春から気が向くと持ち歩いていたR3A。36枚の撮影が終わった。
スリーブを光に翳すと、寒い時期から数日前までがダイジェストになって蘇る。
地元の温泉街の外れにある温泉旅館の写真が写っていた。他の客がいない静かな旅館で、照明をつけてもらいながら露天風呂に案内された。
3月終わりの冷たい雨の日に寄ったこの小さな温泉旅館は、小さなカウンターバーと旅館の主人の趣味で集めた本が並ぶ小さな図書館のような談話室があった。
湯上がりに司馬遼太郎の「街道を行く」シリーズの中から1冊を手に取って開くと、宮城の多賀城市のことが書いてあった。
3.11の震災ではそのころは多賀城市はマスコミに乗ることはなかったので、大学の頃からの友人の住むその町が津波の被災地にあることを知らず、本を読み進むにつれ強烈に現実のものとなって迫ってきたことを思い出した。
6畳間ほどの小さな小さなカウンターのあるバーの天井照明と昼の非常用の照明。
薄暗い棚とリザーブボトル。焼酎が多いところが温泉旅館ぽい。御近所の方が飲みにくるのかな。
R3A + Nokton 40mm F1.4 SC
スリーブを光に翳すと、寒い時期から数日前までがダイジェストになって蘇る。
地元の温泉街の外れにある温泉旅館の写真が写っていた。他の客がいない静かな旅館で、照明をつけてもらいながら露天風呂に案内された。
3月終わりの冷たい雨の日に寄ったこの小さな温泉旅館は、小さなカウンターバーと旅館の主人の趣味で集めた本が並ぶ小さな図書館のような談話室があった。
湯上がりに司馬遼太郎の「街道を行く」シリーズの中から1冊を手に取って開くと、宮城の多賀城市のことが書いてあった。
3.11の震災ではそのころは多賀城市はマスコミに乗ることはなかったので、大学の頃からの友人の住むその町が津波の被災地にあることを知らず、本を読み進むにつれ強烈に現実のものとなって迫ってきたことを思い出した。
6畳間ほどの小さな小さなカウンターのあるバーの天井照明と昼の非常用の照明。
薄暗い棚とリザーブボトル。焼酎が多いところが温泉旅館ぽい。御近所の方が飲みにくるのかな。
R3A + Nokton 40mm F1.4 SC