波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

海外が驚く死亡者の少ない「ジャパンミラクル」~日本ならでは、日本だからこそ・・・

2020-05-30 00:29:51 | 最近考えること
私の住む地域も含めて、全国的に緊急事態宣言が解除されました。
それを聞いた時には「ショーシャンクの空に」を観た時の感覚が蘇りました。サーっと視界が広がる感じ・・・

昨日は1ヶ月半ぶりの出勤でしたが「ああ懐かしい」という気持ちと「充実して気持ちいい」と心底思えました。
何か不具合があって動かなくなっていたものが急に動き出した、切れかけていた電池がフル充電された感じ・・・

在宅勤務は、それなりに効率的で良い面もあるのですが、毎日というのはどうも変化がなくて耐えられない。
何となく仕事が始まって、何となく仕事が終わって、何となく一日が過ぎていくのはどうも苦手・・・

これまで経験したことのない巣ごもり生活になってみて、改めて人間は社会的な動物なのだと気づきます。
また、普通に仕事をして休日には好きなところに行ってやりたいことをやって、という日常の有難みも感じます。

と言って、まだ完全に元に戻る訳ではなく、来月は各部署で30%までの出勤率を守らなければならず、
ほぼ週一出社の当番制となるため、まだまだ日常とはかけ離れた生活が続きます。

未知のウイルスとの闘いのためにも、それに合わせた新しい生活スタイルを受け入れていくしかないですし、
このウイルスとの闘いは簡単に済む訳ではなく、これからも続きます。場合によっては半永久的に・・・

驚いたのは、コロナウイルスのやっかいな特性・・・
ウイルスにはDNAウイルスとRNAウイルスという二種類があり、コロナはRNAウイルスに分けられるようです。
DNAもRNAも核酸という遺伝情報のことですが、DNAウイルスは複製が安定していて変異が少ない・・・

つまり、DNAウイルスにはワクチンの有効性が高く駆逐しやすい。世界から撲滅された天然痘がいい例ですね。
それに比べて、RNAウイルスはワクチンに対して耐性を持ちやすく、生き残るためにどんどん変異していく・・・

インフルエンザが代表的で、どんどん変異して既存のワクチンが利かないため、毎年大流行するんですね。
私はそれを知ってから予防注射はしていません。

今回、1~2年内にワクチンが出来れば収まるのかと思っていましたが、そう簡単なものではなさそうです。
「アフターコロナ」とか「ウィズコロナ」と言いますが、結局「ウィズコロナ」で共存していくことになるのでしょうね。

ところで、日本は感染者数と死亡者数を抑え込み、爆発的な感染を起こすことなく第一波を収束させたため、
海外では「ジャパンミラクル」と言われています。

欧米諸国と比べて感染者が少ない上に、特に死亡者数が圧倒的に少ないことが評価されています。
欧米に比べてアジアで感染者が少ない傾向にあることから、アジア特有の要因もあるのかも知れません。

ただ、欧米でもフィンランドやノルウェーのように抑え込んでいる国もあり、様々な要因があるような気がします。

それでも、日本は法律的に強制力を持った対応が出来ないため、宣言による自粛要請だけで抑制しました。
清潔好きな国民性や、規律性の高い民族性などもありますが、私はまず政府の的確な対応だろうと思います。

専門家による緻密な分析を元に、人手を7割~8割に減らせば抑えることが出来ると判断して宣言を発令し、
毎日のように専門家からの分かりやすい説明を受けることで、国民全体として共通意識が形成されましたね。

そして、何人もの重症者の命を救った高度な医療体制と、それを支える献身的で頼もしい医療従事者の方々・・・
また、クルーズ船対応に2700人も投入し、関連病院で多数の感染者を受け入れても一人の感染者も出さず、
色々なところで防疫に関しての専門知識を元に貢献してくれた自衛隊の人々・・・

こういう日本が誇るスペシャリストが「ジャパンミラクル」を起こした第一要因だと思いますし、
私たちもせっかく高まった意識を保ちながら、次の「ジャパンミラクル」に繋げていきたいですね。

2020年5月29日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村


乳がんランキング
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする