NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

中央アルプス空中散歩(8月30日)

2010年09月01日 | 遊び
今年も遅い夏休みを取って山に登ってみました。
今回は手近な中央アルプスにしました。
一日目は木曽の奈川ダムから木曽殿山荘へ上り、2日目は空木岳、南駒ケ岳、越百山を縦走し、奈川ダムへ下る1泊2日のコースです。
1日目の行程は5時間半、2日目は11時間半でした。
木曽殿山荘は、百名山の一つである空木岳に上る駒ケ岳から縦走して来る宿泊客が70人以上あって、布団一つに二人という有様でした。
寝付けず夜中に外に出てみると、満月に近い月明かりでも満天の星が輝き、天の川は天空を横切り、夜明け間近には、冬の星座の代表格のオリオン座が空木岳の上に上ってきました。
山上での雄大な星空を味わえただけでも山に登る価値がありました。

出発間際の木曽殿山荘から見た5時15分の御来光です。
明日からは右手に見える空木岳の斜面に隠れて、水平線からの日の出は見ることが出来ません。


空木岳山頂、後方には御嶽山。
ここで賑やかな100名山登山ツアー客と別れて一人だけの縦走が始まります。


赤梛岳から見た南駒ケ岳です。
真っ直ぐに行けそうですが、途中に150m程のアップダウンがあります。


仙涯嶺です。


行程最後のピーク、越百山です。
ここから右手に下ります。


今回の山登りでは、改めて100名山への登山客の集中を思い知りました。
100名山を目指して山登りを続ける登山者は、概してピークを極めるだけを目的としてせわしない印象です。
何だかもったいない気がして、もう少し違った楽しみ方もあるのではと余計な心配をしてしまいます。
ともかく、次回の山登りはテント泊を検討しなくてはなりません。
今回は、空木岳からの静かな山歩きが特に印象的でした。
その余韻は、3日経っても気持ちのいい気分とふくらはぎ、太腿の筋肉痛として残っています。
コメント
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