芸などというものではないからな

大阪の芸人がテニスの大阪なおみに対して差別的な発言をしたと問題になって謝罪することになった、
本人たちは芸の一だと思っていたが最低な発言だったと謝罪し関係芸能社も謝罪した、
今の「自称芸人」は話芸としての能力は昭和の芸人に比べて低いとかいうレベルでは全くない
いつ頃からか、おそらくTVが活動の主になった頃からだろう、と言うよりその影響以外の何物でもない
劇場で観客から厳しく評価され、ベテランの芸を見て打ちのめされてそこから芸を磨くと言う世界とは全く違う
お茶の間と言うのも今は殆どなく個人専用のTVが殆どで反応の主体は中学生以下となっている
平成後半になると中学生以上の若者はスマートフォンに移り自分と背丈の近いタレントに共感し地上波とは別の世界を確立している、ネット配信は個人を伏せた状態で参加ができる、
このジャンルの連中今問題になっている様なタレント世界とは違う
結局今のバラエティと言われる放送ジャンルは小学生以下の笑いで成り立っているのだろう
小学生の笑うネタなどはウィットなどあるわけもない、どんどん過激で低劣になる事は目に見えている
昭和４０年代に「ザ・ガマン」と言う様な番組が有った、タレントが熱いとか痛いとかを我慢し、耐えられなくなる事を面白がると言う番組だった
しかしこの番組を一番面白がっていたのが小中学生でその結果は学校で番組の模倣を遊びとしてすることになる
当然上下関係で我慢を強いられる側と我慢させる側とそれを面白がる連中と言う構図ができる、この頃から虐めの温床が発生したのだろう
漫才ブームと言う時代は素人が何の修行もしないで突然TVで受けたと言う事でスターとなった、
そのギャグと言うのはいわば宴会芸だったり酒場の悪ふざけだったりするのだが評価基準が小学生レベルだ、それが一番受ける
このまま放送が低劣化してゆけばネット放送に置き換わるのはそれほど遠い時期ではあるまい
元に戻って今回の問題になった大阪なおみに「漂白すれば」と言った連中だが白人至上主義者から言えばお前さんも十分に漂白の必要があるぞ