ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

秋の庭、みつけた。

2011年12月12日 | ガーデン
さて。千葉大園芸学部ツアーの前に立ち寄った、戸定邸。
江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜さんの弟さんの別邸だったそうで、慶喜さんもお気に入りの邸宅だったとか…。


おおう、素敵な銀杏の門。


うわ~い!黄色の絨毯です!今日はお茶会でしょうか。素敵なお召し物の方々もいっぱいでいい感じ。

(黄色の絨毯が素敵~!おもてなしのひとつね、と感激するか、もう、足下が…ぶつぶつ、と思うかは貴方次第。時間を忘れて、ゆるりゆるりとまいりましょう。…美観も利便性も確保したい時は、真ん中に延べ段なんか作ってあるく場所だけ確保するってことかなあ?まあ、重要文化財ともなると、いろいろ難しいのかもしれませんが…。)


さすが徳川家。別邸とはいえ、あちらへこちらへと迷路のように複雑にお部屋&廊下が続きます。


そんな離れの一角に、赤く燃えるのは灯台躑躅(ドウダンツツジ)。
(冬の日差しは鋭いですね。コントラストが強すぎて、私のへなちょこなデジカメの腕ではうまく美しさが撮れません。)


部屋の中から。まるで、藤城清治さんの影絵のような美しさ。

そして、またまたどこへ続くのか?と思うような離れへの廊下の途中。
廊下の突き当たりに開いた窓に、ぱっと広がった風景。


おお、これぞ秋。
なんという、秋の庭。

淡い緑の大きな葉のあちこちに、鮮やかに美しくゆれるのは、飯桐(イイギリ)の赤い実。
その向こうには、赤く染まった櫨(ハゼ)。足下にはあかあかと咲く寒椿。(‘獅子頭’、だと、いいな~。)


こんな趣のある離れに、誰がお住まいだったのかしら?


はあ、弟さんのお母様(慶喜さんとは異母兄弟だったのね。)。まさに、秋の庭だったんですね~。とても納得。


お庭にも人生ありね~。


樹だけが知っている、ってね~。

☆今日のちび庭気温:2~10℃ 先日の皆既月食、見ましたか?うまく写真に撮れずに一苦労。肉眼ではこんなに美しく見えるのに、写真って難しいものね~。(^^;)