脳も体の一部。意識のありようで変化する。
本当に「脳が委縮した」から「認知症になった」のか、それとも「認知症になった」から「脳が委縮した」のか。
予定では8時半過ぎには片付けにかかり、9時15分から10時前まで休憩兼外出準備、だった。
予定より早く9時前に炬燵に潜り、気が付けば9時20分。急ぐことはない。
9時40分、炬燵から這い出す。
思った以上に炬燵の外は冷える。
「そりゃ、炬燵に潜ってたんだもの」と一瞬苦笑してみた。が、本当に予想以上に冷える。どうなってんだ、これは。
それでも外に出る準備を終えて外を見る。
何だか寒々しい景色に重苦しさまで加わって、降雨が早まりそうな気配。
慌てて天気予報を見ると昨夜の予報では「夕方から雨」となっていたのに、いつの間にか昼前から降水、それも雨ではなく雪。それも「湿雪」とある。
乾いた雪ならともかく、湿雪ってのはバイクも車も乗りたくない奴だ。
バイクならヘルメットシールドに張り付いて視界を遮る、クルマならワイパーを使っても拭き筋がくっきりと残る。何より開けたままじゃ走れない。
仕方がない。一日繰り延べていたけれど、再度繰り延べ、とするか。
午後2時40分。
すっかり荒天になり、時折り寒風で障子が怯えたような音を立てる。