ART COMMUNICATION IN SHIMANE みるみるの会の活動報告

島根の美術教育関係者が集まって立ち上げた対話型鑑賞の普及に努める「みるみるの会」の活動情報をお知らせするブログです。

22日の浜田での「貝体新書」の活動と参加者のアンケート結果を報告します

2013-02-25 22:09:24 | 対話型鑑賞
22日の浜田での「貝体新書」の活動風景です



浜田市教育研究会 図工・美術部会 対話による学習(鑑賞)研修会
アンケートまとめ

参加者 性別 男性  5人 女性 7人   
    年齢 20代 1人 30代 5人 40代 5人 50代 1人 それ以上 0人
所属 小学校  4人  中学校 7人 それ以外 1人
    専門教科 音楽 2人 理科 3人 社会(美術)1人  美術 1人

アンケート

以下の質問に対して、4をより強くそう思うとして、該当する数値に○を付けてください

1)話し合いながら、考えを作り上げていくことは有意義だと感じた
  4 10人  3 0人  2 0人  1 0人

2)教科の学習に役立つと感じた
4 9人   3 3人  2 0人  1 0人

3)児童・生徒にもやらせてみたいと思う
4 8人   3 4人  2 0人  1 0人

4)自分の授業でも取り入れてみようと思う
4 7人   3 5人  2 0人  1 0人

5)今日の研修は有意義だった
4 11人  3 1人  2 0人  1 0人

6)このような研修会があれば、また参加したい
4 11人  3 1人  2 0人  1 0人

研修参加16名 うちワークショップ参加12名

参加者感想

○ たった一個の貝を、ここまでじっくり見たことはありませんでしたが、見るにつれ、自分で新たな発見を見つけることはとても楽しかったです。グループになっても他の方の意見を聞いて、さらに自分の考えが広がるようで、とても有意義でした。自分で何かを見つける楽しさ、久しぶりに「学習した!」と思いました。音楽という教科ですが、方法は違っても同じ鑑賞として、生徒に学習する楽しさを伝えられたらと思います。
 とても楽しかったです。ありがとうございました。
 貝の歯の精密さにびっくりしました!

○ 話すこと、聞くこと、考えることが楽しいと感じられる体験でした。学級、学級の実態によってこの授業を取り入れられるかどうか・・・だからこそ一年生での段階で、安心して発言できる環境づくりが大切だと改めて感じることができた。
 今の一年生ならおもしろい授業が展開できそうなので、ぜひやってみたいと思う。

○ あっという間に時間が過ぎた。観察したことを生かして、自分で作り出すことができるので楽しかったのだと思う。時間がかかるように思うが、理解することにおいても近道だと思った。ありがとうございました。

○ 美術鑑賞と理科がどのようにつながるのか興味津々でした。「見る・話す・聞く」がつながっていくことを体験できました。「見る・話す・聞くイコール図工・美術のみに使えるのでは」と言っている理科の同僚に、「見る・話す・聞く」は共通することなのだということを伝えたいです。 自然のデザイン力の素晴らしさに、改めて驚かされました。これから、何かを食べたりするとき(魚や貝etc.)今まで以上に見てしまいそうです。

○ 「見て考えることって楽しいんだな」ということを実感しました。
  見れば見るほど考えがうまれるし、考えれば考えるほど見たくなりました。なかなか理科や他の教科でじっくり取り組むことは出来にくいかもしれませんが、図工の鑑賞の中ではぜひ取り入れたいと思いました。

○ 自分の経験や他の人の話から、貝について色々と知り、見るだけでなく触ったり、なぜそうなっているのか考えてみることもおもしろかった。よく見て、話し合い、考えを練り上げていくことは、楽しかった。考える力が育つとも感じた。

○ 『自分が神様になったつもりで、生きるための効率的な形態を考える』というのはとてもおもしろい課題でした。でも、そこに至るまでに、貝殻の合わせから貝柱のあとと目に見えるものから入っていって、考えを深めていくのが楽しかったです。理科(生物)分野のVTS(ヴィジュアルシンキングストラテジー)を以前から話しに聞いてはいましたが、体験できてなるほどと思いました。
○ プロセスにしっかり時間をかけ、子どもが思考すれば結果はスムーズに入ってくるというのを実感した。(発達段階によると思うが)対話を積極的に取り入れることは必要だと日頃思っていたので、今後、図工の鑑賞以外でも取り入れたい。

○ 理科教員ですが、とても参考になりました。実際の授業では、同じように取り入れることは難しいと思いますが、テクニックは少しでも使えると感じます。「なるほど」と考えさせられました。

○ 観察して発見したことを明らかに述べようとすることが、同時に根拠となる事柄はどのようなことかを考えようとする活動に思えました。

○ 身近なものを題材として取り入れられていることから、子どもたちも興味が沸いてくると思いました。そして、そんな身近なものからこそ疑問は出てきます。その疑問に対して「自分で考えたから」→「先生の解説」もとても納得がいきました。ただ、正しい知識を伝えるのではなく、自由な発想が知識へとつながる、とても楽しい時間でした。何より「次が知りたい」「続きを調べてみよう」と思えることを、自分の授業でも子どもたちに伝えていきたいです。

○ 2時間があっという間でした。
  グループで話し合いながら、興味や考えが深まっていくのを感じ、もっと知りたい!と思うようになりました。自分の考えや他の方の考えでグループの意見をまとめていく過程で、房野先生が言われていた「自尊感情」につながっていく感じを持ちました。

研修会について(意見等)
○ 房野先生の研修も、大野先生の研修も大変分かりやすかったです。いろいろな人の意見を聞きながら、対話して深める、少しでも自分の授業に近づけたらと思います。

○ あっという間の2時間半でした。ありがとうございました。とても楽しく学ぶことができました。

○ このような機会があれば参加してみたいと思います。お世話になりました。

○ とてもおもしろい研修会でした。来られた方は、今までと違ったものを見る視点を得ることが出来たの、とてもとてもラッキーだったと思います。どんどん自分から研修に出る方が増えるといいですね。

○ 実際に自分が体験することで、その良さが分かりました。ありがとうございました。

○ 楽しい雰囲気で話しが進められていてリラックス(前半)できました。後半は真剣でしたが・・・ありがとうございました。
  ただ、話しをきくだけではなく、2時間近くこんなに一つのことについて考えたり話 したりしたことも初めてでした!!

○ 他の教科の先生方とのグループ学習は、新鮮でした。

○ グループ活動のおもしろさを体験できました。口・肛門・エラに焦点化することで推理の幅を絞ることができたことから、絵画鑑賞においては情報提供も有意義な展開になるように思いました。

○ 今日は、本当にありがとうございました。また参加させてください。自分が、話すときにグッと力が入って自身がなく話してしまうことも客観的に見えました。ありがとうございました。

○ 質問の時間が欲しかったのですが、生物(二枚貝)のことに対する質問でしたので、自分で調べようと思います。世の中知らないことだらけだと思います。

○ 温かく楽しい雰囲気でした。気軽な気持ちで話し合いに参加することができました。 この雰囲気で授業ができるような学級経営をしていこう!!と思います


参加してくださったすべての先生が研修が楽しく有意義であったと語ってくださいました。こんな研修はそう滅多にはありません。私たちは、仲間が体験し、それがとても有意義であったものについては、未経験の会員に提供するのに併せて、他の方にも研修の場を提供しようと思っています。そうして、体験したくださった方が、口コミで広め、また興味を持たれた方が企画した研修に参加してくださることで輪がどんどん広がって行くといいと思っています。今回講師でお招きした大野先生は京大の教授とは思えない気さくな方で、どこへでもお出かけくださいます。ブログを見られて興味を持たれた方は連絡を取ってみてください。スケジュールが合えば、お越しくださること間違いなしです。
私たちの会も、また来年度招聘を企画しています。
コメント
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