先々週はアッピアと父の法要のため新幹線で大阪に帰省しましたが、一人だと必ずその場限りの隣人がいます。
新幹線で乗り合わせる隣人は、当然のことながらたまたまの巡り合わせ・・・
そして、人は皆それぞれながら、良くも悪くもその不思議さゆえにずっと記憶に残る人がいます。
今回もそういう方と隣になったことで、これまで新幹線で出会った「不思議な人々」を思い出すことになりました。
・・・と言うことで、今回はこれまで新幹線で出会った「不思議な人々」ベスト3を挙げてみました。
【第3位】 今回の大阪に向かう新幹線の中で・・・「新幹線は走るオフィス」
3人掛けの席で私が窓側、通路側にもう一人の男性、そして今回の主役のその方は真ん中の席・・・
建築デザイナーのようで、私が新横浜から乗り込んだ時にはもうすっかり「仕事モード」オーラ満載・・・
リフォームのデザインを手がけていたようですが、締め切りが近く焦っているのか、
PC、タブレット、スマホの3つを一席だけの狭い空間にぐるりと配置し、そこだけ完全にオフィスと化していました。
一心不乱にPCとタブレットを交互にカチャカチャ操作し、ダブレットでPCの画面をカシャカシャ写真に撮り、
私たち両隣には一切お構いなくスマホで電話しまくり、あれがどうしただの、これから写真を送るだの・・・
お陰でゆっくり本を読むことも出来ず、諦めて久し振りに外を流れる変化に富んだ景色をずっと眺めていました。
台風19号で多くの川が氾濫し、テレビでは日本列島に血管のように張り巡らす川の全体像を知って驚きましたが、
やはり海沿いでは数秒置きに大小の河川に遭遇し、改めて日本の川の多さを実感・・・
その方は、新大阪に着いて私が席を立とうとする瞬間まで「一秒も無駄にしないぞ」オーラで仕事をし続け、
私が席を立った瞬間に、数秒の神業で一連のデジタル機器を鞄にドサーっと放り込みサーっと降りていきました。
【第2位】 アッピアが健在で息子がまだ幼かった頃・・・「厚かましいにも程がある家族」
アッピアと幼い息子と3人で新幹線に乗り込み、当時はまだ二人がけで間に合った予約席に向かったところ、
そこには椅子を回転させて小学生二人の男の子連れの家族4人が向かい合って、ボードゲームの真っ最中・・・
お菓子やジュースも広げて、完全に「ここは私たちの専用席」的にくつろいでゲームに夢中になっているため、
こちらが席を間違えたかと改めてチケットを確認したものの、やはり間違いではなさそう・・・
冷静且つ嫌みたっぷりに、「お取り込み中申し訳ありませんが、この席は私たちの予約席なんですが・・・」と言うと、
「ほら、やっぱりここじゃないよ!」と母親が父親を責めるように言い放ちながら、バタバタと慌ただしく片づけ、
「ええ~何で・・・?」と言う息子たちの手を引っ張って、席を戻しもせず逃げるように去って行きました。
呆れてアッピアと顔を見合わせて、思わず「Oh My God!」ポーズをしながら片付くのを待ちましたが、
回転させた席を元に戻しながら「厚かましいにも程がある・・・」ときつく呟いたことを思い出します。
【第1位】 まだ独身で若造だった頃・・・「人生経験豊富なお姉さんからの貴重な話」
当時、自分がまだ20代半ばの若造だった頃、幼い子供を抱いた30歳代位の女性の隣に乗り合わせました。
ずっと抱っこしながら座っているのも大変だろうと、二人がけの間に「ここに座らせてもらっていいですよ」と、
話しかけたことをきっかけに話が弾みました。
当時、遠距離恋愛中だった私に、女性視点からのアドバイスが・・・
「遠距離を成功させる秘訣は、いかにまめに連絡を取るかなのよ。」
「連絡の間が空いてしまうことが遠距離の続かない一番の原因・・・つまり、すれ違いね。」
そして、結婚して子育てをしている女性の立場から、まるで日々の悩みを吐露するようなアドバイスが・・・
「育った環境の異なる人間同士が一緒に生活すると言うのは、思ったよりも大変なことなの。」
「子供が生まれてからの方がお互いの価値観の違いが浮き彫りになるのよね。」
「特に子育ての考え方の違いは、育った家庭環境の違いや価値観の違いがもろに反映するものよ。」
日々リアルに感じている悩みや思いを、弟相手にでも話すような少し大人の女性の生活観たっぷりのアドバイス。
その時にはまだ将来の波瀾万丈さを知る由もない私にとっては、新鮮な人生勉強・・・でした。
彼女は、今頃どこでどんな生活を送っているのだろう?
その場限りの偶然の出会いは、もう二度と会うことがないからこその強い印象を残す思い出となります。
2019年11月8日
男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。
にほんブログ村
乳がんランキング
新幹線で乗り合わせる隣人は、当然のことながらたまたまの巡り合わせ・・・
そして、人は皆それぞれながら、良くも悪くもその不思議さゆえにずっと記憶に残る人がいます。
今回もそういう方と隣になったことで、これまで新幹線で出会った「不思議な人々」を思い出すことになりました。
・・・と言うことで、今回はこれまで新幹線で出会った「不思議な人々」ベスト3を挙げてみました。
【第3位】 今回の大阪に向かう新幹線の中で・・・「新幹線は走るオフィス」
3人掛けの席で私が窓側、通路側にもう一人の男性、そして今回の主役のその方は真ん中の席・・・
建築デザイナーのようで、私が新横浜から乗り込んだ時にはもうすっかり「仕事モード」オーラ満載・・・
リフォームのデザインを手がけていたようですが、締め切りが近く焦っているのか、
PC、タブレット、スマホの3つを一席だけの狭い空間にぐるりと配置し、そこだけ完全にオフィスと化していました。
一心不乱にPCとタブレットを交互にカチャカチャ操作し、ダブレットでPCの画面をカシャカシャ写真に撮り、
私たち両隣には一切お構いなくスマホで電話しまくり、あれがどうしただの、これから写真を送るだの・・・
お陰でゆっくり本を読むことも出来ず、諦めて久し振りに外を流れる変化に富んだ景色をずっと眺めていました。
台風19号で多くの川が氾濫し、テレビでは日本列島に血管のように張り巡らす川の全体像を知って驚きましたが、
やはり海沿いでは数秒置きに大小の河川に遭遇し、改めて日本の川の多さを実感・・・
その方は、新大阪に着いて私が席を立とうとする瞬間まで「一秒も無駄にしないぞ」オーラで仕事をし続け、
私が席を立った瞬間に、数秒の神業で一連のデジタル機器を鞄にドサーっと放り込みサーっと降りていきました。
【第2位】 アッピアが健在で息子がまだ幼かった頃・・・「厚かましいにも程がある家族」
アッピアと幼い息子と3人で新幹線に乗り込み、当時はまだ二人がけで間に合った予約席に向かったところ、
そこには椅子を回転させて小学生二人の男の子連れの家族4人が向かい合って、ボードゲームの真っ最中・・・
お菓子やジュースも広げて、完全に「ここは私たちの専用席」的にくつろいでゲームに夢中になっているため、
こちらが席を間違えたかと改めてチケットを確認したものの、やはり間違いではなさそう・・・
冷静且つ嫌みたっぷりに、「お取り込み中申し訳ありませんが、この席は私たちの予約席なんですが・・・」と言うと、
「ほら、やっぱりここじゃないよ!」と母親が父親を責めるように言い放ちながら、バタバタと慌ただしく片づけ、
「ええ~何で・・・?」と言う息子たちの手を引っ張って、席を戻しもせず逃げるように去って行きました。
呆れてアッピアと顔を見合わせて、思わず「Oh My God!」ポーズをしながら片付くのを待ちましたが、
回転させた席を元に戻しながら「厚かましいにも程がある・・・」ときつく呟いたことを思い出します。
【第1位】 まだ独身で若造だった頃・・・「人生経験豊富なお姉さんからの貴重な話」
当時、自分がまだ20代半ばの若造だった頃、幼い子供を抱いた30歳代位の女性の隣に乗り合わせました。
ずっと抱っこしながら座っているのも大変だろうと、二人がけの間に「ここに座らせてもらっていいですよ」と、
話しかけたことをきっかけに話が弾みました。
当時、遠距離恋愛中だった私に、女性視点からのアドバイスが・・・
「遠距離を成功させる秘訣は、いかにまめに連絡を取るかなのよ。」
「連絡の間が空いてしまうことが遠距離の続かない一番の原因・・・つまり、すれ違いね。」
そして、結婚して子育てをしている女性の立場から、まるで日々の悩みを吐露するようなアドバイスが・・・
「育った環境の異なる人間同士が一緒に生活すると言うのは、思ったよりも大変なことなの。」
「子供が生まれてからの方がお互いの価値観の違いが浮き彫りになるのよね。」
「特に子育ての考え方の違いは、育った家庭環境の違いや価値観の違いがもろに反映するものよ。」
日々リアルに感じている悩みや思いを、弟相手にでも話すような少し大人の女性の生活観たっぷりのアドバイス。
その時にはまだ将来の波瀾万丈さを知る由もない私にとっては、新鮮な人生勉強・・・でした。
彼女は、今頃どこでどんな生活を送っているのだろう?
その場限りの偶然の出会いは、もう二度と会うことがないからこその強い印象を残す思い出となります。
2019年11月8日
男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。
にほんブログ村
乳がんランキング