ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

いにしえの

2012年11月06日 | まちあるき
さて。生田緑地のつづき。日本民家園です。

この日は無料公開だったとあって、人もたくさん。初めて入りましたが、思った以上に古いお家がいっぱい。


うわあ、すごい火鉢ですねえ。こんなじゃないですが、子供の頃は、祖母の呉服屋でも、冬はお客さんやら手伝いにきた人たちやら親戚やらが入れ替わり立ち替わり火鉢を囲んでいたものでした。特に年末年始は、いとこもいっぱい駆け回ってにぎやかでしたねえ。


囲炉裏こそありませんでしたが、長い食卓にたくさんの人の食器を並べたり、つまみ食いしたり、階段を転げ落ちたり、売り物の布団に潜り込んで怒られたり…。


そうそう。帳場の下駄のように大きなそろばんをスケート代わりにしてましたっけ。


やっぱり古いどっしりとした黒光りの食器棚があって、中にはお膳やらお椀やらたくさんの湯のみやらがしまい込まれていました。


寒い土間の台所で、井戸から水を汲んで…。今にして思えば、母やおばちゃんたちはさぞかし冷えて大変だったことでしょう。それでも台所で話の花が咲き。

「昔を今に」とはいいませんが、ばたばたと走り回る子供たちを「これっ、おちょかしないのっ!」と怒ってくれる大人たちがいた、にぎやかな時代がちょっと懐かしくなりました。

でも、まだそんな時代から35年くらいしか経ってないんですよ。あの頃はネットもケータイもなかった。ましてやこんな乱立する高層マンションなんて。世の中って、なんて変わってしまったんでしょう…。

今の高層マンションも30年経ったら懐かしくなる???いや~、この先はどんな風に変わるのか?変わらないのか???

今話題の本、リンダ・グラットン著「ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になるはたらき方の未来図〈2025〉」を読みはじめたところ。2025年、私たちはどんな暮らしをしているのでしょうか…どんな暮らしをしていたいのでしょうか…。


お地蔵さんにどんぐり。かわい~い。


広~い縁側。いいね~。安心していろいろものも干せそうだ…と思う庭主は田舎者。居心地の良さと不自由さと。これまでの時代とこれからの時代に思いを馳せるのでした。

☆今日のちび庭気温:11~14℃ 雨でしたねえ~。ひどい雨でなくてよかったけど、そろそろ冷えてくる時期になりましたねえ。もうすでに家の中も冬モード。(^^;)