MILESTONES (団塊オヤジのJAZZ日記)

JAZZに関わる話題を中心に、たわい無い日常を不定期に紹介しています。

団塊オヤジのJAZZ日記・・(キースのザ・ケルン・コンサート・・)

2009年12月11日 | JAZZ Piano
皆さんのなかで、昔、手に入れたアルバムで、最近になって(歳を重ねるに従ってということですが・・笑)良さを再認識したアルバムってありませんか・・。
小生も幾つかそんなアルバムがあるが、今日紹介するアルバムは・・
キース・ジャレットの名盤“ザ・ケルン・コンサート”である。


このアルバムを購入した当時、キースの美しく、ドラマチックなソロピアノに感動し、幾度となく聴き返していたのであるが、ここのところ我家のターンテーブルに載ることがなくなっていた・・。
CD全盛のこの時代、2枚組のLPレコードをレコードジャケットから取り出し、盤を丁寧に掃除してからターンテーブルに載せるという手間が結構面倒なのと、これまで一気に聴き通す時間と気持ちの余裕がなかったというのが大きな理由であろうと思っている。
そんな小生であるが、最近思い切って・・(それほどのものではないが・・笑)CD盤を購入したのである・・。
CD盤“ザ・ケルン・コンサート”を聴き返してみるにつれ、このアルバムの素晴らしさを再認識している。
キース・ジャレットは小生のお気に入りJAZZピアニストで近年発売されたソロアルバムも幾つか購入しているが、このケルン・コンサートアルバムはそれらに負けず劣らずの完成度の高さがあり、美しく、ドランチックな演奏は感動を覚える。

IT情報化の現在、プレーしている動画を簡単に見ることが出来るようになり、昔は想像すら出来なかったプレー状況をアルバムを聴きながら想像することができようになってきた。


このアルバムを聴いているとキースの時にはしゃがみ込むように、時には立ち上がってプレーする姿がオーバーラップされ、そのこともこのアルバムの素晴らしさを高めているように感じている。

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団塊オヤジのJAZZ日記・・(待ち望んだ新譜が届いた・・・)

2009年12月06日 | JAZZ
昨日、待ち望んでいたCD「マイ・ワンダフル・ライフ富樫雅彦バラード・コレクション」が届いた・・。
早速封を開けて聴いてみる・・。



1.My Wonderful Life/ 渡辺貞夫(as)・佐藤允彦(p)
2. Reminisce-'63 /日野皓正(tp)・佐藤允彦(p)
3.Memories/峰 厚介(ts)・佐藤允彦(p)
4. Waltz Step/佐藤允彦(p)
5. Everlasting Friendship/日野皓正(tp)・佐藤允彦(p)
6. Where Am I Going? /渡辺貞夫(as)・佐藤允彦(p)
7. Dancing In The Dream/峰 厚介(ts)・佐藤允彦(p)
8. Sorrowful Days/佐藤允彦(p)
9. Today‘s Feeling/渡辺貞夫(as)・佐藤允彦(p)
10. I’ll Sing For My Friends/日野皓正(tp)・佐藤允彦(p)
11.Till We Meet Again/峰 厚介(ts)・佐藤允彦(p)
12.Good Night My Friends/佐藤允彦(p)
13.The Past Is Beautiful After All /峰 厚介(ts)・佐藤允彦(p)
14.My Wonderful Life/山下洋輔(p) 

収められている曲は14曲、何れも今は亡き、富樫雅彦さんが作曲されたバラード曲である。
1曲目のタイトル曲“My Wonderful Life”が聞こえてくる、渡辺貞夫さんの美しい音色でナチュラルにメロディーを奏でる演奏が感動的だ・・。
録音も良く、渡辺さんの息使いまで聞こえてきそうである・・。
2曲目・・日野さんの乾いたトランペットの音色が、実に魅力的だ・・
3曲目・・いよいよJJSpirits時代の名曲Memoriesの登場である・・。峰さんと佐藤さんのプレーには泣けてくる・・。バックで富樫さんのブラッシングが聞こえてきそうだ・・。
全14曲一気に聴き通した。
何れも魅力的で美しい演奏作品である。JAZZの醍醐味であるインプロビゼーションプレーを抑えた演奏となっているが、富樫さんの旧友である大物ミュージシャンが富樫さんの魅力的なメロディーを丁寧に演奏しており、なんとも心地よいアルバムである。
このアルバムは小生の大のお気に入りアルバム、キース・ジャレットの“The Melody at Night, With You”と同じく今後末永く聴き続ける大事なアルバムの一枚となると思う・・。
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団塊オヤジのJAZZ日記・・(今から待ち遠しい新譜の到着・・・)

2009年12月04日 | JAZZ
最近は、JAZZ新譜を購入することは殆ど無く、昔〃買い揃えたお気に入りアルバムで十分という小生であるが、そんな小生もこれだけはどうしても手に入れたいと思っているアルバムがある・・。
今は亡き、富樫雅彦さんの旧友達が彼を偲んで作り上げたバラードアルバム・・
「マイ・ワンダフル・ライフ富樫雅彦バラード・コレクション」である


小生の住む岡山市にある、幾つかのCDショップに行っては探してみるものの、置いてない・・泣
店員さんに“富樫雅彦さんを偲んで作った佐藤允彦さん、渡辺貞夫さん、日野皓正さん達が参加しているバラードアルバムってありますか・・?”  と訊ねてみるも、“富樫さん・・? 有名な方ですか? 調べてみますが、無いと思いますよ”というような返事が返ってくる・・怒  
“注文できますか・・?”と訊ねると、“販売元が特殊なレコード会社なので、入荷するかは分かりませんが・・”てな返事が返ってきた・・怒。
もぉ~こんな店を相手にしたくない・・怒 

探して、手に入れることが出来ないと分かったら、無性に欲しくなる。
小生は経済的にも購入するアルバムは厳選せざるを得ないので・・泣。視聴できるものは視聴し気に入ったものを選んで購入しているのであるが・・、このアルバムだけは絶対間違い無いと確信し、昨晩、通販で注文した・・。2~3日後には届く予定である。今からとても待ち遠しい・・(ワクワク)。
こんな気持ちになったのは久しぶりである。
このアルバムを聴いた感動は・・(おそらく感動すると思う・・)またの機会に紹介させていただこうと思っている。

さて、今回は富樫さんのバラードアルバムを紹介する。


富樫雅彦(Ds)、佐藤允彦(P)、高水健司(Bs)

ピアノ・トリオによる、全編スタンダードのバラードアルバムである。
佐藤さんのバラードプレイは知的で美しい旋律に満ち溢れており、それをサポートする富樫さんの繊細なブラッシュ・ワークも素晴らしく聴き入ってしまう。
実は小生が所持しているアルバムは20年前ぐらいのアナログレコードで、保存状態もあまりよくないので、今回一緒にCD盤を注文した・・(スクラッチノイズがあり、このような静かなバラードアルバムでは結構気になってしまいますね・・)
このアルバムの到着も楽しみだ・・。これで当分秋の夜長が楽しめそうである・・。
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団塊オヤジのJAZZ日記・・(名曲“My Foolish Heart ”の聴き比べ・・)

2009年12月01日 | JAZZ
JAZZ雑誌等のファン投票でいつも上位にあるピアノアルバムとして、ビル・エバンスの“Waltz for Debby”がありますね・・。


ざわざわとした観客の声や、食器の音も聞こえる中、一曲目の美しいバラード曲“My Foolish Heart ”の演奏が始まる。
まるでライブ会場に居合わせているような、緊張感があり小生にとってもお気に入りの一枚である。
今日はこの美しいバラード曲“My Foolish Heart ”を演奏している映像を紹介したい。

まずは、本家ビル・エバンスの映像である、1965年の映像なので、当然モノクロ動画であるが、それがまた雰囲気があって良いですね・・。JAZZ動画はモノクロに限る・・かな・・笑

BILL EVANS trio - My Foolish heart - London 1965

Bill Evans (P)、Larry bunker(Ds)、Chuck Israel (Bs)

次に、デビッド・マシューズ率いるManhattan Jazz Orchestraに日本が世界に誇るトランペッター日野皓正さんが加わった演奏である。
日野さんのバラードは最高で、実力者揃いのメンバーの中で、日野さんのプレーは一際際立っている・・。

Manhattan Jazz Orchestra - MY FOOLISH HEART


次にオスカー・ピーターソンの映像を・・
オスカー・ピーターソンの超絶テクニックで圧倒的にスイングするプレーは日本でもファンが多いと思うが、実は小生はあまり彼のプレースタイルは好きでなく、アルバムも数枚所持はしているが、最近は殆ど聴く事は無い・・。
そんな小生であるが、この名曲“My Foolish Heart ”をプレーしているピーターソンは結構良いのだ・・。
このスローな曲では有り余るテクニックを抑えざるを得ない・・笑・・ということか、余裕タップリのバラード演奏は良いですなぁ~。

Oscar Peterson Trio My Foolish Heart /Perdido
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