河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

スープを焦がしてしまった!

2023-02-01 04:39:16 | 絵画

世の中にはうかつな者もいるが、最近の私は「うかつ」を通り越して・・・危なくなった。同時に二つのことが出来なくなって・・・片方をお釈迦にすることが多くなった。

その日々、危なくなってきた実証は、毎週「鍋を焦がしている」ことだ。里芋の甘煮、煮しめ、イチゴジャムなど自分好みに甘めのお惣菜が好きで、火が通るのを待ちきれずに他の事を始めて気が付いたら鍋を焦がしていいたというのが頻繁化している。去年の正月は隣の水産高校の中村先生が来られるのに「ぜんざい」を用意しておいたが、味に深みが出るようにと石油ストーブに鍋をかけておいて焦がした。「ああ!こりゃイケン!」と思ったが・・・普通なら眉間にしわが寄るところ「おいしいです」と忖度させてしまった。

去年の暮れから「おせち」作りで黒豆を焦がした。毎年恒例の黒豆!!がおこげだ。他に焦がしたものは「干しだらの甘露煮」・・・高くついた。そして冬の朝は野菜スープ、チキンスープを一杯飲んでから始まるので、スープを大量に作る。しかしまた作りながら「よそ事」をしたら、なんとスープが焦げて・・・もう再生不可能なほど鍋の底に茶色の残骸が残っていた。

これで少しは懲りるかと思えば、またやった!!

スーパーでブラックタイガーの頭付きを見つけて衝動買いに走るが、私の好きなエビのスパゲッティを作ろうとしたとき。まずエビを洗ったら、頭を外して殻をむいで、これらを水を張った鍋でぐつぐつ煮て出汁をとる・・・煮詰めて生トマトを入れ、塩と一味唐辛子で味を付けたら生クリームを入れてソースが出来上がる。エビの身はオリーブ油を温めたところに少しのニンニクを入れて香り浸けをすると、そこにエビを入れて火を通し、アルデンテに茹でたスパゲッティをいれソースを入れてかき混ぜて出来上がり。これはロンドンのV&Aの絵画部長をしていた友達の家で私がご馳走すると言って作って評判が良かった。私の十八番に成っている自慢のスパゲッティだが・・・・今回やってしまった。なんとエビのスープを取るところで焦がした。鍋の底に茶色の炭になって・・・台所だけでなく二階の書斎まで焦げた臭いがして・・・気が付いたのだ。がっかり!!

もったいない。でエビの身はどうしたかって?ニンニク炒めで食べましたわ!ヤマサの昆布だししょうゆをかけてね。

それで今は何をしているかって?・・・ネズミモチという木の実と葉を石油ストーブで煎じているのだが焦がさないように気を使っている・・・これは年寄りのための筋力低下、視力の低下、目のかすみ、白髪、強壮、強精、強心とか・・・漢方薬をTVの通販で買うよりよほど安く手に入る・・・というのも岩国の実家の指導の入り口に4本の大きな木があって、それがこのネズミモチで、近所に住む幼馴染が取って良いかというから「どんどんやれやれ」と言っておいたら、私の分をたくさん取って乾燥させて置いてくれたので、「半信半疑」飲んでみた。そしたらパソコン画面に疲れてかすむ目に効き目がばっちり!!

これは焦がしてはいけないから、もうこの辺で書くのを止めて煎じるのを様子見に行くことにする。