長島充-工房通信-THE STUDIO DIARY OF Mitsuru NAGASHIMA

画家・版画家、長島充のブログです。日々の創作活動や工房周辺でのできごとなどを中心に更新していきます。

224. フィールドノートから 西印旛沼・今年の鳥見おさめ

2015-12-29 21:01:15 | 野鳥・自然

今年もいよいよエンディングに向かって秒読みの時期に入ってきた。今月の25日と29日にひさびさに工房の近くの西印旛沼に野鳥観察に出かけた。いつもと志向を替えて記録をつけているフィールドノート(野帳)の内容をご紹介する。

・12/25(金)晴れ(風はほとんどないが寒い)16:33、日の入時間前後の西印旛沼北東部とその周辺、3地点をサイクリングロード沿いにMTBで移動しながら観察した。以下、フィールドノートより。重要と思われる種は性別や観察数を記載した。

<観察種> ヨシガモ(♂×93羽♀×82羽)、マガモ、カルガモ、オナガガモ、トモエガモ(♂×2羽♀×1羽)、コガモ、キンクロハジロ、ミコアイサ(♂×1羽♀×3羽)、カイツブリ、カンムリカイツブリ(23羽)、ハジロカイツブリ(×52羽)、キジバト、カワウ(×361羽)、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、セグロカモメ、トビ、チュウヒ(×4羽)、オオタカ(幼鳥×1羽)、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、シロハラ、ヒタキsp(声×1)、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン。以上39種を観察。

※ ヨシガモは沼の北東部水面に固まっていた。トモエガモはオナガガモの大きな群れの中に混ざっていた。チュウヒとオオタカ幼鳥はヨシ原上を低く飛翔した。風が弱く沼の水面は穏やかで水鳥の観察がしやすかった。日の入後しばらくして東の空からオレンジ色の不気味な月がゆっくりと上がってきた。とても幻想的な風景である。

・12/29(火)晴れ、風がある。寒い。午前中から午後にかけ日中に西印旛沼(と、その周辺)の萩原入り口から船戸大橋まで、6地点をサイクリングロード沿いにMTBで時計回りに移動しながら観察した。以下、25日同様、フィールドノートより。重要と思われる種は性別と観察数を記載した。

<観察種> キジ、ヨシガモ(♂×54羽♀×64羽)、マガモ、カルガモ、オナガガモ、トモエガモ(♂×20羽♀×11羽)、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ(♂×6羽♀×8羽)、カイツブリ、カンムリカイツブリ(×45羽)、ミミカイツブリ(×2羽)、ハジロカイツブリ(×44羽)、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ユリカモメ、セグロカモメ、ミサゴ(×2羽)、トビ、チュウヒ(×6羽)、ハイイロチュウヒ(♀×1羽)、ノスリ(×1羽)、カワセミ、ハヤブサ(×1羽)、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ(♀×1羽、声×3)、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン。以上53種を観察。他、シナガチョウ、カワラバト。

※トモエガモは25日と同じくオナガガモの大きな群れの中に混ざっていた。ここでは少ないミミカイツブリ2羽が沼中央の水面に観察された。猛禽類6種が観察された。ベニマシコをヨシ原で観察した。日中であることと25日より観察範囲を広くしたことでより多くの種類と数が観察できた。

以上、フィールドノートの記録を拾い書きしてみた。

画像はトップが冬の印旛沼の名物、冬羽に換羽したカンムリカイツブリ。下が向かって左から沼水面に浮かぶマガモの群れ、近年、生息数が減少しているコサギ、沼の風景3カット。