気持ちの良い秋晴れが続いていますね。昼間は暑いぐらいです。
さて、例の嘔吐・吐き気はあれ以来ないので、一時的なものでした。軽い風邪と薬の飲み過ぎで
胃がやられた、といったところでしょう。
土曜日は、行きたかった講演会をキャンセルしましたが、実は昨日、似たような内容の講演会があり、
そちらに行ってきました。元々どちらかに行こうと考えていたので。
土曜日の方は、協賛にNHKが入っていたので、そのうちEテレで放映があるでしょう。
昨日参加してきたのはちら→第24回 イデアフォー総会講演会
第一部「最新の乳がん治療」
講師:上野貴史氏(板橋中央総合病院外科)
第二部「がん細胞に学ぶ
~がん化のメカニズムからがん哲学まで~」
講師:樋野興夫氏(順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授)
土曜日の行けなかった講演は、「がん哲学」で有名な順天堂大の樋野先生と作家の立花隆の対談
があったので、とても興味をかきたてられていたわけですが、樋野先生は、昨日も連チャンでご登壇です。
で、昨日のイデフォーの方は、それはもう「行ってよかった、面白かった!」
内容の紹介は、例のごとく文章力とまとめ力に問題ありの私なので、印象に残った部分を中心にお伝えしますね。
第一部は、「乳がん治療の最近の話題」として、
■ 最近の乳がんに対する考え方 サブタイプの重視
■ 遺伝子プロファイリングによる予後判定
■ ホルモン感受性のあるタイプへの化学療法適応
■ 最近認可された新薬(フェソロデックス、ハラベン、アバスチン、ランマーク)
■ 今後認可されそうな有望薬(TDM-1, ペルツマブ、ネラティニブ、mTOR 阻害剤)
■ 効果を検証中の薬(抗腫瘍薬としてのビスフォスホネート、ホルモン剤+抗Her2薬、PARP阻害剤)
■ その他(手術、照射)での最近の話題
■ おまけ 再発乳がんは絶対根治不能か
従来の、腫瘍径やリンパ転移の数よりも、サブタイプを考慮して治療を組み立てるべき。
リンパ転移陽性でも、術後に化学療法をやるかどうかについても意見が分かれている。
トリプネガティブでも、特徴ごとに6つのグループに分かれる。
Her2陽性の中にもいくつかグループがあるようだ。
本当にいろいろわかってきているようですが、是非治療薬に生かして欲しいですよね!
(専門用語ビシバシで、ついていくのもやっとでしたよ。)
今後の新薬の話は、Her2標的の分子標的薬が中心で、日本ではあと1~2年以内に次々承認
されそうなのですが、その1~2年が今の私にはとても長く感じます。
でも、こうして目標があるだけでも希望が持ててとてもありがたいです。
mTOR(エムトール)阻害剤は、よくわからなかったのですが、ホルモン剤に耐性ができた人向けの
分子標的薬なのかな?副作用は強めだが、ホルモン陽性の人にとっては画期的な薬らしいです。
商品名は「アフィニトール」。すでに腎臓がんに対して国内で承認されています。
つくづく思うのは、トリプルネガティブ向けの分子標的薬ができて欲しいです。
トリネガは、標的がわからないから標的薬も作れないわけで、早く解明が進んで画期的な治療薬
ができることを切に願います。
最後の項目の“おまけ”も気になりますよね。
『全身再発は治癒不能、だから副作用の少ない治療で緩和・延命が得られればよい、という
考えが主流だが、一方で、全身再発患者の1~3%に、超長期(15年とか20年)
寛解がみられる。中には20年を超す例もあるが、このような例は、若年で全身状態も良く、
限られた箇所の再発である場合が多い。』
・・・・・なるほど。まあ、自分の場合は広範囲な全身転移だから、1~3%には入らないね。
最初からそれは期待していないし、奇跡は信じない派だから私に奇跡は起きないでしょう。
いやいや、すでに全身転移後8年元気でいられたことはプチ奇跡かもしれませんな。
長くなるので、第二部の話は別途で。これがまた新しい切り口で面白かったのですよ。
こうしてまとめるのはたいへんですが、頭の整理になります。どうぞお付き合いくださいね。
応援クリックお願いします。励みになります。よろしくお願いします。
さて、例の嘔吐・吐き気はあれ以来ないので、一時的なものでした。軽い風邪と薬の飲み過ぎで
胃がやられた、といったところでしょう。
土曜日は、行きたかった講演会をキャンセルしましたが、実は昨日、似たような内容の講演会があり、
そちらに行ってきました。元々どちらかに行こうと考えていたので。
土曜日の方は、協賛にNHKが入っていたので、そのうちEテレで放映があるでしょう。
昨日参加してきたのはちら→第24回 イデアフォー総会講演会
第一部「最新の乳がん治療」
講師:上野貴史氏(板橋中央総合病院外科)
第二部「がん細胞に学ぶ
~がん化のメカニズムからがん哲学まで~」
講師:樋野興夫氏(順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授)
土曜日の行けなかった講演は、「がん哲学」で有名な順天堂大の樋野先生と作家の立花隆の対談
があったので、とても興味をかきたてられていたわけですが、樋野先生は、昨日も連チャンでご登壇です。
で、昨日のイデフォーの方は、それはもう「行ってよかった、面白かった!」
内容の紹介は、例のごとく文章力とまとめ力に問題ありの私なので、印象に残った部分を中心にお伝えしますね。
第一部は、「乳がん治療の最近の話題」として、
■ 最近の乳がんに対する考え方 サブタイプの重視
■ 遺伝子プロファイリングによる予後判定
■ ホルモン感受性のあるタイプへの化学療法適応
■ 最近認可された新薬(フェソロデックス、ハラベン、アバスチン、ランマーク)
■ 今後認可されそうな有望薬(TDM-1, ペルツマブ、ネラティニブ、mTOR 阻害剤)
■ 効果を検証中の薬(抗腫瘍薬としてのビスフォスホネート、ホルモン剤+抗Her2薬、PARP阻害剤)
■ その他(手術、照射)での最近の話題
■ おまけ 再発乳がんは絶対根治不能か
従来の、腫瘍径やリンパ転移の数よりも、サブタイプを考慮して治療を組み立てるべき。
リンパ転移陽性でも、術後に化学療法をやるかどうかについても意見が分かれている。
トリプネガティブでも、特徴ごとに6つのグループに分かれる。
Her2陽性の中にもいくつかグループがあるようだ。
本当にいろいろわかってきているようですが、是非治療薬に生かして欲しいですよね!
(専門用語ビシバシで、ついていくのもやっとでしたよ。)
今後の新薬の話は、Her2標的の分子標的薬が中心で、日本ではあと1~2年以内に次々承認
されそうなのですが、その1~2年が今の私にはとても長く感じます。
でも、こうして目標があるだけでも希望が持ててとてもありがたいです。
mTOR(エムトール)阻害剤は、よくわからなかったのですが、ホルモン剤に耐性ができた人向けの
分子標的薬なのかな?副作用は強めだが、ホルモン陽性の人にとっては画期的な薬らしいです。
商品名は「アフィニトール」。すでに腎臓がんに対して国内で承認されています。
つくづく思うのは、トリプルネガティブ向けの分子標的薬ができて欲しいです。
トリネガは、標的がわからないから標的薬も作れないわけで、早く解明が進んで画期的な治療薬
ができることを切に願います。
最後の項目の“おまけ”も気になりますよね。
『全身再発は治癒不能、だから副作用の少ない治療で緩和・延命が得られればよい、という
考えが主流だが、一方で、全身再発患者の1~3%に、超長期(15年とか20年)
寛解がみられる。中には20年を超す例もあるが、このような例は、若年で全身状態も良く、
限られた箇所の再発である場合が多い。』
・・・・・なるほど。まあ、自分の場合は広範囲な全身転移だから、1~3%には入らないね。
最初からそれは期待していないし、奇跡は信じない派だから私に奇跡は起きないでしょう。
いやいや、すでに全身転移後8年元気でいられたことはプチ奇跡かもしれませんな。
長くなるので、第二部の話は別途で。これがまた新しい切り口で面白かったのですよ。
こうしてまとめるのはたいへんですが、頭の整理になります。どうぞお付き合いくださいね。
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