あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

[知床の旅]落合湾 その2

2007年08月21日 19時32分06秒 | GRD
午後2時頃に落合湾にはいった。

雨が強く降る中で、タープを立てて、テントは張った。
雨は時々小止みにはなったものの、天候は改善しなかった。

この夜は黒い雲の上には満月があり、大潮の夜だった。
時化た夜はまるでジェット機の轟音の中に波の音が加わり、恐怖心さえ感じた。
夜は寒くて、ぼくはモンベルの#4のシュラフ(3度までの寝袋)に包まっていた。
フリースのセーターと山用の長袖を2枚重ねにして、登山用のスラックスと靴下でやっと普通という状況だった。
月尾先生はモンベルの#5(7度まで対応)にフリースと登山用下着でも寒かったようだ。

男3人でいっぱいになるテントの中でコールマンの1バーナーのストーブの火をつけて暖をとった。酸欠になるか寒くて震えるかという微妙な2択問題のような状況だった。


深夜になると、大潮で潮位はますます上がり、心配性のぼくは佐々木さんを起こして、水につかり始めた昼間水際から15mほど引きずりあげたカヤックをまた10mほど引きずりあげた。
テントの入り口4mほどのところまで波が押し寄せていた。

波が入らないという落合湾だったが、ヘッドライトに照らし出される深夜の海は昼の顔とは異なり、白くうねっていた。

GRD
落合湾から知床峠を見る。
コメント (4)
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灯篭流し

2007年08月21日 01時36分17秒 | CANON28mmF2.8
こちらでは新盆の家では、花火大会に併せて灯篭を流すという行事がある。
ぼくの親も20年ほど前に灯篭になった。

一昨日はその祭りを部屋の明かりを消した自宅の窓から見ていた。
窓いっぱいの花火が光ると、近所の田んぼや遠くの家が一瞬照らされ、音がそれに続いて消えた。

以前はこの窓を取り合うように家族が溢れたけど、今は義母と妻とぼく、そして娘だけになった。
一番いい席を取り合うこともなくなった。

R-D1+CANON28mmF2.8
最近写真を撮っていないので、昨年の今頃撮影した写真を出します。
ぼくと同年代のCANONレンズはどこかくすんだ独特の色調になります。
コメント (2)
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