ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

ちび庭と台風

2007年11月30日 | ガーデン

台風?今どき?とお思いでしょうが。

じつは先々週あたりから、「ちび庭限定台風」が吹き荒れていたのです。
事の発端は、夏にやってきた大型台風。

天井が雨漏りし、天井板を一部はがすことになったのでしたが。(詳しくは2007/09/08 の日記でどうぞ)

その後(貸し家なので)不動産やさんからの連絡もなく過ぎていたところ、ようやく、「修理に入ります」との連絡が。はいはい、おねがいしま~す、と軽く考えていたら。

なんと、屋根からベランダから外壁まで、家中ぐるりととんでもなく本格的な改修となったのでした。太い鉄パイプで屋根の上まで足場が組まれ、窓という窓は全て雨戸を閉めた上で目貼りされ、まるで蚕の繭のように飛散防止ネットで包み込まれた我が家。

不動産やさんは、「プランターや洗濯物も適当に避けながらやりますから何も心配しなくて大丈夫ですよ」なんていっていたけれど、実際業者さんがきてみると、「いや-、ベランダは防水張り直ししだからねえ」と、やっぱり全部一旦撤去することに。

なんせ、ベランダにはぶどう棚にゴーヤに背丈よりも伸びたプチトマト&灌水チューブをセットしてあるのです。つるをほどくのが大変。ひさしまで伸ばしたキーウィもばっさり切り落とし。

さすがに重量のある野菜プランター(しかも3mのプチトマ付き)を階下まで運ぶ気にもなれず、ブドウ&ゴーヤともどもとりあえず2階の洋間にひっこめる。

3日ほどで終わる作業だと思っていたのですが。なんと、結局2週間弱!
その間、雨戸もほとんど開けられず、ぶどう&ゴーヤ&プチトマは暗闇の中で耐え続けたのでした。もちろん洗濯物も布団も全く干せず。毎日泥んこの農作業者には辛い~。

山のような洗濯物と強烈なペンキの匂いと、くら~くてさむ~い部屋の中でひたすら植物と耐えておりましたね。おお、太陽をくれ!と、きっと白夜の国の人はこんな感じなのね~。
でも、業者さん達は寒い中もがんばって黙々と作業をしてくださり、お家もピッカピカになりました。大家さん、ありがとう!

ようやく足場もシートも全て撤去され、久し振りにちび庭が姿を現しました。うう、外の光はなんて素晴らしいんだ。庭の片隅に寄せられていた植木鉢達を戻し、外されていた水栓のホース取り付けパーツと灌水タイマーを元に戻し、あわてて水涸れ寸前の植物達を救出。

うう、こりゃヒドイ「台風」だ。敷かれていたシートでサフランも小町リンドウもペッチャンコ。ようやく育って安定してきていたフクシアは、木部でばっきりと折られ。植え込んだばかりだった羽毛ムスカリのコンテナは地面にひっくり返されて。せっかくようやくきれいに咲いてたカリフォルニアローズ フィエスタも、すっかり花を落してしまったにゃ。

アジサイもバリバリ。挿し木してた菊は吹っ飛ばされている。多肉鉢は…完全ひっくり返ってますにゃ。あ~!せっかく花芽が付いたシャコバサボテンが折れてる。んにゃ~。よかった。妙連寺ツバキの実生が無事で…。はふ、かなり覚悟はしていたが、夏の台風よりずいぶん被害が大きいぞ。

我がちび庭もなかなか受難じゃのう。度重なる引っ越しで、ようやくこれで植物達も落ち着けたと思った矢先だっただけに、かっくりこ。う~ん、キョートだったら完璧どなりこみだな。てか、ありえないだろ~な。だって、剪定した葉っぱ一枚越境しただけで苦情が来るのが標準だもの。

いや、実におおらかな業者さんですにゃ。まあ、こちらが予測できなかったのは仕方がない。お家も強化されたことだし。何はともあれまずは修理していただけただけで、大変めでたしということで。
植物たち、もいちどがんばってそだつのよ~ん。

☆今日のちび庭気温:9~13℃(玄関) 今日はほんのちょっとあたたかかったですね。
水やりいる?いらない?と悩んでしまう微妙な空でしたね。(^^;)