カザルス

20世紀を代表するチェロ奏者のパブロカザルスの「The Complete EMI Recordings」を先週ネットにて購入して聴いている。
無伴奏チェロ組曲第１番ト長調BWV1007（１９３８年６月２日、パリ録音）から始まり9枚組みのどれもが素晴らしい。
1920年代の演奏も多く音が悪いだろうと避けてきたけれど、聴いてみれば心を揺さぶられる演奏と、驚くほど生々しい音に驚いた。
リマスタリングの凄さを再確認。
こんな素晴らしい演奏が9枚組みで2500円で、幸せな気持ちになってしまう。

近日中にホロヴィッツの70枚組というBOXが発売になる。
一番最初に聴いたショパンがこの人だったからかもしれないが、ホロヴィッツの演奏はポリーニのような精密機械のようではなくて、どこか演歌っぽくて僕はとても好きだ。
これもリマスタリングであることを考えると、食指が動きそうになる魅惑のBOXだ。

S5Pro + Nikkor 16-85VR
近所の風景

S5Proは生産中止になったようだ。
カメラもスペック優先になり、こういう味のあるカメラは生き残りにくいんだろう。