MILESTONES (団塊オヤジのJAZZ日記)

JAZZに関わる話題を中心に、たわい無い日常を不定期に紹介しています。

団塊オヤジのJAZZ日記・・(マイルスを聴きなおしてみる・・④)

2010年04月29日 | Miles Davis
さてさて、マイルスを聴きなおしてみるシリーズ第④弾として
マイルス最高傑作と言われている・・。

Kind Of Blue /Miles Davis Sextet(1959) を・・

Miles Davis(Tp)、John Coltrane(Ts)、Cannonball Adderley(As)、Red Garland・Wynton Kelly(P)、Paul Chambers(Bs)、Jimmy Cobb(Ds)


(黄金のセクステットによるセッション風景・・)

聴きなおしてみるといっても、このアルバムは小生が今でも一番よく聴いてるアルバムで、リラックスしてJAZZを楽しみたいとき、ひたすらJAZZに浸りたいとき、上質のバックグラウンド音楽としてJAZZを楽しみたいとき等いつも選んでいるアルバムの一つである・・。

本作品の評価をするのはいまさらという感もあるが・・、
バップから脱皮し、モード手法というものを取り入れ、シンプルながらミュージシャンの感性、テクニックを最大限に発揮している点にあると思う。
参加している、プレヤーがマイルスの意図をくみ取って、素晴らしい感性でプレーしており、洗練された完璧なアンサンブルと絶妙なアドリブプレーがなんとも心地よく、これこそがマイルスの最高傑作として全世界のJAZZファンにいまだに愛され続けている所以であろうと思う・・。

Miles Davis - Flamenco Sketches

(マイルス・コルトレーン・キャノンボール・エバンスの繊細で、感性豊かなプレーにはしびれますね・・)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団塊オヤジのJAZZ日記・・(マイルスを聴きなおしてみる・・③)

2010年04月27日 | Miles Davis
今日の岡山市は中国地方一帯を覆った低気圧の影響か、時折台風並の突風が吹き小生は傘を一本ダメにしてしまった・・泣
今年の気候はもうすぐ5月になるというのに、冬並みの最低気温になったり、夏並みの最高気温になったりで少しおかしいですね・・。

さて、マイルスを聴きなおしてみるシリーズ第3弾として
50年代後半のマイルスから・・。

Milestones /Miles Davis Sextet(1958) を・・

Miles Davis(Tp)、John Coltrane(Ts)、Cannonball Adderley(As)、 Red Garland(P)、Paul Chambers(Bs)、Philly Joe Jones(Ds)

第1期黄金クインテットにキャノンボールを加えた3管編成セクステットによる作品である。

アルバムジャケットのボタンダウンシャツをラフに着こなしたマイルス・・ウ~ンカッコイイですな・・。


小生達、団塊世代の学生時代のファッションといえば洗いざらしのボタンダウンシャツ(アイロンはかけてはいけません・・笑)にストレートズボン(ズボンというところがオヤジなのです・・笑)が主流で(あくまで小生の周りだけですが・・)、小生は卒業後就職して結婚するまでそのスタイルを続けていたのであるが、どうやら妻は結婚前、ヨレヨレのシャツを着ていた小生を見て、なんともだらしない人だと呆れていたようだ・・笑

(閑話休題)

さて、アルバムの紹介である・・。
あの名盤“Kind of Blue”の1作前にあたる作品で、モードJAZZの出発点となった作品と言われており、まさにマイルス伝説の“一里塚(Milestones)”と言っても良い作品ではないだろうか・・。
マイルス、コルトレーン、キャノンボールの3管による、歯切の良いプレーが心地よい・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団塊オヤジのJAZZ日記・・(マイルスを聴きなおしてみる・・②)

2010年04月26日 | Miles Davis
先週の土曜日は会議のため出勤(土曜日ぐらい休ませてくれよ・・と言いたいのですが、リタイヤ後にお世話になっている会社で、勝手な言い分は恐れ多い事なのです・・笑)
さて昨日の貴重な休日は好きなJAZZでも聴いてリラックスしたいところであったが、そうはいかないのが、我家の決まりなのであります・・泣
庭木の剪定・花壇の水やり、車の洗車、散歩のお付き合い等〃結構忙しいのである・・笑

さて、マイルスを聴きなおしてみるシリーズ第2弾として
50年代のマイルスから・・。

'Round About Midnight /Miles Davis Quintet(1956) を・・

Miles Davis(Tp)、John Coltrane(Ts)、Red Garland(P)、Paul Chambers(Bs)、Philly Joe Jones(Ds)


(若き日のマイルスとコルトレーンの貴重なショット!!)

この時期のマイルスといえばプレスティジのマラソンセッションとして有名な4部作があるが、同時期に第1期黄金クインテットを率いての、COLUMBIA一作目となる作品である。
印象的なジャケットにまず目を引かれる・・。(LP時代のジャケットは眺めているだけで、演奏内容が浮かんでくるようで良いですなぁ~・・)
アルバルタイトルとなっている冒頭の“Round Midnight”・・
マイルスのミュートトランペットが切なく響き渡ってくる・・。
セロニアス・モンクの名曲であるが、マイルスのために作曲されたかのような、素晴らしい演奏となっており、小生は真夜中、リラックスしてJAZZを楽しみたいとき、必ずこの一曲を選んでいるようだ・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団塊オヤジのJAZZ日記・・(マイルスを聴きなおしてみる・・①)

2010年04月24日 | Miles Davis
‘MILESTONE’とは、道路のわきなどに立て、里数をしるした石の標識のことであるが、人生の節目〃〃の出来事を表す人生の一里塚としても使われていますね。

小生がブログ名にこの言葉を使用したのは、ご推察のとおり・・マイルス・デイビスのアルバム‘MILESTONE’をイメージしたものであるが、好きなマイルスのアルバム等を紹介しながら小生の過去の出来事や、日頃の出来事等を綴っていくのにブログ名として最適ではないかと思ったからである。

さて、少し帝王マイルス・デイビスのアルバムを年代別に振り返ってみようと思う。

まずは、50年代のマイルスから・・。

(アドリブ創刊号掲載写真より・・マイルスもコルトレーンも若い)

50年代の代表作といえば、数多い名盤の中で小生は・・まず

Cookin'/Miles Davis Quintet(1956) を・・

Miles Davis(Tp)、John Coltrane(Ts)、Red Garland(P)、Paul Chambers(Bs)、Philly Joe Jones(Ds)
(小生所有の邦盤アルバム・・挿入曲がカタカナで記述してある・・笑)

1956年10月26日の有名なプレスティッジのマラソン・セッションで録音された4部作の一つで、絶品のバラード‘マイ・ファニー・ヴァレンタイン’一曲だけでこのアルバムの価値があるといっても良いぐらい聴きこんだアルバムである。
若き日のコルトレーンが清々しい、ガーランドのピアノも良いですね・・
このアルバムを始めて聴いたのは小生がJAZZに目覚めた大学時代で、FM放送から流れてくるミュートトランペットに大都会の匂いを感じ、こんな気持ちの良い音楽があるのかと衝撃を受けたのを思い出されます。
このときマイルスという存在を始めて知ったのであるが、それ以来、マイルスを追いかけ続けて今日まできている。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団塊オヤジのJAZZ日記・・(マイルス!マイルス!マイルス!・・)

2010年04月21日 | Miles Davis
さて、久しぶりにマイルスの登場だ・・。
小生にとって、マイルスがあれば他には何もいらないというぐらい、ただただマイルスを聴いているだけで満足なのであるが、近年ネット上で簡単に故マイルスの動画を見ることが出来るようになり、改めてマイルスの魅力を再認識している。
どの年代のマイルスも他のミュージシャンを寄せ付けない独特のカリスマ性があり、プレーするマイルスに圧倒されてしまう。

今日は、数多くアップされている故マイルスの動画の中から一つ紹介したい。
1985年のLive Under The Sky における映像である。

晩年発表されたアルバム“You're Under Arrest”に収められているお馴染みのヒット曲「タイム・アフター・タイム」を演奏している。
マイルスの囁くように歌い上げるミュートプレーは最高ですね・・。





1985年の演奏であるから、彼が60歳ぐらいの時の映像である。頭は少し薄くなっているが、元気一杯で圧倒的な存在感がある。

マイルスフリーク・タモリさんの姿も見える・・。日本の上質で暖かい観衆を前にご機嫌な様子のマイルスだ・・(と小生には思える・・)。
今は亡き故マイルスのこんな魅力的な映像を見ると、いまさらながら彼の存在の大きさと、彼がこの世の人ではない寂しさを感じて、感傷的になってしまう・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団塊オヤジのJAZZ日記・・(団塊オヤジのアイドルギタリスト達・・)

2010年04月20日 | 趣味・Guitar
先週の日曜日はラッキーなことに我家に一人きりなり・・笑、思い切り大音量でJAZZから昔懐かしいロックアルバムまで楽しむことができた・・(満足〃〃である・・)
久しぶりにギターでも弾いてみようかと、SPから聴こえてくる音にあわせパラパラと弾いてみた・・指がまるで動かないが・・汗、それでもセッションしているような気持ちになり良い気分である。
さて、今日の話題は小生のような団塊世代のギター好きオヤジのアイドルギタリスト達の話しである。
我々団塊世代の若かりし頃といえば、ベンチャーズであり、リードギタリストの、ノーキーさんはエレキギターをかじったことのある人にとっては憧れのアイドルではないだろうか・・。
小生は、JAZZ以外にもロック、カントリー、はたまた演歌まで見境なく聴いているが・・笑、ノーキーさんのフィンガーピックを駆使したカントリー感覚溢れるプレーは大のお気に入りである。

そんなギター好きオヤジが見つけたチョット素敵な動画を紹介します。


(ノーキー・エドワーズ のカントリー感覚一杯の素敵なプレーを)


(Mrギター チェット・アトキンスのカントリーを)


(ロックギタリスト、ロイ・ブキャナンのJAZZギタリストも唸らせる、お洒落な「Misty」を)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団塊オヤジのJAZZ日記・・(音楽月刊誌「ADLIB」の休刊・・)

2010年04月15日 | Miles Davis
JAZZ雑誌の老舗、月刊誌『スイング・ジャーナル』の別冊として出されていた音楽月刊誌「ADLIB」が休刊されるというニュースを知った。

(休刊記事抜粋・・)
国内外のミュージシャンの情報を扱う音楽月刊誌「ADLIB」が休刊し、約37年の歴史に幕を下ろすことが分かった。
・・・発行元のスイングジャーナル社のアドリブ編集部によると、同誌は昭和48(1973)年9月に創刊し、最盛期の1980年代後半から90年代前半には20万部近くの売り上げを誇った・・。

この雑誌はソウル系、フュージョン系が中心のようで、JAZZ好きの小生は本屋でパラパラと立ち読みする程度で購読することは無かったが、創刊号だけはいまだに大事に手元に置いており、今でも時々本棚から引っ張り出しては眺めている・・・
というのも、創刊号はあのJAZZ界の帝王 マイルス・デイヴィスの特集で、マイルスフリークにはたまらない一冊なのである。


音楽月刊誌「ADLIB」 創刊号。
(1973年10月1日発行。定価750円。A4判・・当時はB5判が主流であったので本箱に納まりづらかったですね・・笑)

当時は現在のようにネット上で簡単にマイルスの画像が見られる時代ではなく、掲載されているセッション風景等の写真は貴重な情報源でしたね・・。




(掲載写真の一部・・)


(Miles Davis - The Kind Of Blue Sessions)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団塊オヤジのJAZZ日記・・(一週間のご無沙汰でした・・)

2010年04月14日 | 日記
一週間のご無沙汰でした・・JAZZ好き団塊オヤジです・・(分かる人には分かるオヤジギャグです・・
さて、先週末は親戚の結婚式参列のため、久しぶりに花の都・・東京へ行ってきました。
田舎の地方都市に暮らす小生にはなんとも人の多さに驚いてしまう。
式場は渋谷駅近くにあったが、今日はお祭りでもあるのかなと思うほどの人の多さだ・・
人ごみの雑踏にいるだけで疲れてしまった・・
久しぶりの東京でもあり、この機会に夜のJAZZライブでも楽しもうかとも考えたのであるが、今回は断念・・
さて、今日の話題は道中の新幹線で楽しんだJAZZの話題である・・。

小生の現在の携帯用音楽メディアは、見た目は非常にアナログ的でお世辞にもスマートとは言えないRolandR-09である。(このデザインも団塊世代のオヤジらしくて良いと思いませんか・・笑)


(製品紹介HPより借用)

この製品は本来生録音に威力を発揮する機器であるが、アナログ音源をMP3、WAV方式に変換でき、小生は主にアナログレコードや昔取り溜めたカセットテープをデジタル化するのに活用している。


(アナログ音源をデジタル化・・)

携帯音楽用として、MP3方式に変換すれば、長時間の長旅でも退屈することがないぐらいの音源を保存でき、音も良く気に入っている。

さて、皆さんは旅の途中で聴く音楽は何がいいですか・・。
JAZZ好きの小生はハードバップからフュージョンまで幅広く楽しんでいるが、車中で気持ちよく睡眠するにはリラックスして聴けるピアノトリオが最適です・・笑



(Bill Evans は良いですな・・)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団塊オヤジのJAZZ日記・・・(エルヴィンのリーダーアルバムを・・・)

2010年04月05日 | JAZZ Drms
小生のブログを楽器別のカテゴリーに分けてみたが、改めて見てみるとドラム記事が無いのが判明・・。
ということで今日は小生所有の数少ないドラムリーダーアルバムの中から一枚紹介したい・・。

PUTTIN‘ IT TORETHER

Elvin Jones(Ds)、Joe Farrel(Ts)、Jimmy Garrison(Ds)

彼のブルーノート初リーダーアルバムでピアノ・レストリオ作品である。

小生はもちろん、ドラムなんぞ叩いたことはない素人であり、JAZZ界の大巨人エルビン様のプレー等論評することなど恐れ多いこととは承知しているが、彼のドラミングはリズムセクションとしてリード奏者をサポートするシンバルワークを基本としたプレーとは少し異なり、リード奏者と張り合うような挑戦的なプレーであり、気持ちよくスイングするドラミングを期待して聴くと少々疲れる。
と言いながら、山下洋輔トリオにおける、森山さんや小山さんの圧倒的なインプロビゼーションプレーは疲れを通り越して放心状態になるほど好きではありますが・・笑

さてこのアルバムであるが、ピアノレスという特殊なトリオ演奏であるが、若き日のジョー・ファレルの好演も相まって人気の高いアルバムであり、小生はこのアルバムを聴く時はなるべくライブ演奏に近い大音量にしてJAZZ喫茶気分を味わいながら楽しむことにしている・・。
それがこのアルバムの魅力をさらに高めていると思うのだが・・。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団塊オヤジのJAZZ日記・・(哀愁溢れるピアニスト マル・ウオルドロン・)

2010年04月05日 | JAZZ Piano
今週の休みは残念ながら・・笑・・家族が皆揃ってお休みで、家の中で思い切りJAZZを楽しむことが出来なかった。
お花見にいったり、妻の車の洗車~ワックスかけをしたりと家族サービスに心がけたのです・・笑。
さて寝る前に少しJAZZが聴きたくなり、レコードBOXの中を物色・・。
見つけたのは本当に久しぶりに我家のターンテーブルに載るマル・ウオルドロンのアルバムである。


(彼の代表作2枚“レフト・アローン”と“オール・アローン”)

小生が所持している彼のアルバムはこの2枚だけで、購入したのもアルバムタイトルとなっている“レフト・アローン”と“オール・アローン”が聴きたいだけというマル・ウオルドロンファンの方が聞くと怒られそうな動機であるが、久しぶりにこのアルバムをきいてみると、シンプルで哀愁溢れる彼のプレーは若いときに聴いた印象とは違ってなかなか良いのだ・・。
歳を重ねるに従って、感性も変化してきているなぁ~とこのアルバムを聴きながら感じた小生である。
だからJAZZは面白くて続けられるのでしょうかね・・。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする