃしょくだん)といって、昔皇帝が土地の神様と五穀の神様に祈りを捧げたところだとか。

中央は黄色。皇帝の色ですね。東は青龍、西が白虎、南が朱雀、北が玄武…。って、鴨川ホルモーみたいだな。真ん中は四条烏丸の交差点だったりして…って、こらこら。五行思想(木・火・土・金・水)からきているそうです。

そう。京都だって、そんな思想のもとに土地が選ばれたのですから…それがこう、視覚的に見られるって、なんだか面白い。ここが御所にむこうが北山、あの辺が東山、手前が伏見、あちらが嵯峨野…。いや~、おもしろいな。

その向こうにあるのは元拝殿でしたが、孫文(孫中山)の遺体が一時安置されたので、中山堂と呼ばれるようになりました。

さらに歩いてまいりますと。途中で道の横になにやら鬱蒼とした竹やぶへと、誘うように園路があり。惠芳園とありましたがこれは?入ってみよう~!

三渓園の中にもこんな景があったような。わくわく。


松に竹に石。緑が美しいです。松の雰囲気が柔らかいですね。


日本庭園に似た雰囲気。でも、真ん中にある華やかな鉢は、ブーゲンビリアです!違和感ないですね。
北京って日本より冬寒いはずだけど、室内で育てるのかしら???

ん?その向こうの低木は?コトネアスター?


うわ~っ、かわい~っ!ん~、でも、コトネアスターにしちゃ大きい…。なに?
しっかし、かわい~よ。 

そういや、これがそうかは分からないけれど、コトネアスターって、いろ~んな種類があるのね。うちにも昔紅紫檀があったし、イギリスの農学校の校舎の植栽も、素敵でした。いつかコレクションしたいな~。とりあえず、昔の家のを挿し木してみるか。


庭の奥には、素敵な邸宅が。な~んでしょう。やっぱり孫さんに関係あるの?
つづきはまた。

☆今日のちび庭気温:1~8℃ さ、さむ~。コタツで我慢しておりましたが、ついに新しい暖房器具を探しにいきました。いろいろあってどれをえらんでい~かわかんな~い。で、今日は買わずに帰ってきました。さぶ。(^^;)


中山公園3 おさんぽびより

2009年12月12日 | 北京旅行
わ~いわ~い、と、一人で歩いてゆきますと。

おう。風光明媚な池のまっただ中に、魚。のオブジェ。すっご~い。なんて大胆なんだ。

柳を滝流れに見立てているといえば読みすぎか?

うあ~、ダイナミック~。うあ~、松、さわりたくなっちゃう~。

そ~いや、こんな松を手入れした覚えがあるぞ…。すごい量の古葉だった…
まあ、これはこれで見応えが。

ふと目に止まった黄葉。これは…

Philadelphus Pekinensisということは、「北京のバイカウツギ」?
どんな花が咲くんでしょうねえ?みてみた~い!


松の根元。華やかです。インパチェンスですね。向こうの回廊の赤とバランスが取れています。


山の一部をそっくり持ってきたような、おおらかな感じ。
しっかりした石の土台の上にしつらえてあるのが、巨大な盆栽のようです。


絵になる屋根付き橋。やっぱり、欄干部分はベンチになっています。みんな思い思いに写真撮影。


先程の橋を渡れば、山奥の景。どこからか、素晴らしい歌声も聞こえてきます。
おてんきもいいし、気分はすっかり桃源郷。不老長寿の秘密を求めて旅に出るう~♩


山越え気分からもどってみれば。お、撤収中ですね。
しかし、実に立派なダリアです。それ、ど~するんでしょ~(球根ほし~)。どんな風に栽培してるんでしょうね~。う~ん、中国語がしゃべれなくて残念。

いや~、じつに、じつに興味深いです…。まだまだ歩きますよっ。

☆今日のちび庭気温:7~12℃ きょ~は寒かった。雨がひどいというのに、長靴は破れてるわ合羽は防水が効かないわ。でも、すぐにダメになるから買い替える気にもなれないのよね~。確実な修復方法はないものか?(^^;) 

中山公園2 お散歩中。

2009年11月23日 | 北京旅行
清々しい朝の空気。

こちらでは、太極拳をやっています。うわ~、やってみた~い。


すばらし~い。絵になりますね~。緑の柱がいい感じ。中国の回廊って、瀟酒で好きなところに腰掛けられて、好き。


孫文さんの像ですね。国慶節の余波でしたか、美しく飾られています。


アルテルナンテラですね~。いつもは地面はコンクリのようですから…やはりこれもポット寄せモザイクのなせる技?それでも、こんだけ高さそろえるって、すごいよね。


この立体花壇の密度の高さ。アルテルナンテラにインパチェンス、ブーゲンビリアにダリア!
すご~い!!!いや~、すごい技術だ。水やりとかどうしているんだろう???

おもわず、この植物、利用したあとどうするんだろ~?って考えてしまう。どこかのイベントみたいに、持ち帰り自由、なんて、ならないだろ~な~。でも、量も量だし再利用するとも思えない。ダリアの球根以外は…。


立派な樹々もたくさん。これはビャクシンの類でしょうか。とても伸びやかに育っています。健やかな樹々を見て歩くのはほんとに楽しい。古い木の支柱や手当の仕方を見てるだけでもおもしろいですね。

日本だったら…倒れると危ないからって、枝はすぐに切ってしまうから、ここまでの大木はなかなか見られませんよね~。

でも、こちらでは下の芝生もきれいに掃除されているところを見ると、大木になるまで育てても、普段からまめに管理しているから、本当に危ない枝にもすぐ目が届くのかもしれません…。


大木にツルが絡んでいます。フジ?それともノウゼンカズラ? いずれにせよいい感じ。赤いランタンに心もうきうき。まだまだお散歩、続きますよ~!

☆今日のちび庭気温:7~14℃ 今日はあったかかったですね。お天気もいいので、和田堀公園まで行ってきました。紅葉には、もうちょっとだったかなあ~。(^^;)