波乱万丈 乳がん転移ライフ!

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平日の夏の夜は「オセロ」と「将棋」~息子の夏休みで復活したもの

2018-08-10 21:57:52 | 懐かしい思い出
アッピア夫です。

豪雨と猛暑の次は、台風の嵐・・・
「台風の嵐」と言うのもめちゃくちゃな表現ですが、それ位台風が次々に襲ってきている感じがします。

天候的には何かと落ち着かない今年の夏ですが、息子の長い夏休みも早くも半分が過ぎようとしています。
つい2ヶ月前まで「サッカー少年」だった息子は、この夏はすっかり「バスケ少年」に・・・

猛暑を物ともせず、バスケ部の自主練に参加したり、友達とバスケットコートのある公園に行ったり、
一人で練習したり・・・

気まぐれな中学生に置いてけぼりを食ったサッカーボールとシューズは、家の中に寂しそうに転がり、
ユニフォームはいつの間にか普段着に・・・

お仕着せが嫌いな息子にとっては、自分の思うように・・・好きなように・・・好きなだけ・・・
思春期の心変わりの見事さには本当に感心させられます。

そして、時間のある平日の夜に復活したのが「オセロ」と「将棋」・・・
息子と熱心にやっていたのが、小学校中学年くらいまでなので、5~6年振りのこととなります。

久し振りにやってみて思うことは、「オセロ」も「将棋」も何度やっても飽きないこと・・・
二人いればすぐに出来るし、絶対に同じ展開にはならない面白さ・・・

息子が小学生の頃は、囲碁、五目並べ、チェス、バックギャモン、ソリティア、チェッカーなどなど、
色々なボードゲームをやりましたが、結局ずっと飽きなかったのは「オセロ」と「将棋」だけ・・・

しかも「オセロ」と「将棋」は、息子もかなり上達したとは言え、まだまだ父親としての威厳を保てるし、
中学生の息子が喜んで父親と一緒に遊んでくれることが単純に嬉しい・・・

そして「オセロ」と言えば・・・アッピアもかなりのめり込んでいました。

息子が生まれる前、そして病気になる前には、よく二人で「オセロ」をやりましたが、
負けん気が強い二人は、お互いに負けると「もう1回!」を繰り返し、勝負は延々と続きました。

あまりにも「自分の方が強い」と言う思いが強く、結局どちらが早く10勝するか賭けをすることになりました。

私が負けたら「高級レストランに連れて行く」でしたが、絶対に負けない自信があったアッピアは、
「新しい車を買ってあげる」でした。

当時、愛着があって20年くらい乗り続けていた車だったのですが、
車検の度に多額のお金を食う代物に、しびれを切らしていたアッピアは「車」を賭けてきました。

もちろん「自分が負けるはずがない」という思いからだったのですが、
毎日一戦ずつのその勝負は大いに盛り上がり、何と9勝対9勝のタイのまま最後の一戦を迎えることに・・・

そして、最終戦を見事に勝利した私は、「新しい車を買ってもらう約束」を手にすることとなりました。

その後、そうこうしている内に息子が生まれ、アッピアが発病し、その約束は封印されることとなります。
そして、息子が小学校に上がると同時に車を手放し、もう車を持つこと自体なくなりました。

先日、息子と「オセロ」をやりながら、ふとその約束のことが蘇ってきました。
「果たした約束」って覚えていないのに、「果たされなかった約束」って記憶に残っているもの・・・ですね。

2018年8月10日


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コメント
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