NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

間伐作業でリフレッシュ(7月19日)

2010年07月21日 | 間伐
山主さんと新しい間伐現場を確認に行きました。
国道418号線沿いの椋実近くの山林でした。
現場に向う途中古野川にかかる小さな橋を渡り、3m程下を流れる穏やかな川面を眺めると、川岸に生えているヨシが橋の近くまで下流側になぎ倒されているのに気付きました。
こんな小さな川でも、15日の大雨の増水が恐ろしいほどだったのを伺わせます。
今の森林には増水のピークを緩和する能力を失っているのを実感します。

現場を確認した後、やりかけの現場に入りました。
残りの部分を仕上げるつもりで入りましたが、作業を始めると次々と切らなければならない木が目に入るし、おまけにツルに絡まれた木は通常の方法では倒す事が出来ず、思いの他手間取りました。
少しは風が入るようになりましたが、気温が高く持って行った2ℓの水では足らず、最初は慎重に飲んでいた谷川の水を何度もたっぷり飲む事になりました。
やっと腰を下ろして休憩ついでに目立て作業をしようにも、蚊の群れが襲って来て、落ち着いて座っている事も出来ない有様でした。
手には豆が出来、チェンソーの高周波数音で耳鳴りもしてきました。
やはり間伐作業は、肉体的にかなり苦しい作業です。
これを強制的なやらされるなら、とても耐えられません。
しかし自発的に取り組む場合には、爽快です。
この爽快さがなかなか伝えられません。


森から出ると、ネムノキの花が咲いていました。
気持ちのいい夏です。
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畑はどこに?(7月18日)

2010年07月21日 | 自然農
夏本番を迎え、植物は生命力に溢れています。
現在の中野方棚田跡地に開墾した畑の様子です。

どこが畑なんだ?
地元の農業委員会の方が立てた幟が、かろうじてただの草むらとは違うんだなと思わせていますが、草むらにしか見えなくも無いですね。
地元の方にも何をしているんだ思われているようです。
しかし、我々は畑の手入れをして、良く見れば作物が育っているんです。

トウモロコシ。


サトイモ。


大豆。

その他、サツマイモ、ナス、キュウリ、シシトウが元気に育っています。
今のところ、虫や病気や動物の害にも会わず、いたって順調です。
ただ少し目を離すと、他の草の勢いに負けて作物は直ぐに勢いを無くすようです。
草と作物は、地上での光の奪い合いだけではなく、地下での根の競争が行なわれているような気がしますがどうなんでしょう。
草刈りに精を出さず、肥料の心配も農薬の心配もしない我々にぴったりの自然農ですが、この時期だけは草同士の競争をコントロールするために適切な草刈を欠かせません。

本日は横井さんがジャガイモを収穫し、その後にゴボウの種を播きました。
私は見学にやって来た村上さん夫婦をうまく畝上げに駆り出し、そこにニンジンとゴボウの種を播きました。
皆で作業をすると一気に捗りますね。

午後から加藤さんがやって来て小屋の床を造り始めました。


明日は天野さんと一木さんがジャガイモの収穫に来る予定です。
ここでの活動は、色々な人が自分の都合に合わせて好きなように活動し、一見バラバラに見えても結果的に統一した活動になっています。
こうした動きをこれからも続けて行きたいものです。
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