早くも梅がき始めていた、八重の薄紅色
「卒業」と言う映画が有った、主演のダスティンホフマンを有名にした映画だったがテーマミュージックが売れた、
メインテーマ曲はサイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」でヒットしたが挿入歌の「ミセス・ロビンソン」もヒットした、私はこっちの方が好きだった
ラストシーンの結婚式場から花嫁を奪って逃げるシーンが有名でジャケットもそれだった
彼の映画は多いがそれ程見ている訳では無い、印象に残っているのは「真夜中のカーボーイ」のラストシーン、長距離バスがラスベガスにつく寸前に相棒に「駄目だ、漏らしちまったよ」と言ってそのまま息絶えるシーンが強烈だった
大塚博堂の「ダスティンホフマンになれなかったよ」と言う曲が有ったがこれとバンバンの「いちご白書をもう一度」が混同していたことがある、同じ頃の同じ様なシチュエーションだったせいかもしれない
「いちご白書」の方は私も再放映の時に渋谷宝塚で見た、ハチ公広場の向かい側、線路脇のビルの中にあった気がする、
映画館はずいぶん少なくなった、大きなロード館は新宿、有楽町に東宝系、松竹系が有って
西銀座デパート前に東映、松竹系のテアトル東京、銀座5丁目には松竹系の洋画館が有った
仕事が東宝系の会社にいたのでコマ劇場と日比谷映画街は全て無料だったが松竹系の洋画も見たい作品が多く見に行ったのだが普段が無料なので「高いな」と勝手な事を考えていた、
ジョンウエインの「アラモ」、「ウェストサイドストーリー」も東宝系では無かったがそれでもまだ見ていない名作が多くある、
古いイタリアとフランス映画が好きだが全盛期の邦画も良いものがある
ネットで見ているが当時とはやはり感性が変わったのだろう、楽しめるものとのめり込めない作品もある、
昔は面白かった娯楽作品が妙に陳腐に感じたりしているが再々度見直すと引き込まれたりするのが何とも言えない、
再度言うが映画好きには本当にいい時代になったものだ