河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

iいい年こいて波乱万丈とは

2024-12-11 11:09:38 | 絵画

昔、星占いで「貴方の人生は波乱万丈です」と書かれていて、すでに若い内から東京造形大学を二年で中退し、フランス語をちょっと学んでブリュッセルの王立美術アカデミーに入学。JALの片道切符が12万円で、パチンコで稼いだ金で購入。リュックサック一つに油彩画の筆をさらしに巻いて(三橋美智也の演歌に「包丁一本さらしに巻いて・・・」というのがあって)意気込んで出かけて、出来立てのシャルルドゴール空港で税関とトラブル・・・新しいソニーの二連カセットテープの同時録音ができる機種を持っていたことで、入国差し止め。覚えたてのフランス語で「お前のディレクターを呼べ!!」と怒鳴って・・・二時間ばかり止められたが。やっと解放されてパリ北駅へ、そこに日仏の同級生の女の子が待っていて・・・電車に乗るまでの僅かな時間・・・チュウもしないで電車が出そうになって・・・粋なもんで車掌が二人が抱き合ってチュウをするのを待っていたのだが・・・。

波乱万丈とは、自分に思いもかけない出来事で人生が出来上がることだろうか・・・いや、死ぬまで出来上がりつまりデスティネーションを知らずに生きていなければならないということか?

くそ!!73歳にしても、絵画修復と絵画教室をしようと思って、家を建てようとしてトラブル。また民事裁判でほとんど詐欺だと思える1000万円の債務不履行を訴え、刑事告訴、告発を繰り返している。

昨日、山口南署でやっと刑事告訴の手続きが終わった。担当警察官には悪いけれど、調査だけでなく資料提出も何度も繰り返し訂正して完了。

浜田から山口南署まで135km、車で3時間を要しくたびれる。朝の通勤時間帯から夕方通勤時間帯に帰ると、帰宅は夜9時ごろで猫たちがおなかをすかせて待っている。私はくたくた先週は帰り道で3回居眠りをして、ガードレールに当たるところだった。猫にご飯をやると、そのまま寝込む。この人生!!まったく面白くない!!

私をだました建築屋の営業野郎、もし無人島で出会ったら、すぐ半殺しにしてやる・・・と思いつつも、実現しないので悔しい。

ここのところ、絵も描いていない。これこそ自分の意思が壊れて、人生を波乱にしていると思う。年を取ってから、切り返しが上手く行かなくなっている。

さて今日は一つだけやることを決めよう。雪が降り始めるのでタイヤ交換が必要。同時に二つのことができなくなって、明日に健康診断に行く。そして週末には岩国の実家に帰って、墓参りが出来るか・・・無理でも草刈りと、薬草採取でもできればと思う。

隣の住人であった幼馴染の同じ年は去年亡くなった。あまり帰りたくない実家になってしまった。

こんな人生だからこそ・・と伴侶をもらわなかった。私の人生の宿命がパートナーを不幸にすると思えたからだ。しかし時々そんな相手が傍にいたら、ちょっと甘えたい気もする・・・・弱気が。


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