二日目の予定の最初は朝の6時30分に宿坊のお勤めに出ることでした。
ということは6時くらいには起きて身だしなみを整えねばなりません。
お勤めが終わると次は場所を変えて護摩焚きの行に立ち会いました。
自然観察ではないですが、カルチャー系ぽいです。
お勤めと護摩焚きが終わると広間に行って直ぐに朝食。
朝食が終わると歯を磨き、慌ただしく荷物を整理して大きな荷物は宿坊に置いて出発です。
普通、旅行中は朝食後にコーヒーの一杯も飲むのですが、そんな暇はありません。
トイレにもゆっくりいけません。
最初はジャンボタクシーで森林学習展示館という所にいきました。
事前にもらっていた説明書によれば、そこでは講師から森の解説を聞くということでしたが、実際には建物には入らず建物の前で念入りなストレッチをしただけでした。
前日、スタッフから二日目は一日目の行程など比較にならない道なき道を歩くと聞かされていましたので、その準備のようでした。
どうやら今回の旅行、自然観察は完全に付けたしのようで、一般の人が入れない場所に行くのが目的のようでした。
私は前日の夕食後、スタッフに険しい道は行かないと伝えていました。
それで、私と80歳のおばあさんは途中まで同行しましたが、道なき道に入る直前に抜けて車に乗せられ、昼食の予定地である森林組合の山小屋に行きました。
山小屋は、かつて高野山周辺から切り出された木材の集積場だった所にありました。
ですから山小屋周辺は広々としていました。
周辺の木立です。
よく整備された周辺の森。
ここではのんびりと過ごしました。
苔の花やら昆虫を見たり。
ちょっと離れて撮った写真。
倒木に苔が生えて、その一部に苔の花が咲いていたのです。
とちの実を拾ったり。
とちの木です。
ここで働く若い女性のスタッフが、お昼に出す予定の具沢山の汁物を作っていました。
山小屋の中。
自然の水道。
地元のスタッフから、木立に吊るしたハンモックで休んだらどうかと勧められましたが断りました。
案の定、戻ってきたツアー参加者がハンモックで寝ると、しっかりと結べていなかったロープが解けてハンモックからずり落ち、叫び声を上げていました。
もちろん、わざとやったわけではないですが、何となく怪しい雰囲気はありました。
道なき道を歩いてきた人達も集合し、風通しのよい戸外でランチです。
手描きのメニュー。
いただいたお弁当。おいしゅうございました。
貰っていた説明書では昼食後、地元の講師から森の話を聞くとありましたが、それもなし。
講師は、言葉で説明するより、道なき道を歩かせて森がどういうものか体で分からせるつもりだったのかもしれません。
そういう森の理解の仕方もあると言えばあるでしょうから。
森の話の代わりにあったのは、地面にシートを敷いて、軽いヨガ風な呼吸法で体と心をほぐしました。
インストラクターになったのはそこで働いているらしい若いスタッフ。
その場所は森林セラピーの基地にもなっているみたいで、その手法ですね。
その後は途中まで歩き、ジャンボタクシーに乗って宿坊に帰還です。
宿坊に着くと解散でした。
早く終わったのですが、東京から来た人達がその日のうちに帰れるよう配慮したみたいです。
というわけで、この旅行の総括。
自然観察がメーンのツアーだと思って行ったらレベルの高いトレッキングツアーだったというところでしょうか。
旅行社の募集の文言が明らかに間違っていました。
私なら「高野山の森林組合で働くガイドと共に、高野山周辺の山々を巡るトレッキングツアー。ガイドは高野山の森林の代表的樹種や歴史もお話されます。夜にはムササビウォッチングを兼ねてナイトハイクに行きます」とでも紹介します。
間違っても「観察」とか「講座」という言葉は使いません。
私は自分の判断でムササビウォッチングに行かなかったり、二日目には道なき道を歩くトレッキングに参加せずに時間を作りましたが、旅行社のスケジュールに従うと、時間的な余裕がまるでないツアーでした。
一日目の弁天岳もゆっくり歩けば特に登るのが困難な山ではなかったと思います。
正直、まるで楽しくない思いを持ったのですが、その原因は急かされたことにあったと思います。
私も日本人ですので、人に迷惑を掛けてはいけないという価値観が身に沁みついています。
ですから自分一人遅れていることに責任を感じ、鼻もかまず、水も飲まず、持っていたストックの長さ調節もせず、少しも歩みを止めることなくひたすら歩き続けたのです。
一方で、なぜ(私にとっては)ハイスピードで山を登らなくてはならないのか、まるで分からなかったのです。
私は去年の秋に吉野川の大歩危にキャニオニングに行っています。⇒ココ
そのツアーは、客観的に見れば今回の山歩きとは比較にならない危険で困難な行程でした。
にもかかわらず、遅れず、疲れず、過激な運動による自律神経系の体調の乱れもなく、とても楽しいものでした。
理由はやはりスピードだったと思います。
自分のペースで歩けるということは多分、とても重要なことなんだと思います。
今回の旅行社はカタログやHPを読むと、とても魅力的な「講座」を幾つも企画しています。
でも実際は違う可能性が大です。
レベルの高い常連さん達はともかく、私は避けておいた方が無難だと思いました。
ということは6時くらいには起きて身だしなみを整えねばなりません。
お勤めが終わると次は場所を変えて護摩焚きの行に立ち会いました。
自然観察ではないですが、カルチャー系ぽいです。
お勤めと護摩焚きが終わると広間に行って直ぐに朝食。
朝食が終わると歯を磨き、慌ただしく荷物を整理して大きな荷物は宿坊に置いて出発です。
普通、旅行中は朝食後にコーヒーの一杯も飲むのですが、そんな暇はありません。
トイレにもゆっくりいけません。
最初はジャンボタクシーで森林学習展示館という所にいきました。
事前にもらっていた説明書によれば、そこでは講師から森の解説を聞くということでしたが、実際には建物には入らず建物の前で念入りなストレッチをしただけでした。
前日、スタッフから二日目は一日目の行程など比較にならない道なき道を歩くと聞かされていましたので、その準備のようでした。
どうやら今回の旅行、自然観察は完全に付けたしのようで、一般の人が入れない場所に行くのが目的のようでした。
私は前日の夕食後、スタッフに険しい道は行かないと伝えていました。
それで、私と80歳のおばあさんは途中まで同行しましたが、道なき道に入る直前に抜けて車に乗せられ、昼食の予定地である森林組合の山小屋に行きました。
山小屋は、かつて高野山周辺から切り出された木材の集積場だった所にありました。
ですから山小屋周辺は広々としていました。
周辺の木立です。
よく整備された周辺の森。
ここではのんびりと過ごしました。
苔の花やら昆虫を見たり。
ちょっと離れて撮った写真。
倒木に苔が生えて、その一部に苔の花が咲いていたのです。
とちの実を拾ったり。
とちの木です。
ここで働く若い女性のスタッフが、お昼に出す予定の具沢山の汁物を作っていました。
山小屋の中。
自然の水道。
地元のスタッフから、木立に吊るしたハンモックで休んだらどうかと勧められましたが断りました。
案の定、戻ってきたツアー参加者がハンモックで寝ると、しっかりと結べていなかったロープが解けてハンモックからずり落ち、叫び声を上げていました。
もちろん、わざとやったわけではないですが、何となく怪しい雰囲気はありました。
道なき道を歩いてきた人達も集合し、風通しのよい戸外でランチです。
手描きのメニュー。
いただいたお弁当。おいしゅうございました。
貰っていた説明書では昼食後、地元の講師から森の話を聞くとありましたが、それもなし。
講師は、言葉で説明するより、道なき道を歩かせて森がどういうものか体で分からせるつもりだったのかもしれません。
そういう森の理解の仕方もあると言えばあるでしょうから。
森の話の代わりにあったのは、地面にシートを敷いて、軽いヨガ風な呼吸法で体と心をほぐしました。
インストラクターになったのはそこで働いているらしい若いスタッフ。
その場所は森林セラピーの基地にもなっているみたいで、その手法ですね。
その後は途中まで歩き、ジャンボタクシーに乗って宿坊に帰還です。
宿坊に着くと解散でした。
早く終わったのですが、東京から来た人達がその日のうちに帰れるよう配慮したみたいです。
というわけで、この旅行の総括。
自然観察がメーンのツアーだと思って行ったらレベルの高いトレッキングツアーだったというところでしょうか。
旅行社の募集の文言が明らかに間違っていました。
私なら「高野山の森林組合で働くガイドと共に、高野山周辺の山々を巡るトレッキングツアー。ガイドは高野山の森林の代表的樹種や歴史もお話されます。夜にはムササビウォッチングを兼ねてナイトハイクに行きます」とでも紹介します。
間違っても「観察」とか「講座」という言葉は使いません。
私は自分の判断でムササビウォッチングに行かなかったり、二日目には道なき道を歩くトレッキングに参加せずに時間を作りましたが、旅行社のスケジュールに従うと、時間的な余裕がまるでないツアーでした。
一日目の弁天岳もゆっくり歩けば特に登るのが困難な山ではなかったと思います。
正直、まるで楽しくない思いを持ったのですが、その原因は急かされたことにあったと思います。
私も日本人ですので、人に迷惑を掛けてはいけないという価値観が身に沁みついています。
ですから自分一人遅れていることに責任を感じ、鼻もかまず、水も飲まず、持っていたストックの長さ調節もせず、少しも歩みを止めることなくひたすら歩き続けたのです。
一方で、なぜ(私にとっては)ハイスピードで山を登らなくてはならないのか、まるで分からなかったのです。
私は去年の秋に吉野川の大歩危にキャニオニングに行っています。⇒ココ
そのツアーは、客観的に見れば今回の山歩きとは比較にならない危険で困難な行程でした。
にもかかわらず、遅れず、疲れず、過激な運動による自律神経系の体調の乱れもなく、とても楽しいものでした。
理由はやはりスピードだったと思います。
自分のペースで歩けるということは多分、とても重要なことなんだと思います。
今回の旅行社はカタログやHPを読むと、とても魅力的な「講座」を幾つも企画しています。
でも実際は違う可能性が大です。
レベルの高い常連さん達はともかく、私は避けておいた方が無難だと思いました。
わたしも 北海道は 強行軍でしたが、 トレッキングは 無かったので 納得は しております
常は 旅慣れた人が企画してくれる旅ですから ついて行くだけです
>苔やら昆虫を見たり<の下のお写真は 何なんですか ?
花の種 ??
少し望遠にして苔が生えていた倒木全体の写真も1枚挿入しました。
窪み部分は水が溜まりやすく、湿気が多いからか、そこだけ花が咲いていました。
今回の旅行は、場所は良かったと思います。
ただ参加者の年齢層も比較的若く、登山技術のレベルも高かったように思います。
その旅行社にとっては、それが当たり前なのかもしれませんが、私のペースではなかったです。
目的もズレていましたし。
こういうことは体験しないと分かりません。
大手の旅行社でも自分に合わない旅行社があるのと同様だと思います。
新しい旅行社は気をつけないといけないみたいです。
ツアーはお任せであちこち効率的に連れて行ってくれるので、楽な場合もあります。
ただ「ゆっくり巡る」が実際には時間に追われて駆け足だったりすると今回のようになります。
私が利用するような小さな旅行社は個性的なツアーを企画してますが、それはそれで注意が必要みたいです
ツアーはどうしても最大公約数的な線を狙うし、
自分の希望にピッタリ合うわけもなし。
マニアックで拘りのある同好会的ツアーなのに、
すそ野を広げようとして看板に偽りありの募集をしてしまった
という感じかな。
あの~、お弁当のお品書きにあるオクトネとは何ですか?
カルチャー系は、それはそれで面白そうなのです。
今年はコロナで前者が出来なくなり、高野山のツアーは話しぶりから推測すると前者の担当者が企画したのかもしれません。
旅行社も生き延びるのに必死だし、厳しいことは言えません。
オクトネは私も何だろうと思いました。
実際に出てきたのは緑色した山クラゲの炒め物風のものでした。
写真では、分かり辛いですが高野豆腐の左上です。
山クラゲかどうかは確信は持てません。
オクトネって、初めて聞きますし、ネットで調べても出てきません。
謎です。
スタッフさんがキャンプみたいにお料理して振る舞ってくださるなんて、至れり尽くせりです。
お弁当の品数も多くて美味しそう。
元気に行って来られてよかったですね。
若い人が多く、とても親切なんだけどきめの細かさはないみたいな。
だから自分で気をつけないとちょっと危ないんです。(ハンモックのこととか)
お弁当は地元のお弁当屋さんのものだと思います。
高野山らしく精進料理。
汁物とお茶はその場で作ってくださいました。
美味しかったです