MILESTONES (団塊オヤジのJAZZ日記)

JAZZに関わる話題を中心に、たわい無い日常を不定期に紹介しています。

~ チャリー・クリスチャンを聴いています! ~

2021年01月10日 | JAZZ Guitar
今日も寒いですね!
「男の隠れ家」に籠り、“湯たんぽ”を抱いて、温かい珈琲を飲みながら“Charlie Christian(チャリー・クリスチャン)の三枚組アルバム”MEMORIAL ALBUM”を聴いています。
(今日はアナログレコードをデジタル化した“アナログCD”で・・ながらで聴くにはこっちの方が便利です・笑)









小生の愛読書に「Portrait in Jazz 和田誠(イラスト)&村上春樹(エッセイ))がありますが、それを読んでいて、このアルバムが聴きたくなりました。

作家 村上春樹さんは小生と同世代、団塊世代の生まれで、育った社会環境が同時代ということもあり、彼の作品・語り口に共感を覚え、大好きな作家の一人である。
村上さんは十代でジャズに出会い、ジャズにのめり込み、ジャズ喫茶のオーナーにもなった事があることは良く知られていますが、この書籍は、イラストレーター和田誠さんが画くミュージシャンの肖像に村上春樹さんがエッセイを添えたジャズ名鑑ともいえる書籍です。
この中で村上春樹さんはこのアルバムの事を以下のように書いておられます。

~ 流星のきらめきとでもいうべきか、この「チャーリー・クリスチャン・メモリアル・アルバム」に収められた演奏はどれをとっても一聴の価値のあるものだが、中でもとりわけ1941年1月にカウント・ベイシーをピアノに迎えて行われたホットなセッションが僕は好きだ。
~ とくにシンプルで快調なリフ・ナンバー「ブレックファスト・フェード」のいくつかのテイクにおけるベイシーとクリスチャンのソロの応酬は優れて先鋭的であり、見事だ。
~ 独特の時間感覚で地軸を揺らせるベイシーのリズム・セゥションとクリスチャンのソリッドでホーンライクなラインの絡み合いは、ほんとうに「骨までスイングする」という表現がぴったりする。
スイングのマグマが沸き立ち、ジャズがまだ「英雄伝」的であった時代の貴重な記録だ。

それでは、「ブレックファスト・フェード」を聴いてみましょう。
コメント
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