梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

平和主義国家から海賊国家になったのではないのか

2018-03-07 16:46:11 | 雑記
内閣官房が「明治150年記念事業の推進室を設置したそうだ、
「奇跡の無血革命」と言われる明治維新は最近になって「薩長土肥」と言うより薩長連合によるクーデターだったのではないかと言う見直し論が出ている、
大政奉還による徳川幕府の崩壊は最初の頃開国であった徳川に対して尊王攘夷派と言われた改革派が倒幕を成功させたとたんに開国に180度転換している、
東京新聞に山田明治大教授の書いた記事に幕末の重要な人間を輩出した松下村塾の吉田松陰が綴った「幽囚禄」の記述が載せてあった、
『蝦夷の地を開墾して、諸侯を封じ、隙に乗じてカムチャッカ、オホーツクを奪い、琉球を論じて内地の諸侯同様に参勤させ、朝鮮を責めて質を取って朝貢させ、北は満州の地を割き取り、南は台湾・ルソンを収め、漸次進取の勢いを示せ』と言う、
当時吉田松陰は未だ20歳そこそこの筈で冷静に読めばこの文言は“青二才の妄言”である、隙に乗じてでは泥棒だ、
しかしこの松下村塾の塾生が幕松の大回転に台頭しやがて明治政府の中枢を握る、
この分に沿って明治政府は「明治天皇」を神輿にして覇権主義国家「大日本帝国」を邁進させた事は歴史を読み解けば良くわかる、
その結果は経済的な裏付けも無い拡大策を続け南太平洋全体を巻き込んで敗戦する、
しかし明治政府から連綿と続く薩長土肥の政治閥は未だに政府の中枢と財界の多くを占めて文字通り「100年一日」の施策を続けている。
安倍晋三氏は長州閥である、故郷の演説で「長州人として恥ずかしくない成果を」と言っているらしいが150年前のクーデター生き残りがそのまま過去の栄華を求められてはかなわない、
10年ひと昔と言われたのは随分昔の事、1年経てばあらゆる物は大きく変わる、
エネルギーが石炭だった明治から石油に代わりそれが地球規模で地球を汚し、一国で対処が出来ない時代になっている、
時間の流れは高速になり且つ変化の量は大量になる、情報は一瞬に地球を走り回り長門の国で喝采を浴びるのは何の意味も無い、
今日本の経済規模が握っている力は世界に対する影響力は大きいが日本人全てが快適な生活を補償されると言うのが憲法の骨子だろう、
トランプ大統領が「アメリカファースト」と言ってもアメリカ国民の大半は「違う!」と言っているらしい、
日本政財界ファーストはそれ以前の論理だ、
皆が幸せに生きていけるのが国民の望みだ
右寄りの人々は「平和ボケ」と言うがボケであろうとなかろうと人類が恒久的に生きてゆくには「平和」が根源にある筈だ、
明治維新は「平和ボケの平和主義者」から帝国主義と言う「海賊国家に生まれ変わった」と言うのは言い過ぎだろうか

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