いつの間にか世間は夏真っ盛りの夏休みモードとなりましたが、仕事が忙しい私には夏休みどころではなく、
秋に何とかまとまった休みが取れればいいかな・・・といったところです。
そんな今「私の癒しはピアノを弾くこと」と、やっと言えるくらいまでにピアノを弾くことに馴染んできました。
そして、去年の8月8日から始まった「大人のピアノレッスン」ですが、めでたく明日で1周年を迎えます。
毎週木曜日の夕方からのレッスンを1週も休むことなくコツコツと続けてきた、プチ達成感・・・
仕事が遅くなりどんなに急いで帰っても間に合わないため、さすがにパスしようかと思った日もありました。
それでも、やっぱり休みたくないと思い直し、先生に電話で無理を言って家の前で5分だけ待ってもらい、
痺れて走れない足を必死で動かして急ぎ急ぎ家に帰ってレッスンを受けたこともありました。
そうやってこの1年間に弾けるようになった曲は23曲、同じ曲の異なる演奏も含めると30バージョン・・・
1年は52週なので、毎日少しの時間でも弾いて2週間で1曲を仕上げるようなペースで続けてきました。
子供の練習でもよく使われる「月の光に」という曲から始まり、今の練習曲は学校唱歌として有名な「旅愁」・・・
「更け行く秋の夜~」と書くとメロディが浮かぶ人も多いのでは・・・
改めて最初の「月の光に」の楽譜を見返してみると、音符が少なく余白のあまりの多さに笑ってしまいますが、
最初の数か月は、レッスンを終えると毎回指や手や腕のどこかしらが痛くなり、毎回ドッと疲れるほど必死・・・
今はもう結構リラックスして練習できていて、特に自分の好みの曲に出会うと楽しく気持ちよく弾けるまでに・・・
ピアノを始めたことで、メロディは知っていても何て曲名だっけ・・・という曲も改めて知る機会にもなっています。
これまで練習してきた中で、自分好みで気持ちよく練習できた曲は以下の8曲・・・
「聖者の行進」「思い出」「ローレライ」「漕げよマイケル」「ユー・アー・マイ・サンシャイン」「かわいいあの子」
「マイ・ボニー」「はにゅう(埴生)の宿」・・・
因みに「はにゅう(埴生)の宿」という曲は元々イングランド民謡で、原題は「Home, Sweet Home」・・・
単純に訳すと「楽しい我が家」ですが、なぜこの芳名なのかと言うとまだ貧しい明治時代に邦訳されたため・・・
「はにゅう(埴生)の宿」とは「土で塗ったみすぼらしい家」のことで、「貧相ながらもこれが我が家」ということ・・・
「ビルマの竪琴」を筆頭に「二十四の瞳」「火垂るの墓」などの映画や、いくつかの朝ドラにも使われています。
歌が入る場合は「埴生の宿もわが宿・・・」と歌われるのですが、心が洗われる静かで癒される曲です。
「この曲が好きで、弾いていてすごく落ち着くんですよね」と言ったら、先生はああなるほどね・・・という感じで、
「きっと優しいのが好きなんですよ」「こういうのが合っているんでしょうね」と言われました。
自分でもなかなか理解できない複雑な性格をしていると思う自分自身の、あくまでも一つの側面だと思いますが、
ピアノを弾いていると、自分にはどういう要素があるのか、少しずつ浮き彫りにされていくような気もします。
ピアノを教えている子供にも十人十色の性格があるようで、バンバン叩くように弾くのが好きな子もいれば、
柔らかくなでるように弾くのが好きな子や、間違えるとすぐに癇癪をおこす子、すごく根気のいい子もいる・・・
もう10年も前のことですが、夫婦ともにピアノが趣味で、周囲に気兼ねせず思いっきりピアノを弾くために、
那須の高原の中の一軒家に引っ越したアッピアの友人の家に泊りがけで遊びに行ったことがあります。
前日の夜に大ゲンカをしたらしい二人が、その傷が癒えない状態で弾いて聴かせてくれたピアノは、
二人とも鍵盤を叩きつけるような激しいピアノタッチの曲だったことを覚えています。
ピアノに限らずですが、楽器はその人の性格や気性、その時の思いや心情までをも正直に表現してしまう・・・
なかなか面白く、またある意味怖いものだなあとも感じます。
まだまだたくさんの自分好みの曲に出会うことを楽しみにしながら、ピアノで自分自身も知っていきたいですね。
2020年8月7日
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秋に何とかまとまった休みが取れればいいかな・・・といったところです。
そんな今「私の癒しはピアノを弾くこと」と、やっと言えるくらいまでにピアノを弾くことに馴染んできました。
そして、去年の8月8日から始まった「大人のピアノレッスン」ですが、めでたく明日で1周年を迎えます。
毎週木曜日の夕方からのレッスンを1週も休むことなくコツコツと続けてきた、プチ達成感・・・
仕事が遅くなりどんなに急いで帰っても間に合わないため、さすがにパスしようかと思った日もありました。
それでも、やっぱり休みたくないと思い直し、先生に電話で無理を言って家の前で5分だけ待ってもらい、
痺れて走れない足を必死で動かして急ぎ急ぎ家に帰ってレッスンを受けたこともありました。
そうやってこの1年間に弾けるようになった曲は23曲、同じ曲の異なる演奏も含めると30バージョン・・・
1年は52週なので、毎日少しの時間でも弾いて2週間で1曲を仕上げるようなペースで続けてきました。
子供の練習でもよく使われる「月の光に」という曲から始まり、今の練習曲は学校唱歌として有名な「旅愁」・・・
「更け行く秋の夜~」と書くとメロディが浮かぶ人も多いのでは・・・
改めて最初の「月の光に」の楽譜を見返してみると、音符が少なく余白のあまりの多さに笑ってしまいますが、
最初の数か月は、レッスンを終えると毎回指や手や腕のどこかしらが痛くなり、毎回ドッと疲れるほど必死・・・
今はもう結構リラックスして練習できていて、特に自分の好みの曲に出会うと楽しく気持ちよく弾けるまでに・・・
ピアノを始めたことで、メロディは知っていても何て曲名だっけ・・・という曲も改めて知る機会にもなっています。
これまで練習してきた中で、自分好みで気持ちよく練習できた曲は以下の8曲・・・
「聖者の行進」「思い出」「ローレライ」「漕げよマイケル」「ユー・アー・マイ・サンシャイン」「かわいいあの子」
「マイ・ボニー」「はにゅう(埴生)の宿」・・・
因みに「はにゅう(埴生)の宿」という曲は元々イングランド民謡で、原題は「Home, Sweet Home」・・・
単純に訳すと「楽しい我が家」ですが、なぜこの芳名なのかと言うとまだ貧しい明治時代に邦訳されたため・・・
「はにゅう(埴生)の宿」とは「土で塗ったみすぼらしい家」のことで、「貧相ながらもこれが我が家」ということ・・・
「ビルマの竪琴」を筆頭に「二十四の瞳」「火垂るの墓」などの映画や、いくつかの朝ドラにも使われています。
歌が入る場合は「埴生の宿もわが宿・・・」と歌われるのですが、心が洗われる静かで癒される曲です。
「この曲が好きで、弾いていてすごく落ち着くんですよね」と言ったら、先生はああなるほどね・・・という感じで、
「きっと優しいのが好きなんですよ」「こういうのが合っているんでしょうね」と言われました。
自分でもなかなか理解できない複雑な性格をしていると思う自分自身の、あくまでも一つの側面だと思いますが、
ピアノを弾いていると、自分にはどういう要素があるのか、少しずつ浮き彫りにされていくような気もします。
ピアノを教えている子供にも十人十色の性格があるようで、バンバン叩くように弾くのが好きな子もいれば、
柔らかくなでるように弾くのが好きな子や、間違えるとすぐに癇癪をおこす子、すごく根気のいい子もいる・・・
もう10年も前のことですが、夫婦ともにピアノが趣味で、周囲に気兼ねせず思いっきりピアノを弾くために、
那須の高原の中の一軒家に引っ越したアッピアの友人の家に泊りがけで遊びに行ったことがあります。
前日の夜に大ゲンカをしたらしい二人が、その傷が癒えない状態で弾いて聴かせてくれたピアノは、
二人とも鍵盤を叩きつけるような激しいピアノタッチの曲だったことを覚えています。
ピアノに限らずですが、楽器はその人の性格や気性、その時の思いや心情までをも正直に表現してしまう・・・
なかなか面白く、またある意味怖いものだなあとも感じます。
まだまだたくさんの自分好みの曲に出会うことを楽しみにしながら、ピアノで自分自身も知っていきたいですね。
2020年8月7日
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