梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

サイコパス或いは欠格人格者

2023-08-14 11:20:05 | 雑記
「どっちにせよ最終的には(自慰行為を)やってるんだから」
――これらの行為をイジメだと思いませんか?
「うーん……別にどっちでもないんじゃないです? 本人最初嫌がっていたとしても、どっちにせよ最終的には(自慰行為を)やってるんだから」
――爽彩さんがウッペツ川へ飛び込んだ事件については覚えていますか? 
「あれは(爽彩さんが)自分から飛び込んだ」
――どうしてそうなったのでしょうか?
「どうして? わかんないです。死にたくなったんじゃないですか?
――爽彩さんが亡くなったと知ってどう思いましたか?
「うーん、いや、正直何も思ってなかった」
 A子に長時間話を聞いたが、最後までイジメに対する謝罪も、爽彩さんが亡くなったことに対するお悔やみの言葉もなかった。

旭川の14歳少女が厳冬の川に飛び込んで自殺した事件の首謀者と言われている同年の少女の発言である
事件から2年半が経過してこの取材時点では16歳、普通に生活をしている
年齢もあるがあくまで言葉での強要だからと言う事で立件が難しいと言う事なのだろう
大勢で取り囲んで自慰を強要しそれをスマホで撮って拡散する、
「死にたい」と言ったら「じゃあ死ねば、死ぬ気もないのに死ぬ、死ぬなんか言うなよ」と嘲笑し、追い詰められた被害者が飛び込んだら「死にたかったんじゃない、自分で飛びこんだんだから」と言う
この事が本当にそう思って発言していると言うなら「事の善悪が判断できない」と言うレベルの話ではなく「最低限の理解力が無い」と言う事であり知識と言う問題ではない
殺人事件などの重要事件で「心神喪失の為善悪の判断が出来ない状態」だったので刑事事件として追及できないと言う話をよく聞く
人を殺す、或いは重大な障害を負わせる事件を起こしてもその当時「事の善悪を判断する能力に欠けていたから」無罪である、と言うのは刑法上はそうかもしれないが翻って考えれば「人の生命を脅かす事の善悪が判断できない」人間を世の中に解き放つと言う事がどの位危険な事か、
「事の善悪を判断したうえでの犯行」は罰を与え刑を終えて世間に出てくるのは「事の善悪」を判断できると言う事で何らかの動機が無い限りは再度犯すことは無いだろう
しかし、「人に危害を加える事」が悪、(悪い事)である事を理解出来ない人間は動機を必要としない
世にいう「サイコパス」でもその趣向、性癖が世では責められる事は理解していて犯行は隠して重ねる事が多い
「殺してはいけない事は解っていたが抑えられない」あるいは「悪いと言われている事」は理解している筈だ、
少し前九州で小学生の女の子が人の体の中を見たいからと同級生の女子を殺害し解剖したと言う事件が有ったが其れですら「見たいと言う感情を抑えられなかった」と言う事を言っていた、
がしかしこのA子とされる16歳の少女の言動を聞いていると「なんで?」あるいは「何にも思っていなかったし今でも何にも思わない」と言う、これが本心なら完全に欠格人間である、
刑事的問題ではなく病理的問題で善悪の判断が未熟だからとして無罪放免すると言う事はあまりに危険極まりない、
ライオンやトラを繁華街に放逐するのと同じだろう、ライオンやトラは見れば直ぐわかるから良いがこの獣は見た目は解らない
更に言えば野獣が襲うのは採餌行為であって空腹でない限り襲う事は無い
人が苦しむのが面白いと言う感覚自体すでに人間として欠陥が有るのだがそれ以前に
その事を愉しむわけでなく「何にも思わない」と言う
この様な人間(人間としての資格が有るか疑わしいが)をそのまま放逐する事はいつ又他人に害を与えるが解らない、
「加える」と言う意識すらないのだから人込みを車で走るが人を障害物としか考えない、
余りに危険だろう
国によっては「心神喪失」で刑法上の責任を問えない加害者は病理的に隔離すると言う
日本もそういう措置が必要なのではないだろうか