夜の大館駅から弘前経由で青森駅に到着して、すぐに乗り換えた夜行急行「はまなす」号の自由席は満席。
青春18きっぷでは乗れない「はまなす」号の青函区間の急行料金と運賃を追加で払ったのに、仕方なく立ったままでの青函トンネル通過と北海道上陸となる。
こういう昔ながらの雑多な夜汽車って、最近はホント滅多に見かけなくなったね。
尤も立ちんぼうは結構ツライんだが…
深夜2時前に函館駅に到着した夜の急行「はまなす」は、札幌を目指し発車していく。
優等列車には乗れない青春18きっぷの乗客である僕はここで降りて、明日の始発の函館本線の鈍行を待つ。
結局このまま、昔取った杵柄とばかりに駅前でステーション・ビバーク(駅寝)。
「函館駅では学生時代に何度も駅寝したなぁ…懐かしい。青函連絡船時代の三角屋根の駅舎にはホント世話になったもんだ…」
以前は函館駅には野良ねこが住み着いていて、朝には始発前になると駅寝している野郎達を起こして周ってくれていたのだが、今朝はねこのモーニングコールはなくて朝露の冷たさで目が覚めた。
盂蘭盆会前だというのに北海道の夜明けは既に秋の気配だ。
寝呆け眼でプラットホームへ行くと、朝陽を顔一杯に浴びて長万部行きの始発鈍行が待っていた。
(つづく)
青春18きっぷでは乗れない「はまなす」号の青函区間の急行料金と運賃を追加で払ったのに、仕方なく立ったままでの青函トンネル通過と北海道上陸となる。
こういう昔ながらの雑多な夜汽車って、最近はホント滅多に見かけなくなったね。
尤も立ちんぼうは結構ツライんだが…
深夜2時前に函館駅に到着した夜の急行「はまなす」は、札幌を目指し発車していく。
優等列車には乗れない青春18きっぷの乗客である僕はここで降りて、明日の始発の函館本線の鈍行を待つ。
結局このまま、昔取った杵柄とばかりに駅前でステーション・ビバーク(駅寝)。
「函館駅では学生時代に何度も駅寝したなぁ…懐かしい。青函連絡船時代の三角屋根の駅舎にはホント世話になったもんだ…」
以前は函館駅には野良ねこが住み着いていて、朝には始発前になると駅寝している野郎達を起こして周ってくれていたのだが、今朝はねこのモーニングコールはなくて朝露の冷たさで目が覚めた。
盂蘭盆会前だというのに北海道の夜明けは既に秋の気配だ。
寝呆け眼でプラットホームへ行くと、朝陽を顔一杯に浴びて長万部行きの始発鈍行が待っていた。
(つづく)