梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

絶対に儲かると言う話は無い、相手は絶対に損をするという話は誰も乗らない

2018-01-29 10:30:46 | 雑記
想通貨大手の「コインチェック」が不正アクセスで580億円相当の仮想通貨NEMが流出したと発表した、
仮想通貨と言うシステムは素人の私なんかでは良くわからないが基本になっているのはたしか「ブロックチェーン」と言う考え方だったと思う、
説明を読んでみると仮想通貨の移動、保有は「世界中のコンピューターに書き込まれるために不正アクセスは事実上不可能」と言う事で成り立っていたのじゃあないのか、
それとも今回の不正流出の方法はブロックチェーンのシステムとは違う方法なのか、だとしたらブロックチェーンの根本が成り立たないのではないか?
私の理解不足だったら誰か教えてほしいのだがそれ以前の問題としてあのシステムを仮想でも”通貨“という表現はかなりおかしい、
一般的に“通貨”と言うのは各国で経済流通をスムーズに行う為のシステムであらゆる経済取引に等価交換的に標準対価を確定して信用状の様なシステムであり当然その通貨が流通している域内ではその価値は固定されている、
域内の等価価値が域外との間で調整が必要な場合にいわゆる「為替」と言う形で市場取引されているが各通貨域内は上下する事は無いからこそ信用して使用している、
しかし仮想通貨は1年強で200倍になったと言う、これは通貨ではなく債権であり且つその対価があるわけではないにだから完全に投機債権だろう、
これを見て「儲かる」と参入するのは勝手だが200倍の儲けが有ると言う事は1/200のリスクもある筈だ
固定通貨では一方が儲かればその対価として損をする方が有る、金額は経済的ない価値だから市場に出回っている価値が一方に移動するだけでどっかから「地から湧いたか空から降った」と言う事はない、債権なら対価として債務が有る、
しかし「仮想通貨」と言うものは何もない所に価値を与えそれを取り日するのだから「何もないものに価値が有るならその価値が上がる事もある」と思うかも知れないのだが
基本的に「何もないが有るとしている」だけだから無い事に不安を持った時点でその価値は無くなる、本来それが相対的価値と言うものだ、
その価値の根拠は「通貨の移動は搾取できるがブロックチェーンは不可能」だと言うことだとすると今回の搾取は根本的な成立要件が無くなったと言う事になる、
急に大きくなった企業はIT業界では確かにあったが「確実に儲かる」と言う話ではない、基本的に「絶対に儲かる」「大きく化ける」話は恐らく「あり得ない」話だと思う、
まあ、私はだまし取られる様な金は無いけどね、
そう言えば先月位から何度も「あなたのコンピューターがトロイ型のウィルスに感染しています、」と言うメッセージがマイクロソフト名で送られてくる、
試しに電話を入れたら担当と言う女性が出てその後「マイクロソフトの担当」と言う日本語が少し怪しい男性から電話がかかって来た、
話しているうちに周りの声が入って来たが明らかに中国語だった、支払いを拒否したらそれから掛かってこなくなったがランサムウェアの変形かも知れない、
仮想通貨の自動取引と言うメールも来るがとにかく便利なシステムは犯罪者にとっても便利なシステムなんだろう、
しかし素晴らしい能力をなんでそんな方向に使うんだろうね