波乱万丈 乳がん転移ライフ!

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「全ての学校の9月入学移行」を訴える高校生を応援したい~混乱の中だからこそ・・・

2020-05-02 00:24:32 | 最近考えること
今は、簡単に「オンライン署名サイト」を立ち上げることが出来、賛同する人も気軽に署名が出来る時代ですね。
有名なのは、「#Ku Too」でしょうか・・・

「職場で女性にハイヒール着用を義務づけることは許容されるべきではない」ことの賛同の署名を募ったもので、
かなり話題となり去年の流行語大賞にもノミネートされました。

その後どうなったのかは知りませんが、私も確かに「もっともな意見だ」と思ったことを覚えていますし、
そのことをきっかけに実際にハイヒールを履かない人が増えて、自然と変わっていくような気がしています。

そして今、大阪の二人の高校3年生が始めた「署名サイト」が、現時点で22,000人の署名を集めています。
それは、現在ほとんどの学校がストップする中で「日本の全ての学校の9月入学への移行」を訴えるものです。

息子がそのサイトの存在を知り即座に署名をしたことで、私も興味を持ち色々と考えた上で同様に署名しました。

そのサイトでは、入学時期を9月に変更することで得られる利点として、以下の4点を挙げています。
「教育の機会均等」、「入試の混乱抑制」、「海外留学の促進」、「かけがえのない学校生活を取り返せる」・・・

面白いもので、当サイトが盛り上がり知名度が上がって来ると、今度は「9月入学反対署名サイト」が立ち上がり、
現時点で、1,600人の署名を集めています。

9月入学に反対する理由としては、以下の4点を挙げています。
「受験時期が変更となることの不安」、「変更に伴う労力」、「9月以降も収束しない可能性」、「学費の負担」・・・

物事は何でも賛成意見があれば反対意見もあり、どっちが良い悪いではなく両方の意見があって当然・・・
何事もメリットとデメリットがあり、それをそれぞれの立場で提示することによって、皆が考えるんですよね。

もう8年ほど前になりますが、東大が9月入学を推進しようとしたことがあり、その時は残念ながら頓挫しました。

グローバル化している時代に、海外の主要な国と入学・卒業の時期が違っているのはデメリットの方が大きい。
9月入学だと、海外に留学する学生も、海外から日本に留学する外国人も増えて、海外交流も促進できる・・・

何となく覚えているのが確かにメリットの方が多いけれども、一斉に変えるとなると相当社会が混乱するので、
そこまでして急いでやるべきではないのでは・・・当時は、そのような空気が漂っていたように思います。

それを考えると、この混乱している時に敢えて混乱することをやるのはどうか・・・という意見も確かにあります。
それでも混乱している今だからこそ、思い切って社会を変革する良いチャンスなのではないかと・・・

休校中の息子の学校もGW明けからついにオンライン授業が始まりますが、1学期の行事は全て中止となります。
学校の行事って、人それぞれその学年での大きな思い出で、1回位なくてもいいだろうというものでもない・・・

入学が延びることによって、学費が余分にかかり一時的に入学する生徒の数も増えるなどの問題も生じますが、
それは学費免除や、9月入学する対象の誕生月を段階的にずらして数年単位で移行していけばよいのでは・・・

例えば、今年の9月入学は3月生まれまでの人、来年の入学は4月~4月まで、再来年は5月~5月まで・・・、
最後は8月~8月までと6年かけて移行していけば入学する学生の数を平準化できるのではないかと・・・

それ以外にもまだまだ色々と課題はありそうですが、知恵を出して6年の移行スケジュールで進めていけば、
大きな混乱もなくスムーズに移行できるのでは・・・

実際に9月入学への移行が実現できるかどうかは分かりませんが、
コロナに振り回されたことをきっかけに、せめて一つの大きな社会変革をやり遂げてレガシーに出来れば・・・


2020年5月1日

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コメント
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