梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

森を歩く、林試の森と目黒不動尊

2021-11-08 10:39:41 | ぶらり
林試の森公園に行くのは何年振りになるのか
最初に行ったのは林業試験場が一般公開となったその年だった頃の筈だ
Wikiを見たら1986年6月開園となっているので34年前になる
大きな山法師の木に白い花が咲いていた記憶が有る、花の時期が6月~7月となっているので開園直後だったのかもしれない
林業試験場だったので自然豊かな森と林だったのだが34年間で広い空間の拡がる都民公園になっていた、

期待していた様な森林ではなく、広い芝生の広場と樹の間が明るく開いた灌木の林で大勢の保育児たちがドングリを拾い集めていた
みんな同じ帽子をかぶっているが複数の園児たちなんだろう、それぞれ色が違う
明るい黄緑だったり、赤だったり、黄色だったりだが小さな子供達が森に散らばって楽しそうにドングリを拾う姿は遠目で見ると森の小人の運動会みたいに見える



記憶を辿るがあの山法師の木は見つからない、今の季節だとヤマモモの様な赤い実がなっている筈なんだが、


もっと広かった気がしたのだが小一時間で一通り廻りきってしまったのですぐ近くの目黒不動尊にも寄って来た


東急線に「不動前」と言う駅まである歴史のある大寺院なんだが平日のせいもあってか殆ど人がいない、





一本だけ少し色づいていた

鬼平犯科帳で平蔵が此処で奥さんに名物の「黒飴」を買うと言うのが有ったが門前店もすっかり寂れてしまっているので未だ残っているのかどうか
此処も昔何度か来ているのだがもう少し人がいたものだが本当に少ない
コロナのせいもあるかも知れないが寂しい限りである


ふくばっかり

2021-11-06 11:56:59 | 雑記
冷蔵庫に見た事の無いソースが有った、とんかつソースと書いてある、
「美味しそうだったので思わず買って来た」と言うがそれならなぜカツを買ってこない?
折角なのでお気に入りのロースカツとキャベツの付け合わせを買って帰る
野菜売り場で茸の大安売りをやっていたので何種類かの茸を買って来た
冬菇とエリンギ、シメジ、舞茸も安かったが量が多くなりすぎるので今回はパス
一寸手ごろなお抓みソーセージが出ていたのでこれも購入、
茸は大きさをそろえて油をひかずにフライパンで空煎りし半分くらいになったら塩コショウを少々、
これに小口に切った葱を散らしてポン酢か青じそドレッシングで喰うのが最近の抓み
冷蔵庫を見たらベーコンの賞味期限が迫っていたのでちょうど余っていた茄子に挟んで白出しを振りかけて電子レンジで蒸す、
更に数の子山葵だの胡瓜の南蛮漬けだの前の日に作ったホルモンの甘味噌焼だの色々出てくる、
年寄り二人ではとても喰いきれないので傷みそうもないもんは冷蔵庫に戻した、
「明日は何にも作らなくてもいいな」と言ったらかみさんが「みんな副菜だね、主菜が無い」と言う
「確かにそうだ、これはふくだらけだな」と言ったら「福だらけなら素晴らしいね」と言う話になった、
主が大したことも無いのに福だらけなら理想的だ、主が脂っこくて存在感が強く更に福だらけじゃ嫌われる、
主はさっぱりとしかも存在感が有って、福が幾つか並んでいたらこんなにいい形は無い
しかし、現実は主菜が物足らない所に副菜も殆どない
せめて後幾つか、さっぱりした浅漬け位で良いから副菜が並んでくれるといいんだが


柘榴と雑感

2021-11-05 14:34:58 | 雑記
佐川急便の39歳の男性が自殺をした、
営業係長だそうだが「二人の上司」が執拗に面罵し耐えられずに自殺をしたらしい、
以前に「パワハラではないか」と会社に訴えたらその上司を呼んで事情を聴いたが
そんな事は無いと回答を得たので彼に伝えたと言う、
当然それからは更にハラスメントは過激になった
しかし私達の世代、上司が口汚く面罵売る事は結構あった、しかし大抵そういう上司は余り出世はしなかった、
その為の鬱憤と言う面は多いだろうが下っ端もそれに唯々諾々と従う様な人間は少なかった、
暴力沙汰も少なくなかったがそれが傷害罪で訴えられると言う事はあまりなく大抵はそのまま出て行ってそのまま来なくなるか、何事もなかった如くまた翌日から同じように働くなんてこともあった、
しかし昨今は職場の苛めが理由の自殺事件が跡を絶たない、
多分自分なら「ふざけんな、こんな会社辞めてやらあ」となると思うのだが
時代なんだろうか、それとも性格なんだろうか?
小学校の植え込みに柘榴の木がある、

花が咲いているかと思えば

小さな実がついているのもあり

しっかり、吾始めている奴もある
果物なんだが未だ食べた経験はない、鬼子母神の話に「耐えられなくなったらこれを食べて絶えなさい」と観音様から言われたと聞いて「その味はちょっと」と言う事になったのだが
恐らく味ではなくあの形からなんだろうな
小説で「頭を柘榴の様にざっくりと」と表現される様な形状があの話になったんだろう
柘榴石と言う宝石が有る、ガーネットである、1月の誕生石で次の誕生日が来れば74歳だ、
高齢者講習と言う奴を先月受けて来た、その中で高齢者のブレーキとアクセルの踏み違いの話が有って「踵を付けたままつま先でブレーキを踏むと」と言う話が出た、
しかし私達が免許を取った頃の車はブレーキブースターなんぞと言うものは無かったので
踵を付けたまま爪先を動かしてブレーキを踏むなんてことは絶対に出来なかった
膝を引いて思い切り力を入れて踏んづけないと止まってくれないのだ、
ブレーキ自体も所謂ドラムバンド型でハーフブレーキを長く続けるとバンドとドラムの間に熱がこもって聞かなくなる事もあり、長い下り坂は必ずエンジンブレーキをと教育されたものである
しかし最近の車は大抵ブレーキブースタ―がついていて軽く足を乗せただけで良く効く
試しにエンジンをかけた状態でブレーキを踏んだままエンジンをストップするとブレーキペタルが数センチ下がるのが解る筈だ
非力な女性や年寄りが運転するにはこの装置は有用なんだろうがそれが「爪先だけで」ブレーキを操作する事に繋がってそれが踏み違いに繋がっているなら皮肉な話だ
取り敢えず未だそんな事はあり得ないと思っているのだが更に歳を過ごしたらそんな事になってしまうのかな
次の書き換えは79歳、今度は3年更新だから82歳になるが更新は今回が最後にするかなとも考えている

死刑考

2021-11-02 09:23:48 | 雑記
蜜柑が色づいた、

また無差別殺人事件が起きた
京王線電車内での犯行はつい最近もあったが動機の「死刑になりたかった」と言う事件はかなり前から頻々と発生している、
「自殺したかったが怖くてできず、人を殺せば死刑になれる」と言うのだが自殺を考えている輩が怖いなら一生懸命生きている人間の恐怖は計り知れない、
少し考えればわかる事ではあるが人を殺す様な輩にそんな事を言っても仕方がない
「死刑になるのは2人以上だから一人殺すなら大丈夫」と言う犯罪者もいる一方で「死刑になるには2人以上殺さなければ」と無関係な人間を多人数殺す事を目的にする
死刑と言う極刑が犯罪の抑止効果があるとして死刑制度がある国は世界的にも少なくなっていると言う、
しかし我が国では此の極刑は抑止効果どころか犯罪動機になっている様だ、
「死刑は非人道的だから廃止すべき」と言う世界的な意見には「殺人自体充分非人道的なんではないか」と言う気もするが日本ではそれとは違う理由で死刑は廃止した方が良いのではないかと思い始めた
「死刑にしてほしいから人を殺す」と言う動機が多いなら死刑を廃止する事で少なくともこういう理不尽で理解しがたい殺人が無くなるなら早急に廃止するのが良い、
代わりに抑止力としては「終身刑」が必用なんではないかと思う、
恐らく受刑者にしてはその方が負担が大きいだろう、一生格子の中で過ごさなければならない事は自殺志願で殺人を犯した人間にとってあるいは心静かに死刑を待って消えていける犯罪者にとっても地獄であろう
確かに被害者親族知人にとっては「何故あいつが生きているんだ」と言う気持ちは充分に理解できるがそれが「生きているだけの屍」である事で納得をして貰う事しかあるまい
同じ日、30代の男が60代の良心を殺したと言う事件もあったが本当に殺伐としてきた、
此れも政治が追い込んだ「夢も希望も、現在の生活」すらない社会の澱だとこじつけるのは衆院選挙で自民が勝った事に対する多くの国民の想い出もあるぞ

衆議院選雑感

2021-11-01 09:36:07 | 雑記
結局又自公が過半数を確保した
これが有権者の選択だから仕方ないのだが自分としては「この8年の自公政権のやり方で何でまた選択したのか解らない」と思う
岸田首相は「大変ありがたい、結果を踏まえ、しっかり政権運営を行っていきたい」と述べたがおそらく党内では高笑いで乾杯をしているんじゃないかと思うのは選らななかった者の邪推か、
此れからは反対意見、別法案にも誠意をもって真摯に対応し、説明もしないで「充分に審議を尽くしたから採決」と言う様な傍若無人な政権運営をしない事を願うばかりになってしまった、
無論、再度この党政権を選んだ有権者は「無駄な時間を取られないでスムーズに政治が進む」と言う事なんだろうがやはり納得は出来ない、
コロナ禍で経済が低迷して国民の多くが貧困にあえいでいる事にどう対処するか自民党は「まず経済を立て直して、その恩恵をみんなで享受しよう、」と言う方針だそうだが、
「まず経済を立て直す」のに効果が表れるのは早くても来年後期になるだろう、
それまで貧困にあえぐ国民はどうしろと言うのだろうか
更に言えば効果が出たから会社が一般国民の所得増に手を貸すとは思えない、
この事は安倍政権の「トリクルダウン」が全く功を成さなかったことで証明されている筈だ
殆どの野党の「まず国民生活を直接援助すべきだ」と言っている
恐らく次の国会で論議の的となる筈だがその時真摯にかつ充分に議を尽くしてくれるか
国民の声を聴いてくれるか、
もっとも今回の選挙で投票数の70%以上を確保したのだからその人達は「困窮していない」のだろうが投票率は55%だ、支持者の全員が困窮していないとしてもそれは有権者の35%に過ぎない、
無論、投票しないのが原因だ、その人達は無条件で国家を任せたのだからとやかく言う権利はない、
しかし、声を上げなかった人の殆どは裕福ではあるまい、
恐らく若い人が多かろうが彼らの将来が親の経済状況で決定してしまっている、
この「日本版カースト」は間違いなく此処20年位の自民党政治の結果だ、
声を上げなくてもその声を代弁している野党の声と真摯に向き合ってほしいと願う
そして選ばなかった有権者としてはこれからも声をあが続けたい
季節は冬に向かう、壁に張った2か月毎のカレンダーはついに最後の1枚になって残りは無くなった