MILESTONES (団塊オヤジのJAZZ日記)

JAZZに関わる話題を中心に、たわい無い日常を不定期に紹介しています。

トロンボーンJAZZを聴いてみる・・・

2008年03月31日 | JAZZ
同じホーン楽器であるトランペットと違い、トロンボーンは楽器の特性上、細かい表現は無理な楽器であるが、トロンボーンが持つ音色とトロンボーンしか出せない独特のフレーズが私は好きである。

*トロンボーン(福村 博や向井滋春)がいた時代の渡辺貞夫グループは好きですね・・・。昔、FM東京で放送されていた“渡辺貞夫マイ・ディア・ライフ”をエアーチェックしたテープ(30年前の古いテープです・・笑)をCD化して楽しんでいます・・・。

(“渡辺貞夫マイ・ディア・ライフ”をエアーチェックしたテープとデジタル化したCD・・)

トロンボーンのリーダーアルバムでよく聴くのは、この“Dial J.J5”とあの人気盤であるカーテス・フラワーの“ブルー・スエット”の2枚であるが、今日はそのうちのJ.J.ジョンソンを・・

Dial J.J5/The J.J.Johnson Quintet
J.J.Johnson(tb)、Bobby Jasper(sax,fl)、Tommy flanagan(p)、Wilber Little(b)、Elvin Jones(ds)

このアルバムの聴きものになっているひとつが、トミー・フラナガン、 ウィルバー・リトル、 エルヴィン・ジョーンズからなる、スリリングなリズム・セクションだと思います。
多くのジャズ・ファンは、トミー・フラナガン・トリオの傑作アルバム“オーバーシーズ”をご存じのことと思いますが、この“オーバーシーズ”のトリオを形成しているのが、ほかならぬこのアルバムで形成されている、J.J.ジョンソン・クインテットのリズム・セクションなのです。
モノラルレコードであるが、“オーバーシーズ”と同様、アナログプレヤーで聴く若き日のトミー・フラナガンのピアノ、 エルヴィン・ジョーンズのドラミングが心地よい・・・。
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長年、聴いていないレコードを久しぶりに (その1)・・・

2008年03月30日 | JAZZ Sax
今日の岡山市は朝から雨が降っている・・そして寒い。
毎年、桜時期になると“花冷え”といって今日のような寒い日がある。今日は雨も降っているし、夜桜・花見客も少ないだろうなぁー等と思いながら、レコードBOX内を物色・・・。
まだまだ、長年聴いていないアルバムが数多くある。レコードを取り出してみても内容をまるで思い出せないものもある(笑)・・・。
今日、紹介するのはそんなレコードであるが、聴いてみるとなかなか良いのである。なぜか凄く得をしたような気持ちになった(笑)。


The Alto Summit  Lee Konitz/Phil woods/Pomy Poindexter/Leo Wright)/アルト・サミット
リー・コニッツ(as)、ポニー・ポインデクスター(as)、フィル・ウッズ(as)、レオ・ライト(as)
スティーヴ・クフン(p)、パリー・ダニエルソン(b)、ジョン・クリステンセン(ds)
‘68年6月録音

4人のアルト奏者による、アルバムタイトル通りのサミット(顔合わせ)によるアルバムである。
クールジャズを代表するミュージシャン、リー・コニッツや、チャリー・パーカーを伝承するアルト奏者として有名なフィル・ウッズの二人についてはよく知っているミュージシャンであるが、あとの二人のアルト奏者である、ポニー・ポインデクスターとレオ・ライトについては、私はよく知りませんでした。
調べてみると、ポニー・ポインデクスターは50~60年代に活動した黒人奏者で、プレスティッジやニュージャズに数枚のリーダー作を残しております。
レオ・ライトは、60~70年代に活動した黒人奏者で、アトランティックに数枚のリーダー作を残しております。(レオ・ライトについては私の好きなギタリスト、ケニー・バレルが参加している“SOUL TALK”というジャジーなアルバムを持っているが・・・)
ピアノには当時30歳の若きスティーヴ・キューンが座ります。

4人のスタイルおよび音楽性の異なったバラエティに富んだアルト奏者がそれぞれの持ち味を遺憾なく発揮してみせた文字通りのサミット・アルバムで、久しぶりに(・・というかこのアルバムを持っているのも忘れていたが・(笑)・)聴いてみて、アルバムとしての完成度も高く、なかなか、面白いアルバムであるという感想である。
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JAZZ Guitar 愛聴盤 No.9(BARNEY KESEL)・・・

2008年03月29日 | JAZZ Guitar
私のJAZZ Guitar コレクションの中から愛聴盤を紹介しています。
9回目となる、今回はBARNEY KESEL を・・・。

JAZZギター好きの私としてはベテラン大物ギタリスト、バーニー・ケッセルは紹介しなければ・・・と思い、数少ないコレクションからですが、少し紹介したいと思います。(バーニー・ケッセルは他のギタリストに比べてなぜか聴く機会が少ないのですが、久しぶりに聴いてみました・・)

①THE POLL WINNERS RIDE AGAIN!!/ポール・ウィナーズ・ライド・アゲイン
Barney Kessel(G)、 Ray Brown(Bs)、 Shelly Manne(Ds).

お馴染みのポール・ウィナーズ(バーニー・ケッセル(G), レイ・ブラウン(Bs), シェリー・マン(Ds))による作品ですね。
バーニー・ケッセルの流れるようなスウィング感溢れるプレーに加え、名手、レイ・ブラウン, シェリー・マンの好サポートも相まって、派手さはないが、ベテランジャズメンの実力が遺憾なく発揮された、これぞJAZZギタートリオというアルバムだと思います。

しかしながら、伝統に根ざしたしっかりとしたテクニックを持っているバーニー・ケッセルをはじめとした、ベテランギタリスト達のバラードは絶妙ですね・・。
このアルバムのスローなバラード曲でも聴ける、バーニー・ケッセルのコードワークやソロは、これぞJAZZギターのお手本ともいえる、絶妙なタッチで、たまりません・・・。

②『Oscar Peterson Quartet #1』/オスカー・ピーターソンカルテット 第1集
Oscar Peterson(P)、 Barney Kessel(G)、 Ray Brown(Bs)、Alvin Stoller(Ds)

オスカー・ピーターソン・カルテットのメンバーとして参加している‘52年に録音した古いアルバム(復興盤)であるが、各曲の長さが当時の録音では珍しい、一曲が10分を超すジャム・セッション風の演奏で、オスカー・ピーターソンに呼応した若き日のバーニー・ケッセルの強烈にスウィングするプレイや、絶妙のバラードプレイが存分に堪能できる一枚だ。
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団塊オヤジのJAZZ日記・・・

2008年03月28日 | 日記
今日の岡山市は、朝は少し肌寒い感じであったが今は窓から日が差し込んで部屋の中は暖かい。この週末には桜も結構、開花するだろうな・・・(岡山後楽園近くの土手沿いの桜並木は見事ですよ・・)。
(昨年の様子・・・)

今、リビングのスピカーからは、昨日、紹介したキース・ジャレットのソロアルバムが流れている・・。2曲目の“RITOORIA/リトゥーリア”が聴こえてきた・・。なんて美しく、力強い演奏だろうか・・。この曲は何回でも聴きたくなる・・(このアルバムはCD化し、簡単にいつでも聴けるようにしているので、この曲だけ何回も聴き返しているのです・・・笑)
 (CD化したレコード)

さて、
団塊オヤジが長年のサラリーマン生活から開放され、早、6ヶ月が過ぎようとしている。
仕事中心の生活から開放され、自由な時間を持つ事でき、好きなJAZZが満喫できる現在の環境に感謝している。

そんな、団塊オヤジの生活に変化の兆しが・・・。
実は私は長年電力関係の技術者として働いてきていたが、その長年の技術と経験を活かしては・・と誘ってくださる企業が現れたのである。
再始動するとなれば、何十年振りかにJAZZを満喫できている現在の環境が、また仕事中心の生活に戻ってしまうのでは・・・という残念な気持ちもある・・。
しかし、ブログを始めてみて、分かったのであるが、私のような多くの団塊世代の方々が仕事を続けながら、趣味も楽しんでおられるではないか・・。今はもう少し頑張ってみようか・・と考えているところである。
どうなるかわからないが(断れるかもしれません・・笑)、来週、面接に行こうと考えている・・。

とりあえず、今日もJAZZを楽しんでみよう・・。レコードBOXにはまだ長年聴いていないレコードが数多くある、中には内容が全く思い出せないアルバムもある・・笑。
レコードジャケットを見ながら演奏内容を想像するのも楽しいものですね・・。

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JAZZ Piano 愛聴盤 No.7(ピアノ ソロを聴き比べてみた・・・)

2008年03月28日 | JAZZ Piano

①PIANO IMPROVISATIONS  VOL.1・ VOL2/ピアノ ソロ VOL.1・ VOL2
 Chick Corea/チック・コリア

フリー志向のグループ、“サークル”解散後の‘71年に録音した初のピアノ・ソロ集で、ピアノ・ソロ・ブームの起爆剤となったアルバムである。

当時、私はフリーなJAZZも好きで、“サークル”における、彼の前衛的なプレーも好きでした。
そんな彼が発表した初のソロアルバムですが、このアルバムでは高度な技術と彼独特のロマンチックで、リリシズムに溢れたプレーを聴かせており、素晴らしいアルバムとなっている。
中には、現代音楽を思わせる前衛的な作品も含まれているが、チックのピアノに対する思いが伝わってきて興味深い・・・。特にVOL2でその傾向が強く感じられる・・・。
発売から30数年経過した今日、聴いてみても、少しも色あせることの無い名盤だと思います。


②FACING YOU
 KEITH JARRETT/キース・ジャレット

彼が‘77年にECMレーベルに吹き込んだ初めてのソロ・アルバムである。
イマジネーションのおもむくまま、自由に鍵盤をあやつるキースの演奏は、チックとは異なった彼独特の牧歌的(一時このような表現が流行ったので・・笑)で、ゴスペル的な、リリシズム溢れるプレーが魅力で、聴くものをキースの世界に引きずり込む。(結局、どんな感じなんなら?分かりゃせんがー 「岡山弁です」・・笑)
ようは、色々な要素が混じったキース独特の世界が繰り広げられている、素晴らしいアルバムということなのです(笑)
彼はこの後、ソロアルバムをいくつも発表するのだが、このアルバムはその出発点となった、貴重なアルバムと思います。
ところで・・・彼のアルバムは唸り声も一緒に聞こえきますね(笑)、当初聞いた時は非常に耳障りで(うるさくて・)、気になっていましたが(笑)、今はそれが彼の特徴で魅力でもあると、捉えることが出来るようになりました・・(笑)。


③HUBRIS/ヒューブリス
 Richard Beiroch/リッチー・バイラーク

このアルバムも上記キースと同様、’77年にECMレーベルに吹き込んだ初めてのソロ・アルバムである。
このアルバムの全体的な印象はジャケットを見ただけでも想像ができる、ECMらしい、美しい旋律と穏やかな叙情性を持った作品となっており、チックやキースのソロアルバムに比べてよりクラシック音楽に近い作品となっている。
前記のチックと同様、リッチーも現代音楽に影響を受けた?・・前衛的な一面も見せている。

ECMに残した彼の他のアルバムは、私にとってはお気に入りのアルバムなので、機会を改めて紹介したいと思っている。
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サッカー 対バーレーン戦を見て・・・

2008年03月27日 | 日記
昨晩はワールドカップサッカー アジア地区3次予選 対バーレーン戦を見た。
残念な結果になってしまいましたね・・・。
昨晩の試合は負けたのも残念でしたが、見ていて余り面白く無い試合でした。
サッカーは点を取るゲームであるが、ゴールするまでの過程が面白く、選手達が試合の状況に応じてとっさに判断し、動く・・・。(JAZZのアドリブと似ているかな・・(笑)・・)これがサッカーの面白みでもあるのですが、昨晩の試合はゲームを組み立てる司令塔が機能していなっかたように思いましたね・・。
まだまだこれから厳しい戦いが続きますが、アジア予選を勝ち抜いてワールドカップ出場できるよう応援しましょう!
ガンバレ 日本 チャチャチャ!

大事にしているサッカーグッズ(ガラクタですが・・処分できない(笑)・・)

私の、幼少時代はサッカーというものは余り盛んではではなく、男の子は皆、野球少年で、プロ野球選手がアイドルだった。(私は還暦前の団塊オヤジですので、そのつもりで読んでください・(笑)・・)。
そんな時代に育った私ももちろん野球少年で、将来の夢はプロ野球選手で、アイドルは背番号3 長島茂雄でしたね・・(笑)・・
そんな団塊オヤジがサッカーに夢中になったのは息子が小学校からサッカーを始め、試合にも応援に行くようになったからです・・(完全に親バカ状態でしたが、子供達が真夏の炎天下でも真剣に走り回って、ボールを追いかけている姿をみると感動しましたね・・)
今は、息子の影響でサッカーに夢中になっています。

長島さんのサインボール・・私の宝物です・・(笑)・・
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マイルス関係の雑誌を読んでいたら・・・

2008年03月26日 | JAZZ
私は普段から、本や、雑誌を読みながら寝る癖がついているが・・(活字を読むとすぐに眠くなる習性が出来ており(笑)私にとって睡眠剤のようなものである(笑)・・・)
昨晩は古いマイルスの雑誌をみていた。
その中に興味深い写真と記事が載っていたので紹介したい。

この雑誌はSwingJournal社から昭和60年(1985年)に発売された「Oh! MILES」というマイルスを特集した雑誌で、当時のSwingJournal社の編集長である、中山康樹さんがマイルスに愛をこめて丹精込めて編集されているな・・とわかる雑誌です。

この雑誌にはマイルスのプライベート写真やインタビュー記事、レコード紹介等あらゆるマイルスの記事と写真が載っており、中山さんのこの雑誌への思いが伝わってくるが、その中で興味深い写真があった。
マイルスは’75年病魔に冒されて、奇跡の復活をみせる’81年まで沈黙(引退同然)を続けていたわけであるが、その間帝王マイルスは復活を目指して色々なメンバーを選びながらリハーサルを続けていたのである。
そのリハーサルに召集されたメンバーの中に、あのプーさん事、われらの菊池雅章がいたのである(なぜか松葉杖をしていますね・・)。この写真にはラリー・コリエルの姿も写っている。

(‘78年3月2日のリハーサルを捉えた写真
左からラリー・コリエル、菊池雅章、T.M.スティーブンス、マイルス、ジョージ・パプリス、アル・フォスター)

興味深い写真である。このときのリハーサルは、どのようなものであったのだろうか・・・。
菊池雅章の音をなるべく減らして表現するプレーはマイルスにも通じることがあり、マイルスも興味を抱いたのでは・・・と想像するが・・。このリハーサルの記録があるなら是非とも聴いてみたいと思いませんか・・・。
結局、この召集メンバーは幻で終わってしまうのですが、ラリー・コリエルもひょっとしたら復活時のメンバーになっていたかも知れませんね・・・。

沈黙して6年後の’81年についに復活を果たす。

(その時期の愛妻“シンリー”に向かって吹くマイルス。「ニューヨーク キックスにて」)
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JAZZ Guitar 愛聴盤 No.8 (Larry Coryellが聴きたくなった)・・・

2008年03月25日 | JAZZ Guitar


私は遠い昔の学生時代、ギターを弾くことに熱中していたこともあり、あらゆるジャンルのギタリストに興味があり聴いていた。
そんな中で、出会ったゲーリー・バートンに参加しているLarry Coryell(g)のプレーに衝撃を受けたのを思い出します。
彼はロック出身のギタリストであるが、JAZZとロックを融合した、時には前衛的な手法を用いた、彼のユニークなプレーは私にはとても魅力的で新鮮に感じたものだ。
私の手元にはそんな時期の彼のレコードがかなり残っており、久しぶりに聴きたくなった。
ゲリー・バートンのグループに参加していたもの、スティーブ・マーカスと一緒にやっているロック色の強いもの、そして彼のリーダーアルバム等一気に聴いてみた。
しかしながら・・・。あれほど熱中していたLarry Coryell(g)であるが、今日、改めて聴いてみると少し古臭く感じ、特にロック色の強いレコード等は退屈で、今の私には両面(LPレコードなのでここのような表現になります(笑)・・)聴きとおす気持ちになれないものがあった事も事実です。
そんな彼の参加しているレコードで、唯一改めて聴いてみて、魅力的なレコードがマイケル・マントラーの作曲、指揮によるグループJCOAに参加しているLarry Coryell(g)のプレーでした。
このグループは前衛的な集団であるが、ここでの彼のプレーはフィードバック奏法も導入し、ロック色を抑えた革新的で前衛的な奏法を試みている。


THE JAZZ COMPOSER'S ORCHESTRA (JCOA 1001/2)
Soloists
Don Cherry (cornet)
Gato Barbieri (tenor saxophone)
Larry Coryell (guitar)
Roswell Rudd (trombone)
Pharoah Sanders (tenor saxophone)
Cecil Taylor (piano)
Orchestra
conducted by Michael Mantler

最近の彼のレコード(と・・言っても最近は買ってないので、余り知らないが(笑)・・)は勿論好きで、“Young Django”は愛聴盤であるが、それらのアルバムについては、機会を改めて、また紹介したいと思います。
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JAZZ Guitar 愛聴盤 No.7(HERB ELLIS)・・・

2008年03月24日 | JAZZ Guitar
私のJAZZ Guitar コレクションの中から愛聴盤を紹介しています。
7回目となる、今回はHERB ELLISを・・・。

私は幅広くそして浅く(笑)・・色々なスタイルのJAZZギタリストを楽しんでいるが、今回は数少ないハーブ・エリスのコレクションの中から少し紹介します。
彼は、オスカー・ピーターソンとの活動でも知られる名ギタリストですね。
最初の一枚は、そんな彼の代表作といわれている・・・

①NOTHING BUT THE BLUES/ナッシング・バット・ブルース です。
ハーブ・エリス(G)、 ロイ・エルドリッジ(Tp)、 スタン・ゲッツ(Ts)、 レイ・ブラウン(Bs)、 スタン・リーヴィ(Ds)

このアルバムは全編に渡り、ハーブ・エリスの得意中の得意である、ブルースを聴くことができます。
彼のブルースは私の好きなケニー・バレルのジャージーなブルースとは違い、カントリー的な泥臭いブルースで、ロックやブルースあるいはカントリーも好きな私にはとても親しみやすいギタリストです。(ジャケットのエリスは、いかにもカントリーオジサンというような雰囲気が出ていると思いませんか(笑)・・)
モノラルレコードであるが、アナログプレーヤーで聴くこのアルバムのプチプチというスクラッチ・ノイズも心地よい(笑)。

次に紹介するのは・・・
②4 To Go!
アンドレ・プレブィン(p)、ハーブ・エリス(G)、レイ・ブラウン(Bs)、シェリー・マン(Ds)

このアルバムはJAZZ界ではあまり馴染みの無い、映画音楽、クラシック界でも活躍していたアンドレ・プレブィン(p)というピアニストにハーブ・エリス(G)、レイ・ブラウン(Bs)、シェリー・マン(Ds)というJAZZ界の名手達が参加して作ったアルバムであり、全体的にリラックスした、聴いていて心地よいアルバムである。
このアルバムのハーブ・エリス(G)は彼独特の泥臭いブルースタッチを抑えた、スマートなプレー?(笑)を聴かせており、上記アルバムでの印象が強い私には意外な一面が見えた一枚です。
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今日も、コルトレーンを聴いてみる(その3)・・・

2008年03月23日 | JAZZ Sax
今日の岡山市は雨模様と天気予報が出ていたが、朝起きた時はまだ降ってはいなかった。
雨が降る前にと・・・庭の手入と近くに借りている農園の草取りをして午前の作業終了。
午後から予報通り雨模様となった・・。

さあ後は、ゆっくりと、コヒーでも飲みながら、今日もコルトレーンをまず聴いてみよう・・・。久しぶりに、アバンギャルドなコルトレーンを集中して聴いてみたい気持ちはあるのだが、どうしてもターンテーブルにレコード盤を乗せる気持ちになれない・・・。
なにがいいかと物色・・。結局、選んだアルバムは・・・。

①Ballads/バラード

John Coltrane(Ss・Ts) McCoy Tyner(P) Jimmy Garrison・Reggie Workman(Bs) Elvin Jones(Ds)
このアルバムのコルトレーンはテナー・サックスが持っている魅力を最大限に活かし、シンプル&ストレートにメロディを歌いあげている。サポートしているマッコイもコルトレーンのソロに呼応し、歌い上げるような魅力的なプレーを聴かせてくれる。
コルトレーンの他のアルバムを聴いていても、バラード曲になると心が休まり、張り詰めた緊張感が解ける感じとなるが、このアルバムは全編バラード演奏で占められており、私にとって、リラクッスして聴きたいときには最良の一枚だ・・・。

②Eternal/エターナル

ブランフォード・マルサリス(Ts.Ss)のバラード?作品ですね。
コルトレーンの“バラード”を聴くとなぜかこのアルバムを聴きたくなる。
このアルバムはコルトレーン派?のミュージシャンであるブランフォード・マルサリスが発表した、現代のサクッス・バラード集ともいえる作品であり、彼の技術力の高さと魅力的な曲が相まって素晴らしいアルバムとなっている・・・。
上記アルバムと同様、私にとって、リラクッスして聴きたいときには最良の一枚です・・・。
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