光中の生徒の感想をお届けします。また、再度、男子生徒の読み取りと、その生徒の感想も最後に掲載します。生徒の感想を読んで、対話型鑑賞の授業実践を迷っておられる方、勇気の一歩を踏み出してほしいと思います。それに見合う以上のものを子どもたちは見せてくれますよ。本当に子どもたちはすごいですよ!!
なおこの文は光中生徒向けに発行している「みる・考える・話す・聴く」通信の№4号ですので、生徒に語りかける文体になっていることをご了承ください。
(女子A)
とても難しいと思いました。イメージするのがとても難しく、とくになぜ手を差しのべたのかが、分かりませんでした。でも、とても考えることが楽しかったし、たくさんの意見を聞いて、考えの幅も広がってよかったと思いました。
(男子B)
今日は、一つの絵しかみませんでしたが、一枚をふかく見ることができたのでよかったです。つぎからは、疑問に思ったことは、手を挙げて言おうと思います。
(女子C)
だんだん鑑賞が楽しくなってきて、いつもよりも発表することができたように思いました。「ええ~~そんなこと思ってたんだ!!」とびっくりするような友だちの意見もあって、聞いていて飽きませんでした。早く、次の授業をしたいです!!
(女子D)
今日は、なかなか思いうかばなかったけど、友達の考えも聞いて共感したり、ちがう意見が見つかったりと自分の考えを深めることができたのでよかったです。
(男子E)
今日の授業は、前よりもすごく難しかったです。みんなそれぞれの意見があって、「いいなあー。」と思ったし、自分も意見を言えたので良かったです。
(男子F)
今日の鑑賞では、日本の絵を鑑賞して、少しだけ難しかったけど、皆が積極的に発表していたのでとても素晴らしいと思いました。自分は少しとまどっていたけど皆に向かって発表することができて良かったです。次は、いろいろな人の意見を聞いて自分なりに発表できるといいです。
(女子G)
今日の画は今までのと少し違いました。今までのは、ゴッホの描いた洋画でしたが、今日は有名な雪舟が描いた水墨画でした。2人の人間のまわりの岩のようなものが細かくきれいだなと思います。また2人の人間の白い服の人は着ている服もそうですが、座禅のように座っているため、だるまさんを連想させました。
(女子H)
今日の鑑賞はとても難しかったです。奥が海に見えた人とか陸に見えた人とか、いろんな考えを聞いて自分の考えを深めることができました。
(女子I)
今日の授業で、発表をするというのができなかったので、次こそはできるようにしたいです。今回の絵もまた難しくなりましたが、みんなの想像したことが聞けて、とても楽しかったです。
(女子J)
今日の鑑賞では、いままではゴッホとか西洋っぽい絵だったけど、今日は水墨画でいつもと違っていておもしろかったです。水墨画のような掛け軸もあまり真剣に見たことがなかったけど今日の授業で見てそういう絵にも何かしらのストーリーがあるのかなと思いました。見ているといろいろと想像できて楽しかったです。次はどんな絵を見るか楽しみです。
(女子K)
今日の授業はこの前のゴッホの絵の時よりもいろんな考えがうかびました。皆の発表した意見も自分の考えの参考になったりもしたし、それは違うだろ、や、ああ確かにそうだ、という風にいろいろ感心しました。たくさん考えがうかんで楽しかったし、今回の授業はおもしろかったです。
また、鑑賞の授業やりたいなあ、と思いました。ありがとうございました。
最後に、一人の男子生徒の読み取りと、感想を全文掲載します。「みる・考える・話す・聴く」通信№3で皆さんの読み取りのうち2人の関係について記述してある所を抜粋して紹介しましたが、以下に示すものは、2人の関係性もついてもですが、「どこから思ったのか?」についてがきちんと記述できている点でもしっかりと考えをまとめて書くことができているので、今後の皆さんの参考にしてほしいと思いました。
この場所は始め、洞窟の中か森の中かなと思った。なぜなら、水墨画だからかもしれないが暗い場所のような印象を受けた。しかし木にしてはゴツゴツしているし、全体に広がっているようだったので洞窟の中だと思う。2人の人の関係について、初めは、白い服を着た人が集中してなにかをとなえているのを日本の和尚さんが自分の参考にしようと見ているものだと思った。しかし、よく見てみると和尚さんの持っている手が離れていることに気付いた。そして、僕は白い服の人が悪いことをしてしまったので自分の腕を切り落として和尚さんに預けて白い服の人がこれから死のうと思って心を整理するために集中しているものだと考えた。だが、あの手は和尚さんのものだということが分かってからはかなり悩みました。2人をみていると白い服の人はドカンと座って自分の世界に入り込んでいるようだったけれど、和尚さんはその人に遠慮しているように見えた。なので、和尚さんが弟子で白い服の人が師匠だと思った。だから、和尚さんは自分の腕を切り落とすという強い意志を白い服の人(師匠)に伝えて何かをお願いしているのだと考えた。その何かというのは、座禅だと思った。それは白い服の人の足の組み方や手の位置が座禅のようだったから。でも、何で洞窟の中で座禅なのかなという疑問が残ったが、それは仏教によってそれぞれ違うものなのかなと思った。
そして、彼の感想です。
今日の授業では、最初にみて感じたことから細かくみんなで見ることによってどんどん考えが変化していってるのでおもしろかった。今回はこれまでよりも絵が難しかったのでより深く考えることができた。次は、絵のストーリーを考えるだけではなく、描いた人が何を思ってその絵を描いたかについても考えてみたいです。
彼も書いているように、仲間とみて話すことによって、考えがどんどん変わっていくのって素晴らしいと思いませんか。一人だとこうはいきませんよね。そこがこの鑑賞の楽しくて面白いところだと思います。そして、大事なことは「どこからそう思う?」「そこからどう思う?」です。次回もお楽しみに!!
なおこの文は光中生徒向けに発行している「みる・考える・話す・聴く」通信の№4号ですので、生徒に語りかける文体になっていることをご了承ください。
(女子A)
とても難しいと思いました。イメージするのがとても難しく、とくになぜ手を差しのべたのかが、分かりませんでした。でも、とても考えることが楽しかったし、たくさんの意見を聞いて、考えの幅も広がってよかったと思いました。
(男子B)
今日は、一つの絵しかみませんでしたが、一枚をふかく見ることができたのでよかったです。つぎからは、疑問に思ったことは、手を挙げて言おうと思います。
(女子C)
だんだん鑑賞が楽しくなってきて、いつもよりも発表することができたように思いました。「ええ~~そんなこと思ってたんだ!!」とびっくりするような友だちの意見もあって、聞いていて飽きませんでした。早く、次の授業をしたいです!!
(女子D)
今日は、なかなか思いうかばなかったけど、友達の考えも聞いて共感したり、ちがう意見が見つかったりと自分の考えを深めることができたのでよかったです。
(男子E)
今日の授業は、前よりもすごく難しかったです。みんなそれぞれの意見があって、「いいなあー。」と思ったし、自分も意見を言えたので良かったです。
(男子F)
今日の鑑賞では、日本の絵を鑑賞して、少しだけ難しかったけど、皆が積極的に発表していたのでとても素晴らしいと思いました。自分は少しとまどっていたけど皆に向かって発表することができて良かったです。次は、いろいろな人の意見を聞いて自分なりに発表できるといいです。
(女子G)
今日の画は今までのと少し違いました。今までのは、ゴッホの描いた洋画でしたが、今日は有名な雪舟が描いた水墨画でした。2人の人間のまわりの岩のようなものが細かくきれいだなと思います。また2人の人間の白い服の人は着ている服もそうですが、座禅のように座っているため、だるまさんを連想させました。
(女子H)
今日の鑑賞はとても難しかったです。奥が海に見えた人とか陸に見えた人とか、いろんな考えを聞いて自分の考えを深めることができました。
(女子I)
今日の授業で、発表をするというのができなかったので、次こそはできるようにしたいです。今回の絵もまた難しくなりましたが、みんなの想像したことが聞けて、とても楽しかったです。
(女子J)
今日の鑑賞では、いままではゴッホとか西洋っぽい絵だったけど、今日は水墨画でいつもと違っていておもしろかったです。水墨画のような掛け軸もあまり真剣に見たことがなかったけど今日の授業で見てそういう絵にも何かしらのストーリーがあるのかなと思いました。見ているといろいろと想像できて楽しかったです。次はどんな絵を見るか楽しみです。
(女子K)
今日の授業はこの前のゴッホの絵の時よりもいろんな考えがうかびました。皆の発表した意見も自分の考えの参考になったりもしたし、それは違うだろ、や、ああ確かにそうだ、という風にいろいろ感心しました。たくさん考えがうかんで楽しかったし、今回の授業はおもしろかったです。
また、鑑賞の授業やりたいなあ、と思いました。ありがとうございました。
最後に、一人の男子生徒の読み取りと、感想を全文掲載します。「みる・考える・話す・聴く」通信№3で皆さんの読み取りのうち2人の関係について記述してある所を抜粋して紹介しましたが、以下に示すものは、2人の関係性もついてもですが、「どこから思ったのか?」についてがきちんと記述できている点でもしっかりと考えをまとめて書くことができているので、今後の皆さんの参考にしてほしいと思いました。
この場所は始め、洞窟の中か森の中かなと思った。なぜなら、水墨画だからかもしれないが暗い場所のような印象を受けた。しかし木にしてはゴツゴツしているし、全体に広がっているようだったので洞窟の中だと思う。2人の人の関係について、初めは、白い服を着た人が集中してなにかをとなえているのを日本の和尚さんが自分の参考にしようと見ているものだと思った。しかし、よく見てみると和尚さんの持っている手が離れていることに気付いた。そして、僕は白い服の人が悪いことをしてしまったので自分の腕を切り落として和尚さんに預けて白い服の人がこれから死のうと思って心を整理するために集中しているものだと考えた。だが、あの手は和尚さんのものだということが分かってからはかなり悩みました。2人をみていると白い服の人はドカンと座って自分の世界に入り込んでいるようだったけれど、和尚さんはその人に遠慮しているように見えた。なので、和尚さんが弟子で白い服の人が師匠だと思った。だから、和尚さんは自分の腕を切り落とすという強い意志を白い服の人(師匠)に伝えて何かをお願いしているのだと考えた。その何かというのは、座禅だと思った。それは白い服の人の足の組み方や手の位置が座禅のようだったから。でも、何で洞窟の中で座禅なのかなという疑問が残ったが、それは仏教によってそれぞれ違うものなのかなと思った。
そして、彼の感想です。
今日の授業では、最初にみて感じたことから細かくみんなで見ることによってどんどん考えが変化していってるのでおもしろかった。今回はこれまでよりも絵が難しかったのでより深く考えることができた。次は、絵のストーリーを考えるだけではなく、描いた人が何を思ってその絵を描いたかについても考えてみたいです。
彼も書いているように、仲間とみて話すことによって、考えがどんどん変わっていくのって素晴らしいと思いませんか。一人だとこうはいきませんよね。そこがこの鑑賞の楽しくて面白いところだと思います。そして、大事なことは「どこからそう思う?」「そこからどう思う?」です。次回もお楽しみに!!