波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

休校措置でも全く困らなかった学校は?~それは「N高等学校(通称:N高)」

2020-07-31 23:49:31 | 最近考えること(多様性)
前回、「オリンピックでのショッキングな出来事BEST3」とのタイトル記事を書きましたが、
「ショッキングな出来事はBestでなくWorstやろ」と自分に突っ込みを入れ、しれッと書き換えました。

今日で7月も終わり、長かった梅雨も8月に入ると共にやっと明けそうです。
息子は明日が高2の1学期の終業式で、例年は6週間ながら、今年はその半分の3週間の夏休みとなります。

2ヶ月のオンライン学習、3週間の1日おきの分散登校、2週間の短縮授業、そしてやっと1ヵ月の通常登校と、
落ち着かない1学期でしたが、留学していた息子にとっては遅れている半年分を取り戻さないといけないので、
そのための時間が取れて、本人的にはある意味ラッキーだったようです。

何はともあれ、全国のほとんどの学校で、生徒も先生も保護者も皆が振り回されながらの1学期となりましたが、
そうした中で、コロナの影響を全く受けなかったユニークな高校があります。

N高等学校(通称:N高)という、沖縄に本校があり元々オンライン授業をメインに行っている学校で、
コロナの影響を受けないどころか、当校のオンライン授業を一般に無料開放することまで行っていました。

息子の学校のチームが1部門で優勝した「第1回高校eスポーツ選手権」でその学校の存在を知ったのですが、
eスポーツ部活も盛んな当校は、去年12月の「第2回高校eスポーツ選手権」では1部門で優勝しています。

当校は、全国19か所にキャンパスを持ち、通学コースもありますが、やはりネットコースが特徴的な学校です。
ネット学習とキャンパスで行われる特別活動や年5日の対面面接などで規定の教育が行われています。

つまり学校に行きたくなければ年5日だけ面接に行けば、それ以外をネットで完結させて卒業が可能・・・
入学式はVRによるバーチャル形式で行われ、卒業式はオンラインで・・・

文化祭はリアルとネットの組み合わせで、運動会はオンラインのみのためほぼeスポーツ大会のようなもの・・・
部活もオンライン部活で文化的なものが主となりますが、起業部や投資部といったユニークな部活もあります。

様々なITツールを使って効率よく授業を行い、通常授業以外には予備校講師が大学受験講座を行ったり、
プログラミングやイラスト・物語創作などのクリエイティブ教育、海外研修・留学などの課外授業も行っています。

この学校の理念は「IT×グローバル社会で必要な創造力を身につけ、世界で活躍できる人材を育成する」・・・
ネットで可能な様々なことを活用しながら、自由な発想・創造力を持った人材を育てるということのようです。

規定の学習に拘束される時間を極力減らし、自分がやりたいことに多くの時間を使い、自由に学ぶ・・・
普通に通学し大学進学を目指す人もいれば、自分のやりたいことをやりながら高卒の資格を取る人もいる。

不登校の人、病気や障がいなどのハンデのために通学が難しい人、枠に囚われない生き方をしたい人など、
多様な人が自由に学ぶ大変ユニークな学校で、他にはない価値を持った学校だなあと感じています。

枠に囚われない学校で、独創的な人が自分の価値観で自由に学び、様々な才能を磨き開花させる・・・
学ぶ意思のある人は誰でも学ぶことの出来る、近未来の多様性重視の学校の一つの姿を表している気もします。

「電気科」「機械科」のような専門学校的ではなく、高校も大学のようにもっと多様な学科が出てきたら面白い。
皆が横並びの「普通科」ってつまらない。義務教育後の高校はもっと自由で独自性があっていいのでは・・・

2020年7月31日


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