来るもの拒まず、去るもの追わず・・・ですが、家族の猫で一杯です。
14匹でしたが、黒猫のメスの春ちゃんは出たり入ったりで、このところ家に居ません。夕ご飯お時にだけ居たりして・・・。だから13匹ということでしたが・・・・また夕ご飯に居ない子がいて・・・・茶トラの6歳ぐらいの音ちゃんが居ません。家の周囲を名前を呼びながら探しましたが・・・・・やばいなーっと!! 実はこの子は突然やせてガリガリになってしまっていて、何か体調がわるかったので・・・もう先が無いと思っていたところでした。ちゅーるだけは喜んで食べるようになって・・・・ひょっとして、これが最期の食事になるかもしれないと思って、日に何度も食べさせてきたのです。
そして二日後に、荷物を運ぼうとして、玄関先の一輪車を動かしましたら、そこに音ちゃんが横になっていました。死んでいました。
何回こうした場面に出会ったことでしょう。・・・無常です。
ハエが一匹飛んで来たので、すぐにでも埋葬しないといけなかったです。もう家の周りに敷地には多くの猫が埋葬されています。40っ匹以上でしょう。母屋の周辺を掘ると、先に亡くなった猫の誰かが出てくるので、注意が必要です。倉庫の裏の思いっきりツルハシで掘れる場所を探しました。というのも、ガリガリとは言え、音ちゃんは大きな茶トラの猫でしたから長さ60センチ、幅50センチ、深さが40センチほどの穴を掘りました。そこに音ちゃんを運びましたが、何とも軽くなっていて、かわいそうでした。筋肉が付いていないので「死後硬直」がハッキリとありませんでした。穴に横たえて「ごめんよ、私もあの世に行ったときに、また会おうね」と言って、毎回土をかけます。土をかけ終わると、必ず水をかけます・・・たっぷりと・・・なぜかというと、我が家の周辺には、タヌキ、キツネ、ムジナ(日本アナグマ)などが掘り返してきます。何度かやられて、骨をひらったことがありました。
部屋に戻ると、我が家の小さな「仏様」に線香を手向けます。また一言「またが会おうね」と言って。
涙が出るときと、目が乾いて出ないときがあります。今回は出ませんでした。
もう5年前になるでしょうか。猫の感染症が流行って、年間15匹が亡くなった時には辛かったです。去年も多くの生まれたばかりの子猫が亡くなってしまい、辛かったです。どうしても愛する家族が亡くなると、残りの猫たちの顔を確認します。
そして「お前たちが生きている間、私は死なないよ」と言うのです。もう今の年では、保健所も保護猫を譲渡してくれません。「誰か後の猫の面倒を見てくれる人がいますか」と言われます。だから野良猫でも家を訪ねてきたら「よく来たね」と迎えるのです。