ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

そして地球は回っている。

2006年04月27日 | 京都
うわわっ!自転が早くなった?っていうんじゃないけど、あっという間に時は過ぎ。もう前回の日記より11日も経っている。

この2週間は、早かったですね。ほんとに、桜が咲いたとたんに、一斉に木々も植物も動きだしました。
日々モミジが葉芽から見事に展開し。
ライラックが咲き、アカバナトキワマンサクも満開に近づき。
ハナミズキは、ボタンのようだった枝先のつぼみをようやく解き、ゆっくりと苞をひろげて。

もう、ツツジの赤い蕾が目立ってきています。
そういえば、オヤカタんちの通りの角のおうちに、眩しいほどの真っ白い花を咲かせた木がありました。一重の桜にしてはちょっと時期が遅いような。梨の花でしょうか?

日本ではそれほど人気はありませんが、中国では、美人は梨の花に例えられますよね。明日よく見てみようっと。

桜によく似た木、というと思い出深いのは、「アーモンドの花」。まだスペイン語学科の学生だった頃、1か月ばかりスペインでホームステイをしたのですが、マドリードの市街を出ると、どこまでも続く乾いたオリーブ畑の中に、ちらほらとピンク色の木陰。

「あ、桜!」。丘の上まで登って、近づいてみたけれど、やっぱり桜の花に見える。葉っぱもそっくり。でも、アーモンドの木なんですって。確かに、木の下にはアーモンド型の種が。この、細長い梅干しの種みたいなやつを割ったらアーモンドが出てきたんでしょうかね~。

アーモンド、は、スペイン語では「アルメンドラ almendra」。発音すると、まるで口の中で砂糖菓子をころがすような、ほろほろと甘い感じがして、何とも好きな言葉です。
学名も、Prunus dulcis。「dulce ドゥルセ」は、スペイン語では「お菓子」。まさに、「甘いサクラ(属)」だったんですね~。

ちなみに、スペインにはアーモンドをお砂糖とミルク?で固めたようなお菓子があって、とってもおいしかったんですよね~。あれから探してみたけど、同じものが見つからないのです。もっかい食べてみた~い!

時は過ぎ、今は妹がその街で暮らしています。いいなあ~。早春のマドリード。今日も地球の反対側のあの土地にも、あの場所にも、そしてここ、京都にもお日様は射している。地球は、回っているのね。

☆今日のちび庭気温:5~20℃ 20℃台、出てます。ここ1週間は、ずっと大きな松のお手入れでした。帰って来て、ご飯を食べると、もう、くぴっ、と寝てしまう。暁を覚えなすぎの日々です。