今週水曜日の夕方、学校のホームルームが終わると同時に学校を飛び出してきた息子と待ち合わせ、
「バイオメトリックス(個人識別情報)」登録に行きました。
「バイオメトリックス」は「生体認証」のことで、指紋認証、瞳の虹彩認証、顔認証などがよく知られています。
最近では、指や掌の静脈認証や網膜認証、声紋認証など、個人を識別するための認証の種類も増え、
DNA鑑定は今や犯罪捜査では当たり前に行われていますね。
日本の空港では、外国人の入出国管理に指紋と顔認証で個人を識別するシステムが導入されていて、
以前は外国人には評判が悪かった指紋登録ですが、今ではもう当たり前のこととして受け入れられています。
息子の留学に当たり、まさか個人識別情報登録が必要になるとは思っていなかったのですが、
カナダでは、今年からアジア・アジアパシフィック、南北アメリカの人を対象に登録が義務づけられました。
1ヶ月ほど前から留学機関を通じて事前予約し、必ず指定の時間にビザ申請センターに出向かなければなりません。
さらに、登録手続き料として日本円に換算して約7000円もの金額を負担しなければなりません。
しかも、登録出来る場所は、全国で唯一「東京の浜松町にあるビザ申請センター」となるため、
住んでいる場所にかかわらず必ずこちらに出向かなければならず、遠い人は相当な手間と費用がかかります。
私達が登録に行った際にも大学生らしき人が次から次へと訪れ、待っている人も結構いました。
4つの個室で登録が行われていましたが、一時も途切れることなく全ての個室が稼働していました。
実際の個人識別情報の登録では、両手10本全ての指の指紋をスキャニングされ、顔写真の撮影がありました。
なぜこんな面倒なことをしなければならないかと言えば、言うまでもなくテロなどの犯罪防止のためですが、
今の時代は、安全と引き替えと考えればこれも仕方がないことなのかも知れません。
先日は、留学やワーキングホリデーでも人気の高いニュージーランドで銃の乱射事件がありましたし、
息子の留学予定学区に近い都市であるトロントでも、つい先日銃による傷害事件が発生しました。
将来的には外国への長期滞在に当たっては、多くの国で同様の登録が義務づけられるでしょうし、
GPS機能付の個人識別情報チップを身体に埋め込まれて海外に渡る日もそう遠くないのかも知れません。
それにしても、こう言う個人識別情報を国の権限で収集管理し、政府に逆らう不満分子を排除し、
国民を統制するために利用しているC国のような国があることも事実で、考えれば恐ろしいことです。
日本でも今や犯人の特定に不可欠となっている防犯カメラは、同国では言うなれば個人監視装置・・・
その国ではスマホ決済が浸透していますが、それも国が個人情報収集を目的に全面的に後押しした結果・・・
人権のない異質な国は別としても、近未来の世界は、テロなどの犯罪を防止し安全な生活を送るためにも、
高度に発達したITによる監視社会となって行くことだけは間違いなさそうです。
今でも、検索したキーワードや閲覧したHPに関連する広告がPCの画面に次から次へと表示されたり、
視聴した動画に関連する動画が数珠つなぎに表示されるYouTubeも、便利な反面気味の悪さを感じます。
便利さと安全性は、個人情報提供と監視との表裏一体で成り立つ時代・・・
何とも考えさせられますね。
2019年6月21日
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「バイオメトリックス(個人識別情報)」登録に行きました。
「バイオメトリックス」は「生体認証」のことで、指紋認証、瞳の虹彩認証、顔認証などがよく知られています。
最近では、指や掌の静脈認証や網膜認証、声紋認証など、個人を識別するための認証の種類も増え、
DNA鑑定は今や犯罪捜査では当たり前に行われていますね。
日本の空港では、外国人の入出国管理に指紋と顔認証で個人を識別するシステムが導入されていて、
以前は外国人には評判が悪かった指紋登録ですが、今ではもう当たり前のこととして受け入れられています。
息子の留学に当たり、まさか個人識別情報登録が必要になるとは思っていなかったのですが、
カナダでは、今年からアジア・アジアパシフィック、南北アメリカの人を対象に登録が義務づけられました。
1ヶ月ほど前から留学機関を通じて事前予約し、必ず指定の時間にビザ申請センターに出向かなければなりません。
さらに、登録手続き料として日本円に換算して約7000円もの金額を負担しなければなりません。
しかも、登録出来る場所は、全国で唯一「東京の浜松町にあるビザ申請センター」となるため、
住んでいる場所にかかわらず必ずこちらに出向かなければならず、遠い人は相当な手間と費用がかかります。
私達が登録に行った際にも大学生らしき人が次から次へと訪れ、待っている人も結構いました。
4つの個室で登録が行われていましたが、一時も途切れることなく全ての個室が稼働していました。
実際の個人識別情報の登録では、両手10本全ての指の指紋をスキャニングされ、顔写真の撮影がありました。
なぜこんな面倒なことをしなければならないかと言えば、言うまでもなくテロなどの犯罪防止のためですが、
今の時代は、安全と引き替えと考えればこれも仕方がないことなのかも知れません。
先日は、留学やワーキングホリデーでも人気の高いニュージーランドで銃の乱射事件がありましたし、
息子の留学予定学区に近い都市であるトロントでも、つい先日銃による傷害事件が発生しました。
将来的には外国への長期滞在に当たっては、多くの国で同様の登録が義務づけられるでしょうし、
GPS機能付の個人識別情報チップを身体に埋め込まれて海外に渡る日もそう遠くないのかも知れません。
それにしても、こう言う個人識別情報を国の権限で収集管理し、政府に逆らう不満分子を排除し、
国民を統制するために利用しているC国のような国があることも事実で、考えれば恐ろしいことです。
日本でも今や犯人の特定に不可欠となっている防犯カメラは、同国では言うなれば個人監視装置・・・
その国ではスマホ決済が浸透していますが、それも国が個人情報収集を目的に全面的に後押しした結果・・・
人権のない異質な国は別としても、近未来の世界は、テロなどの犯罪を防止し安全な生活を送るためにも、
高度に発達したITによる監視社会となって行くことだけは間違いなさそうです。
今でも、検索したキーワードや閲覧したHPに関連する広告がPCの画面に次から次へと表示されたり、
視聴した動画に関連する動画が数珠つなぎに表示されるYouTubeも、便利な反面気味の悪さを感じます。
便利さと安全性は、個人情報提供と監視との表裏一体で成り立つ時代・・・
何とも考えさせられますね。
2019年6月21日
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