河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

おい!!またエッチしたのか!!

2023-08-24 19:58:28 | 絵画

一番恐れていたことが起きた。ともちゃんとミーちゃんのお腹がまた大きくなってきた!!

ともちゃんは5月末には6っ匹生んで、2週間ぐらいでその6匹の子たちを「圧死」させて、腫れ上がる乳房のやり場はミーちゃんや次に生んだ白ちゃんの子たちに乳母として「飲ませ放題」を始めたかと思うと「本能」はやはりもう一回母親になるためにどこかでエッチしてきたのだ。もうすぐ生まれそう!・・・ということは7月の頭には「仕込んだ」のだ。言い方に品が無いが・・・。この恐ろしい現実はミーちゃんにも起きていた。彼女の子猫たちは時折乳をシャブリに来ていたが、最近拒否をし始めているのを見たら・・・・なんとまた下腹部が腫れ上がるようになってきた。獣医師に言われたのだが、「授乳を終えて直ぐまた妊娠することがある」と。

これだ!!

今年は何匹の孫たちの誕生を迎えるのだろうか!また「じいじだよーーなんて言っていられない近未来。・・・今大人の猫が8匹に子猫6匹だが、これにまたマックス10匹ぐらいはありそうだ。おいおいなんでこうなっちゃたの!!?? 油断が災害を招き始めている。しかし生まれたら「災害」扱いはできない。人権いや猫権問題になる。

白ちゃんはもう直ぐにでも不妊手術に行かなくちゃいけん! がしかし何故白ちゃんはまた子づくりしなかったかと思うと・・・子供たちが成長が悪くて、子供たちはまだ本気で乳をしゃぶっているからだろう。白ちゃんの子は「大中小」と大きさがハッキリしていて、小さいクロちゃんは生まれて3週間もしないような大きさで、カリカリや缶詰は食べない。恐らく白ちゃんの乳の量が足りなくて、この3匹は特に大きくなれないのだろう。しかしクロちゃんだけは仕方がないので、ここ3週間は2~3時間おきにスポイトで授乳している。これも疲れてきた。一向に大きくならないのは「猫の小人症」かも知れない。そういう例がネットで紹介されていた。

下手すると次に生まれる子達(ぞっとするが)に成長を追い越されるかもしれない。

最近、仕事(お絵かき)が手につかない!! なにも出来ん!!じいじだーよーん!! くそ!!


自分の理想と現実

2023-08-14 01:15:17 | 絵画

かつて、司馬遼太郎が三島由紀夫が自決したことに際して「理想は夢幻と同じ」と突き放したのを批判して、現にヨーロッパ人にとって、特にドイツ人にとっては理想は我々が生きているこの現実と同じ平面にある」と書いたことがある。あまりに「理想は夢幻」と考えて、自分の信念の中に理想が無く、情緒に揺られて生きている人が多いのでガッカリしたが・・・・。さて今日の自分が多くの知識を失っていき、思い出せないと病気にでもかかった気になるのは、年のせいだという人もあれば「信念」が失われつつあるように言う人もいる。

私は既に長い時間を無駄にしてきたことは否定しない。一日のうち1時間を掃除に当てれば、家の中はもっときれいで、整頓されて、頭の中まで整理されていたかも知れないと思う。このことは論理的のようで実際は「良い方向」への希望であって情緒的な結論を引き出そうとしている。だと、毎日1時間掃除を心がけてみる他ない。

夜中の1時を回ったところだが、先ほど台所に降りてみて灯りを付けたところ、大小のゴキブリが百を超えるほどまな板周辺にいる。ゴキブリホイホイを仕掛けているが役に立たないほどで、ホイホイの中は満員であり、次から次へと新しく置かねばならない。片づけるのが先かゴキブリ退治が先か!!!

新しく家を建てて引っ越す気であるから、この築38年の家に何かきれいなことをしようと思わないのが原因であり、身の回りを整頓して、頭の中も論理的合理性で支えられればと思ったが・・・ちょっと違った。

可愛そうなのは猫たち。特に子猫たちは綺麗に片付いた畳の床も知らない。そうそう私はハウスダストアレルギーで肺炎を起こしている。その吸引薬に炎症治療のステロイドが含まれ、筋肉を収縮させ「こむら返り(ふくらはぎの引きつり)」を起こし毎月医者通い。そのかわり「スギ花粉アレルギー」は発症しなくなった。なんせハウスダストは一年中家の中にあるから。

きっと新しい家に移ればアレルギーは無くなるだろうと思っているが・・・・あたらしく塗料や接着剤などの材料でアレルギーを起こすかも。

で今日のブログは何が言いたいかというと、思ったほど自分お思い通りにいかなくて「自己嫌悪」の日々だと。やはり家の中は掃除をした方が良いだろうか。

昔ドイツはニュールンべルグの現ルマン民族博物館で修復家として研修を受け始めた時、仕事が終わった時間には机の上下に一切のゴミは無く、机の上は処置作品以外には何も置かない生活だった。・・・・ぬ!・・・過去は振り返らないのが・・・・今。

しかし修復家というのは仕事は正確で、合理的でなくてはいけないのが当たり前であった。

しかし今は半分「絵描き」で居たいのだ。見た目は老人、魂は画学生でーす。


記憶機能が壊れて思い出せない

2023-08-11 00:04:59 | 絵画

記憶機能が壊れるという初めての経験をした。

先週からゴミ出しの件でパトロール中を呼び止めた警察官二人に「私の権利が侵害されている」と訴えたにもかかわらず、相手にされず、反対にからかわれて激怒!!抗議の手紙を書いたりしたこともあって、血圧が上昇!!117くらいが145になっていて・・・。

おまけに昨日は建築計画の見積もり確認で・・・どんどん値段が上がっていく!!「どうせ河口さんはお金持ちだから・・」と言われて・・・頭に血が上ったように思う。上がった血圧が・・・。

逆に機能の朝は100以下になっていて・・・・驚いたのは、人の名前が思い出せない。我が家の猫たちの名前も思い出せずに・・・・これはやばいぞ!!・・・・と思ったが一日中改善しなかった。日頃は血圧降下剤を飲んでいるのに・・・・不要というより、下がり過ぎではないか・・・・?

何もかも思い出せない。友人知人の名前も出てこなくて、名簿や名刺を探す。猫の名前も出てこない・・・お前の名前はナアニ??紙の上に書いてみる・・・が。

そして今日は少し猫の名前は思い出し、大事な知人友人の名前、親戚の名前まで少しづつ思い出してきたから・・・少し安心。しかし昨日の苦痛は何だったのだ?

姉はすい臓がんが見つかる前にヘルニアの診断を受けた・・・・すい臓がんの兆しはそういう所に出るのだそうだ。母は脳腫瘍で亡くなったから「脳」の病気は気になる。

長生きしないと、今、家を建てても無駄だろう


AI画像生成ソフトを使った作品展を開催しようとして沈没!!

2023-08-07 21:26:15 | 絵画

武蔵野美術大学で学内コンテストを開こうとして周囲の批判で中止。まだこの国ではAIによる意匠権侵害の法的な規制が明確でないために、先んじて心配をする人たちに批判されて中止とした。

当然な成り行きだが、最近の美術大学の授業は「現代アート」の影響で「人間の中にある感性」と言う才能より、ゲーム感覚の遊びが教育方法に取り込まれているようだ。だから学生からして「絵が簡単に描ける」とか言い出して・・・私はちょっと悲しい。ずいぶん昔からコンピューターグラフィクス俗に言うCGによる映画の場面作りには脅威を感じる。写真的な現実感は私の目指すところではないが、未来世界を想像したり、未来の乗り物で戦闘する場面など、どうやって作るのかはコンピューターという道具で、技術的な進歩で可能になっただけではない。そこには作り手の技巧という感性も大きな役割を果たしている。こうなるとAIによりさらに次元の違う世界が作り出せる。優れた技術だが、それを獲得しに芸大、美大に行くのだろうか。

なんだかデジタル人間とアナログ人間に分かれて、未来に分断が生じ始めているようだ。しかし人の「感性」は殺せない。

 

しかしここに生まれるものは、すでに出来上がったものの情報を入れ「目新しいもの」なるように再構成させることを「画像生成」と呼んでいる。人は目新しいものを求める。これまで見たこともないような景色でも見ようものなら「自然の芸術」とか言ってしまう。これは物質的である。目新しいものに値する「言葉の表現」を見つけられないだけである。

だから古典の巨匠の作品は「目新しいものではなく、既に普通にあるもの」として見ないでほしい。古典の画家が絵を描いていた頃は「無いものを在るが如きに」錯覚として感じ感動することを求めたのだから。そのような気がさらさらない現代アート作家や机に座って資料文献ばかり読んで批評を書く(AIに最も近い習性を持っている)、古典の作品をほとんど見ないで批評を書く美術史家(?)と同じレベルで美術品に接しないでほしい。

なにも芸術ばかりではなく、我々の日常に「感性」が響くものがたくさんあるから、感じて楽しもう。

もし核戦争が起きて人類が地球の自然を失って、ビタミン剤や栄養ドリンクだけで生きるようになたら、もう人類はAIに任せるよ。