梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

村は消えるだろうか

2023-12-21 10:57:40 | 雑記
太陽光発電所の土地を借りている地権者の方に年末のご挨拶に訪問したいのでと連絡を入れたら
「透析が週3日あるので予定をこの曜日にして貰いたい」と言われた

天竜区北部の山に張り付くように数件の家が建っている、
1km位の南に開けた山肌に4軒、少し離れて1軒が建っていてその一番西側にある家の主が地主である
土地をお借りして6年が過ぎるが当時すでに80歳を超えていた、
あまり個人的な話はしない性格なのでお子さんが居るようだが詳しくは知らないのだが今同居しているのは奥さんだけの様だ
借りた土地の半分は村落の寺領になっていて無住になった寺のすぐ近くの人が寺の留守番的な事をしているのだがこの人も80歳を超えていた
あれから6年たったので恐らく90歳に喃々としているのではないかと思う
道幅4~5mの曲がりくねった坂道を軽四輪で1時間以上かけて町の病院に週3日通っていると言う
自分も72歳の時に区の健康診断で糖尿検査に引っかかって「このままだと透析になる」と脅された
数十年前に義兄が、10年ほど前に一番仲の良かった先輩がやはり糖尿病が進行して亡くなった
二人とも「週1が週2になり、週3になってしばらくして透析入院」となったら半年を待たずになくなってしまった
自分は「糖尿内科」と言う専門医と管理栄養士が付いてくれたおかげで1年を待たずに数値を完全にしてそれ以後は経過観察として3ヶ月に一度の精密検査も2年近く正常値を保っている
粗完全に糖質制限を続け毎日5㎞前後あるき、ウェイトトレーニングの真似事を週2で続けているので何とか維持できている
そんな話をしたら「酒ものまず、美味いもんも喰わずにじゃ死んだ方がましだ、」と笑っていたが、そう言えば友人だった先輩も同じような事を言ってたな
しかし、当人はそれでいいかもしれないが残された方はたまったもんじゃない、と我が古女房は言っているので何としても健常体は保っている
件の山の村落は見える範囲にある住宅は4軒、多分1軒を除いて高齢夫婦の家だが「大体おんなじ歳だな」と言っていたのでお二人が亡くなると奥さんが一人になってしまう、(寺守の人は既に一人だった)
失礼を鑑みずに言わせていただけば恐らくもう10年~を残すだけだろう、
そうなるとこの集落に生活する家は3軒になる、こうして集落は消滅して行くんだろうなとリアルに感じられる出来事だった