梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

暴論の北方四島

2012-10-16 16:14:37 | 雑記
先日NHKで北方領土ビザ無し交流の放送を見た、番組では札幌に暮らすロシア人を追いかけていたが彼女達は「領土問題には興味は有りません、日本に興味が有るから来ています」と明確に答えていた、この事業に年1億5千万以上が費やされると言う、
「この事業に意味があるのか」」と言う問い掛けに担当部署は「仕方ありません、根気良く交流する事で妥協点を見つけませんと」と言うコメントだった、
領土問題はおいそれと解決するわけも無く拙速は慎まなければならないのは間違いないのだが、日本人としてこの事業に期待するのは「元島民の四島ビザ無し訪問」だろう、
しかし、今実際にロシア人が住み生活をしているのを見る事は恐らくかなり辛い事だろう、
ロシア人にとっても今住んでいる所に数十年前まで住んでいて軍事力によって追い出された日本人が来ると言う事は決して心中穏やかでは有るまい、
妥協点と言っても返還となれば現在のロシア住民は本土に帰る事になる、無論国からの補償が必要だがそれでも50年培われた事業基盤を簡単に構築する事は難しい、
かと言って日露混在の自治体を構築するのも不可能だろう、日本としては現在の状況を追認する事は絶対に出来ないが尖閣や竹島と違って国後択捉には多くのロシア住民が住み着いてしまっている、長引けば長引くほどこの軋轢は深くなってしまう、
ロシアにとって極東は資源の重要な地域である、しかしこの四島がどの程度重要かは外からは解らない、四島とロシア大陸を繋ぐカムチャッカ半島にはそれ程重要な施設は無さそうな所を見ると恐らく飽くまで政治的な取引材料か国内的なナショナリズムのシンボルではないかと言われるが当たらずとも遠からじと言う所ではないだろうか、
当然日本国内も同じ様なナショナリズム的な意見も多いが現実的に其処に住む住民の事を考えると政治的な問題以上に「人々」の問題が大きいだろう、
「違法な行為で占拠したのだから返すのは当然だ」といってしまうのは簡単だが其れで解決するとは思えない、こんな方法を言ったら大変なバッシングを受けるかも知れないが領土問題は棚上げにした状態のままで現住民から土地や操業権を買い取ってしまうのは出来ないだろうか、ソフトバンクがアメリカ第三位の通信会社を買収したように、マンハッタンのビルを買収したように4島の企業とその施設を国からではなく個人レベルで買い取って元島民を経営者や従業員として送り込むことは難しいのだろうか、
ソ連とは違ってロシアは自由経済になっている筈だから国家戦略はともかく可能であるこ