波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「『時間の感覚』の不思議」~3ヶ月半振りに仕事に復帰して・・・

2018-07-13 21:56:46 | 最近考えること
☆アッピア夫です。

西日本の広範囲に及ぶ豪雨災害は、かつて経験したことがないような雨による大災害で心が痛みます。
雨でここまでの災害になるのですから、「まさか・・・」はもう通じない時代となりましたね。

私の方は、お陰様で先週から仕事に復帰しました。
まだ杖をつきながらの通勤で、どうしても痺れている左足をかばうために右足首を頻繁に痛め、
毎日のストレッチと共に右足首にはサポーターが欠かせません。

また、パソコン作業が長くなると背中の手術痕が痛むため、1時間毎に休憩を入れないと、
続けての作業が難しい状態・・・

実は、復帰初日にキャスター付きの椅子に腰掛けてある作業をしていたところ、
突然重心のバランスを崩して椅子と共にひっくり返ってしまい、皆に心配をかけてしまいました。

通常であればどうと言うこともないことでも、足の踏ん張りが利かないため制御出来ないんですね。
まるで、小学生が椅子の脚を持ち上げ過ぎてひっくり返ったようなカッコ悪さ・・・

「まだ復帰は早いんじゃないか?」「短時間勤務にした方がいいんじゃないか?」・・・
本当に親身に心配してくれる同僚に感謝です。

何はともあれ、3ヶ月半振りに仕事に復帰でき、初日は仕事の感覚を取り戻すのに必死でしたが、
2日目からは普通に仕事に戻ることが出来ました。

ところで、仕事に復帰して不思議に感じたのが、「時間の感覚」・・・
つまり、療養していようが仕事していようが、「時間の流れる速さの感覚は同じ」だということ。

私は、キャリアコンサルタントとして担当している人からよく聞かされていました。

「仕事を辞めたらもっと時間がゆったり流れるかと思ったのに、全然変わらない・・・」
「時間がダップリあると思ったのに、大したことをしないままあっと言う間に1ヶ月経ってしまって・・・」

誰にでも平等で同じように過ぎる時間なのに、人は時により時間の流れる速さを錯覚してしまう。

また、これは誰もが実感することだと思いますが、年齢と共に感じる時間の速さが違ってきますね。
同じ1日や1年なのに、子供の時は長く感じ、大人になると短く感じる。

年齢による時間の感覚的速さを、心理学的に説明するものとして「ジャネーの法則」と言うのがあります。
人間は「ある期間の長さを自分の人生の長さと比較して感じている」と言うものです。

つまり、5歳の子供が感じる1年は人生の1/5で、50歳の大人が感じる1年は人生の1/50・・・
5歳でも50歳でも、自分の人生の長さの感覚はほとんど変わらないため、
同じ期間の感じる長さは、「子供は長くなり、大人は短くなる」と言うことになります。

この法則に加えて、子供は毎日が新しい発見や刺激の連続であるのに対し、
大人は同じことの繰り返しの毎日で刺激が少ないことも、時間の感覚の違いに影響するようです。

仕事に復帰して「一日が過ぎる感覚が同じ」だと感じる一方、全く異なるのが「一日の充実感」・・・
精神的にきつい3ヶ月半があったからこそ、仕事から得られる充実感を本当に心地よく感じます。

時間は誰でも同じだとすると、誰でもそれを充実したものにしたいと思う・・・
そして、自分の人生が何歳で終わろうとも、最期は多分「あっと言う間だった」と思うでしょう。

だとすれば、「あっという間だった。でもすごく充実していた。」・・・そう思える時間を過ごしたいですね。

2018年7月13日


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