カヌー教室初日

出張が続いたせいか、怠さがぬけず籠った咳が出て、日曜日は風邪薬も飲んでカヌー教室の準備に出かけた。
クラブハウスではクラブのメンバーがもう準備をしてくれていた。
初回は小学校のプールで開催するのだが、移動してプールで準備をしていたら三々五々参加者やクラブのメンバーが集まった。
いくつかの新聞社の方が取材に来ていて、何回目ですかと質問があり25回目ですと答えながら、もう四半世紀この生産性のないイベントに関わっているのかと思い、ますます過ぎた月日の長さを感じてまた咳が出そうになった。

でも参加者が昨日は5名、来週から数名増えるし、顔見知りの小学校の先生が鍵の心配をしてくれたり、ずっと昔の知人が尋ねてきてくれたりと、草臥れて萎れかかった気持ちが持ち直したりする。

昨日はカヌーに乗る気はなかったので、飲み物の買い出しや準備後片付けをしたが、初めて体験する小学生の嬉しそうな顔やそのお父さんの充実した顔を見て、今年も開催して良かったと思った。


買い出しの途中に松本でカヌー大会を主催している友人から携帯に電話があって、パソコンが壊れて準備が遅れているという話を聞いた。
何回大会だっけと話したら、今年で19回ですと返ってきた。
初回は安曇野の森の中の川で開催した、スタッフと参加者合わせて20数名の手作り大会だった。
僕は今も下手くそだけどその当時はもっと下手くそで、ゲートをくぐることに精一杯でひどいタイムだった当時を思い出した。
今年も来月開催される安曇野の大会に僕の関わる天竜のカヌー大会のフライヤーを置いてくれて、当日もアナウンスをしてくれる。今年はリザルトのページにも天竜の大会の案内も出してくれるそうだ。
若い頃いっしょに川で遊んだけど、今は普段ほとんど会うこともないのに、気にしてくれている。
今の僕の趣味は人の縁で繋がってるようなものだ。


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